こんにちは、この記事ではボクシング世界フェザー級のランキングをまとめました!!
フェザー級というとあの井上尚弥選手がキャリアの終盤に転向する可能性がある階級です。
実は2011年4月8日に長谷川穂積さんがフェザー級王座陥落してから、一度も日本人が世界チャンピオンになっていない階級です。
そんなフェザー級(55.338~57.153kg)について、世界ランキングの上位にランクインしている選手をまとめました!!
WBA、WBC、WBO、IBF、リングマガジンにランクインされているボクサーをまとめましたので、是非チェックしてみてください!!
- 選手の名前は英語名をGoogle翻訳しているため、おかしい場合もありますがご了承ください
- 表示の順番は独自の基準で記載しています
(チャンピオンである、複数団体にランクインしている、などが上位に来る理由です) - スーパー王座、暫定王座、休養王座は「スーパー」、「暫定」など省略します
- Top10以上にランクインしている選手のみ記載しています
【ボクシング】世界フェザー級ランキング一覧
名前 | WBA | WBC | IBF | WBO | RING |
---|---|---|---|---|---|
アンジェロ・レオ | - | - | 王者 | - | 2 |
ニック・ボール | 王者 | - | - | - | 3 |
レイ・バルガス | - | 王者 | - | - | 4 |
ラファエル・エスピノーサ | - | - | - | 王者 | 6 |
ブランドン・フィゲロア | - | 暫定 | - | - | 7 |
ブルース・カーリントン | 2 | 2 | 6 | 2 | - |
ロベイシー・ラミレス | - | 1 | 5 | 1 | 9 |
スティーブン・フルトン | 1 | 4 | - | 3 | - |
亀田和毅 | - | - | 1 | 5 | - |
レイモンド・フォード | 5 | - | 9 | - | 8 |
ミルコ・クエロ | 3 | 10 | - | - | 10 |
リー・ウッド | - | - | - | - | 1 |
スレイマン・セガワ | - | 3 | - | 9 | - |
ルイス・アルベルト・ロペス | - | - | 8 | - | 5 |
ジョナサン・ロペス | - | - | 3 | - | - |
カルロス・カストロ | 9 | 6 | - | - | - |
アーノルド・ケガイ | - | - | - | 4 | - |
ヘクター・アンドレス・ソーサ | - | - | 4 | - | - |
オタベック・コルマトフ | 4 | - | - | - | - |
ナザニエル・コリンズ | - | 5 | - | - | - |
松本圭佑 | - | 9 | 7 | - | - |
ルイス・ネリー | - | - | - | 6 | - |
堤駿斗 | 6 | - | - | - | - |
ジョン・ソン・ガン | - | - | - | 7 | - |
ルーベン・ヴィラ | - | 7 | - | - | - |
ロニー・リオス | 7 | - | - | - | - |
阿部麗也 | - | 8 | - | - | - |
藤田健児 | - | - | - | 8 | - |
ビクター・モラレス | 8 | - | - | - | - |
レラート・ドラミニ | - | - | 10 | - | - |
セルジオ・サンチェス | - | - | - | 10 | - |
中野幹士 | 10 | - | - | - | - |
【ボクシング】世界フェザー級ランキング:気になる選手を解説
一覧だけだと面白くないので、個人的に気になっている選手たちをピックアップして解説していきます。
ニック・ボール
- 戦績:22戦21勝12KO無敗1分
- 身長:157cm
- リーチ:165cm
- 出身:イギリス
- 構え:オーソドックス
- 年齢:27歳
現WBA世界フェザー級チャンピオンであるニック・ボール。
彼の特徴はなんといってもその体格です。
フェザー級でありながら身長157cmとかなり小柄です。
