2025年2月28日にiPhone 16eが発売されましたね。
そこで疑問に思ったのですが…
- A15 Bionicと、A18ってどのくらい性能が違うの??
- iPhone 14と16、13と16は何が違うの??
- iPhone SE3と16eは何が違うの??
- コストパフォーマンスを考えたらどれがいいの??
この疑問を解決するためにA15 BionicとA18を比較してみました。
A15 BionicとA18が搭載されている端末
まずはA15 BionicとA18が搭載されている端末を解説します。
ちなみにこの情報は2025年2月時点のものになります。
A15 Bionicを搭載している端末
まずはじめにA15 Bionicを搭載している端末はこちら。
- iPhone 13シリーズ
- iPhone 14/14 Plus
- iPad mini 第6世代
- iPhone SE3
- Apple TV 4K
A18を搭載している端末
次にA18を搭載している端末がこちら。
- iPhone 16/16 Plus/16e (A18)
- iPhone 16 Pro/16 Pro Max (A18 Pro)
A15 BionicとA18のCPU/GPU性能を比較
次にA15 BionicとA18のCPU/GPU性能を比較していきます。
利用したベンチマークツール (cpu-monkeyより)
- CPU性能:Geek Bench6
- GPU性能:iGPU-FP32
A15 BionicとA18のCPUスペックを比較
プロセッサー | CPUコア数 | ベンチマーク |
---|---|---|
A15 Bionic | 高性能コア:2 高効率コア:4 | 5402 |
A18 | 高性能コア:2 高効率コア:4 | 8492 |
A15 Bionicと比較して、A18のほうが約1.6倍ほどスペックがいいことがわかりますね。
このくらいの差であれば普通の使い方であればほとんど違いはわからないと思います。
少しアプリのインストールが早かったり、再起動の時間が早くなるくらいですね。
A15 BionicとA18のGPUスペックを比較
次にGPUスペックを比較します。
ちなみにA15 BionicはGPUコアが4コアモデルと5コアモデルの2種類があります。
プロセッサー | GPUコア数 | ベンチマーク |
---|---|---|
A15 Bionic 4コアモデル | 4コア | 1200 |
A15 Bionic 5コアモデル | 5コア | 1500 |
A18 | 4コア | ? (1720の予想) |
A18 | 5コア | 2150 |
A18 Pro | 6コア | 2580 |
A15 Bionic(5コアモデル)と比較してA18は約1.4倍スペックが上がってますね。
そこまで大きな進歩には見えませんが、それでも3Dのゲームをするときでもラグが少なくなったりします。
ちなみにA15 Bionic(4コアモデル)とA18 Proで比較すると約2.1倍違うので、体感でもスペックが上がっていると感じられるでしょう。
つまり、よりなめらかな映像でゲームが楽しめるということですね。
A18はバッテリー保ちがいい
A18はスペックが上がっているだけでなく、バッテリーの保ちも良くなっています。
まずは、iPhone 13と14、16を比較してみましょう。
端末 | ビデオ再生時間 |
---|---|
iPhone 13 | 19時間 |
iPhone 14 | 20時間 |
iPhone 16 | 22時間 |
iPhone 13、14、16で比較すると、iPhone 16が最大で3時間増えてますね。
次にiPhone 13 Proと16 Proを比較してみます。
端末 | ビデオ再生時間 |
---|---|
iPhone 13 Pro | 22時間 |
iPhone 16 Pro | 27時間 |
iPhone 13 Proと16 Proで比較すると5時間も増えてます。
最後にiPhone SE3と16eを比較してみます。
端末 | ビデオ再生時間 |
---|---|
iPhone SE3 | 15時間 |
iPhone 16e | 26時間 |
なんとiPhone 16eは11時間も増えています!!