しかし小柄であるため、ごりごりのインファイトを得意としていることも特徴です。
2024年3月8日に当時のWBC世界フェザー級チャンピオンであったレイ・バルガスに挑戦しました。
2度のダウンを奪いましたが、まさかのドローで王座獲得とはなりませんでした。
しかしこの試合が評価されたのか、2024年6月1日に今度はWBA世界フェザー級チャンピオンであったレイモンド・フォードに挑戦しました。
ほぼ互角の勝負を繰り広げましたが、2-1の判定で勝利し、見事王座を獲得しました。
2024年10月5日にはロニー・リオスとの初防衛戦でTKO勝利を飾りました。
他団体のチャンピオン、特にWBOチャンピオンのエスピノサとの超身長差対決が見てみたいですね。(身長差約30cm)
レイ・バルガス
- 戦績:38戦36勝22KO1敗1分
- 身長:178cm
- リーチ:182cm
- 出身:メキシコ
- 構え:オーソドックス
- 年齢:33歳
元WBC世界スーパーバンタム級王者、そして現WBC世界フェザー級王者であるレイ・バルガス。
彼はスーパーバンタム時代にゲビン・マクドネルやロニー・リオス、アザト・ホヴァニシアン、そして亀田和毅選手といったトップファイター達を相手にベルトを防衛していました。
そして怪我による2年以上のブランクを空けてフェザー級戦線に参戦。
当時のWBC世界フェザー級王者であったマーク・マグサヨに挑戦し、9Rにダウンを喫したものの終始優位に試合を進めて2-1の判定で勝利し、WBC世界フェザー級王座を獲得しました。
このままフェザー級でしばらく戦っていくのかと思いきや、2023年2月に一つ上の階級であるスーパーフェザー級のWBC王座決定戦に挑戦しました。
しかしこの試合は0-3の判定でキャリア初の黒星を喫し、3階級制覇ならず…
結局はフェザー級に残るようで、2024年3月8日にサウジアラビアでニック・ボールとの防衛戦が行われました。
疑惑も含めて2度のダウンを喫しましたが、なぜかドロー防衛になりました。
WBCはメキシコ人に緩いところが出てしまった気がしますね…
一応防衛したものの、評価は上がらなかったと思います…
ブランドン・フィゲロア
- 戦績:27戦25勝19KO1敗1分
- 身長:173cm
- リーチ:184cm
- 出身:アメリカ
- 構え:オーソドックス
- 年齢:27歳
元WBC世界スーパーバンタム級王者のブランドン・フィゲロア。
彼のことを知っている方は結構いると思います。
というのも、スーパーバンタム級時代にあのルイス・ネリが当時保持していたWBC世界スーパーバンタム級王座に挑戦、7RにボディブローでネリからKO勝利を上げて少し話題になりましたね。
その後WBO世界スーパーバンタム王座を保持するスティーブン・フルトンとの2団体王座統一戦を行い、惜しくも2-0の判定負けを喫してしまいました。
そしてフェザー級転向後、マーク・マグサヨとのWBC暫定王座決定戦で3-0の判定勝ちを収めました‼︎
今後は正規王者のレイ・バルガスと対戦するのか、それとも唯一の敗北を喫したフルトンとフェザー級で再戦に挑むのか…
そんなフィゲロア、約1年ぶりにカネロVSムンギアのアンダーカードで試合が行われました!!
相手は元WBO世界スーパーバンタム級王者であるヘスス・マグダレノでしたが、見事9R終盤にボディブローでKO勝利を収めました!!
次こそはレイ・バルガスとの統一戦をしてほしいですね。
ルイス・アルベルト・ロペス
- 戦績:33戦30勝17KO3敗
- 身長:163cm
- リーチ:169cm
- 出身:メキシコ
- 構え:オーソドックス
- 年齢:31歳
元IBF世界フェザー級王者であるルイス・アルベルト・ロペス。
彼は元IBF王者であったジョシュ・ワーリントンに僅差の2-0で判定勝利を収め王座に輝きました。
さらに2023年5月27日にマイケル・コンランとの試合でTKO勝利を納めました!!
2023年9月15日のジョエット・ゴンザレスとの防衛戦は中差での判定勝利を収めました。
そして2024年3月3日、ついに日本の阿部麗也選手との試合が行われました!!
結果は8RTKOでロペスが防衛に成功しました。
終始圧倒というか、阿部選手は完全に押されてましたね…
2024年8月10日には元WBO世界スーパーバンタム級王者であるアンジェロ・レオとの対戦が行われました。
戦前はロペスの有利と見られていましたが、なんと10Rに左フックをまともにもらってしまい、初のKO負けを喫して王座陥落してしまいました…
元々井上尚弥選手とやりたいと言っていましたが、残念な結果になってしまいましたね…
ネット上では井上尚弥とやりたい、と言うと王座陥落してしまう選手がいるため「井上尚弥の呪い」などと言われたりしています。
ロベイシー・ラミレス
- 戦績:16戦14勝9KO2敗
- 身長:168cm
- リーチ:173cm
- 出身:キューバ
- 構え:サウスポー
- 年齢:30歳
元WBO世界フェザー級王者であるロベイシー・ラミレス。
彼はもともとアマチュアのトップファイターで、なんとあのシャクール・スティーブンソンにも勝利したことがあるほどの選手です。
2023年4月1日に行われたアイザック・ドグボエとのWBO世界フェザー級王座決定戦に勝利し、見事王座に輝きました。
そして、2023年7月25日清水聡選手との試合が行われました!!
結果はラミレスの5RTKO勝利となりましたね。
かなり差を感じましたし、あのアッパーは見事でした…(ちなみにトランクスに書かれた”電車”の文字も少し話題になりましたねw)
そして2023年12月9日にはラファエル・エスピノサとの防衛戦が行われました。
この試合も難なく防衛すると思っていましたが…
なんと大番狂せが起こり0-2の判定負けを喫してしまいました!!
5Rにダウンを奪いましたが、エスピノサがとんでもない根性を見せ、逆に12Rにはダウンを奪い返され、非常に僅差でしたが王座陥落してしまいました…
2024年6月29日にテオフィーモ・ロペスの防衛戦のアンダーカードとして復帰戦が行われ、結果は7RTKO勝利を収めて復帰に成功しました。
次はエスピノーサとの再戦が組まれて欲しいところですね!
アンジェロ・レオ
- 戦績:26戦25勝12KO1敗
- 身長:168cm
- リーチ:174cm
- 出身:アメリカ
- 構え:オーソドックス
- 年齢:30歳
現IBF世界フェザー級チャンピオンであるアンジェロ・レオ。
彼は2020年8月1日にWBO世界スーパーバンタム級王座を獲得しており、2階級制覇を達成しています。
しかしタイトルを獲得したのも束の間、2021年1月23日に初防衛戦であのスティーブン・フルトンと戦い、0-3の判定負けを喫して王座陥落となってしまいました。
その後2021年6月19日に復帰戦で勝利を収めますが、プロモーターとのいざこざで約2年半もの間試合ができない状況に陥ってしまいます…
2023年11月1日にブランク明け、かつ初のフェザー級での試合でTKO勝利を収め、そこからさらに2連勝を収めます。
そしてついに、2024年8月10日に当時のIBF世界フェザー級王者であったルイス・アルベルト・ロペスに挑戦しました。
試合前は完全にアンダードッグだったレオでしたが、なんとまさかの10RKO勝利を収め、タイトル獲得と共に2階級制覇を達成しました!!
これは将来井上尚弥選手とやる可能性が出てきましたね。
その前に亀田和毅VSレラート・ドラミニの勝者とやる可能性が高いので、こちらの動向も楽しみですね。
ちなみにレオはあのドネアのスパーリングパートナーもしていたことがあります。
ラファエル・エスピノサ
- 戦績:25戦25勝21KO無敗
- 身長:185cm
- リーチ:188cm
- 出身:メキシコ
- 構え:オーソドックス
- 年齢:30歳
WBO世界フェザー級王者であるラファエル・エスピノサ。
彼は2023年12月9日に行われたロベイシー・ラミレスとのタイトルマッチで大番狂わせを起こし、見事チャンピオンに輝いた選手です。
戦前は完全なアンダードッグで、ラミレスが勝利して当然と思われていましたが、5Rにダウンを奪われたあとに巻き返し、12Rには逆にダウンを奪い返す大健闘を見せました。
戦績は無敗であること、高いKO率を誇っていることもそうですが、何よりフェザー級としては規格外の身長、リーチを誇っています。
もしも井上尚弥選手がフェザー級にあげてその時まだエスピノサがチャンピオンであったとき、20cmもの身長差があることになります。
このまま防衛を続けて井上選手とぶつかってほしいですね。
初防衛戦として2024年6月21日にセルジオ・サンチェスとの試合が行われ、4RTKO勝利を飾りました。
スティーブン・フルトン
- 戦績:23戦22勝8KO1敗
- 身長:169cm
- リーチ:179cm
- 出身:アメリカ
- 構え:オーソドックス
- 年齢:30歳
元WBC・WBO世界スーパーバンタム級統一チャンピオンのスティーブン・フルトン。
彼は2021年11月27日に対向王者であったWBCチャンピオンのブランドン・フィゲロアと統一戦を行い、判定で勝利し2団体統一王者になりました。
そして2022年6月4日には元WBAスーパー・IBF2団体統一王者であったダニエル・ローマンとの防衛戦も大差の判定で勝利しています。
KO率はそこまで高くないですが、テクニシャンであることは間違いありません。
また、井上尚弥選手についても言及しており、「俺が圧勝する」と豪語していました。
そんな中、井上尚弥選手との試合日が2023年7月25日に行われましたね!!