ビデオ再生はかなりバッテリー消費が激しいので、ネットを見たり音楽を聞いたりするときはさらにバッテリーの保ちが良くなったことが感じられそうですね。
iPhone 13と16、14と16、SE3と16eの違いをチェック
次にiPhone 13/16、iPhone 14/16、そしてiPhone SE3/16eの違いを見てみましょう。
スペックと値段もそうですが、機能も違っているのでそういった点をチェックしていきます。
iPhone 13/16を比較
iPhone 13はA15 Bionicの4コアモデル、iPhone 16はA18を搭載しています。
3世代も変わるといろいろ機能が進化しています。
まずは変わった点をリストアップしていきます。
- 衝突事故検出機能
- カメラ:アクションモード
- Dynamic Island搭載
- カメラ:48MPに進化
- USB-C対応
以降で細かく見ていきます。
衝突事故検出機能が追加
iPhone 16には衝突事故検出という機能が搭載されています。
車での事故などが発生した時に自動で緊急連絡先に通報してくれる便利な機能です。
カメラにアクションモードが追加
iPhone 16にはカメラにアクションモードというものが搭載されています。
手ブレが全くない状態でムービーが撮れるというものです。
そういった凝ったムービーを撮りたい人には念願の機能ですね。
Dynamic Islandを搭載
iPhone 14 Proで初めて搭載され、iPhone 16にも搭載されたDynamic Island、これは説明するよりも画像を見た方が早いですね。
今まではフロントカメラなどのセンサーはフレームの一部でしたが、画面の一部に組み込まれる形になりました。
これはデザイン的な変更なので、機能が大きく変わったというところではないですね。
カメラが進化
iPhoneの通常モデルはメインカメラ、超広角カメラの2カメラシステムでしたが、iPhone 16ではメインカメラが12MPから48MPに大幅進化しました。
これによってさらにきめ細かい写真を撮ることができるようになります。
特に写真を拡大した時にかなり差が出てくると思います。
USB-Cに対応
できるようになったこととは少し違う話題になりますが、これが一番大きな変更点ではないでしょうか??
iPhoneは今までずっとApple独自のLightningケーブルを使用してきました。
それがiPhone 16ではUSB-Cという別のケーブルに対応しています。
- 充電速度の向上
- 動画の転送速度向上
- 対応端末の拡大
変更された理由は不明ですが、考えられる理由はこの三つです。
これからの時代は画像やテキストよりも動画コンテンツがメインになってくると考えられています。
そのために必要なのが動画などの大きなデータをより早く転送するための通信速度。
それにUSB-Cは他のスマートフォンやタブレットPCでも広く普及していますしね…
iPhone 14/16を比較
次はiPhone 14/16の違いをチェックします。
iPhone 14はA15 Bionic 5コアモデル、iPhone 16はA18を搭載しています。
違いはほとんどiPhone 13/16の時と似ているのでリストアップだけ記載します。
- Dynamic Island搭載
- カメラ:48MPに進化
- USB-C対応
iPhone SE3/16eを比較
次はiPhone SE3/16eの違いをチェックします。
デザインが大きく変わっていることもあり、いろいろなところが変わっています。
- 衝突事故検出機能
- カメラ:アクションモード
- カメラ:シネマティックモード
- Dynamic Island搭載
- カメラ:48MPに進化
- USB-C対応
- 画面サイズが4.7インチから6.1インチに拡大
- ディスプレイが液晶から有機ELに変更
- 指紋認証から顔認証に変更
画面サイズは見たまま大きくなっており、有機ELも見た目の変化は少ないので詳細は省きます。
指紋認証から顔認証に変更
指紋認証で慣れている人にとってはネックになる部分かもしれませんね。
実際自分も指紋認証から顔認証に変えたときはどうなることかと思っていましたが…
- マスクをしてても大丈夫
- メガネをしてても大丈夫
- 寝起きも大体大丈夫
と、実際使ってみるとかなりスムーズに使えています。
むしろ指紋認証の方が冬などで手が乾燥している時に認証しないことがたまにあったので、こっちの方が便利だと感じるようになりました。
A15 BionicとA18を比較:まとめ
ということでA15 BionicとA18について性能と値段を比較してみました。
- A18はA15 BionicよりCPUが1.6倍、GPUが1.4倍以上良い
- バッテリーを重視するならiPhone 16eの一択
A18を搭載する機種ではiPhone 16eが一番コスパがいいですね。
ギリギリ10万を切るくらいの値段にはなってしまいますが、今のiPhoneで一番安いのは間違いありません。
他のiPhoneのCPU同士を比較した記事もありますので是非チェックしてみてください!!