苦戦も予想していましたが、なんと井上尚弥選手が8RTKOでフルトンを倒しました!!
しかしフルトンもさすがチャンピオン、スピードと長いリーチを活かしてクリーンヒットを当てていましたね。
本当に素晴らしい試合でした!!
そこからしばらく音沙汰がない状態でしたが、2024年9月14日にカネロVSベルランガのアンダーカードで復帰戦が行われました。
相手のカストロはネリとは僅差で負けており、フィゲロアにはKOで負けているため、フルトンとしては絶対に落とせない相手ですね。
結果は5Rにダウンを奪われるも、2-1の僅差判定勝利となりました。
クリーンヒットの数はフルトンのほうが多かったですが、いつものフルトンでは無いように見えましたね。
ちなみに、フルトンの試合動画をまとめた記事もありますので、気になる方は是非チェックしてみてください。
個人的にはフェザー級でも全然通用すると思っているので、フェザー級でチャンピオンになったら井上尚弥との再戦、なんてなればすごくドラマのある話になりますね!!
阿部麗也
- 戦績:30戦25勝10KO4敗1分
- 身長:172cm
- リーチ:??
- 出身:日本
- 構え:サウスポー
- 年齢:31歳
次期IBFフェザー級指名挑戦者となった阿部麗也選手。
彼はサラリーマンをする傍らでプロボクサーをやっています。
普通に考えれば二足のわらじでできるほど甘い世界ではないと考えますが、阿部選手はそれでもやれるんだというところを世のサラリーマンに向けて見せていきたい、と語っています。
そんな彼は2023年4月8日に行われたキコ・マルチネスとのIBF挑戦者決定戦に3-0の大差判定勝利を収め、ついに世界チャンピオンへの王手をかけることができました。
そしてついに、2024年3月3日にロペスとのタイトルマッチが行われました!!
結果は残念ながら8RTKO負けとなり、長谷川穂積さん以来のフェザー級チャンピオンに輝くことはできませんでした…
ところどころいいパンチを当てていましたが、効かせているシーンがなかったのでポイントもほとんど取れてなかったと思います…
初めての挑戦ということで色々なプレッシャーはあったと思いますが、本当にお疲れ様でしたと言いたいです。
亀田和毅
- 戦績:46戦42勝23KO4敗
- 身長:171cm
- リーチ:170cm
- 出身:日本
- 構え:オーソドックス
- 年齢:33歳
日本では有名な亀田一家の三男であり、元WBO世界バンタム級王者、元WBC世界スーパーバンタム級暫定王者でもある亀田和毅選手。
彼は亀田興毅さん、大毅さんと違って15歳の頃にメキシコへ単身武者修行に行きます。
そして2013年8月1日に行われた試合でWBO世界バンタム級王座を獲得し、3度の防衛に成功します。
しかし2015年5月と9月に行われたジェイミー・マクドネルとの試合では連敗を喫してしまいました。
元々この試合はWBO、WBA二つのベルトをかけた統一戦になる予定でしたが、マクドネルが”スーパー”王座でなかったため、WBOは統一戦と認めず、亀田和毅選手からベルトを剥奪しました
※ちなみにこの時のWBAスーパー王者はファン・カルロス・パヤノでした
パヤノといいマクドネルといい、井上尚弥選手にゆかりのある選手ばかりですね…
その後スーパーバンタム級に階級を上げ、2018年11月12日に行われた試合でWBC世界スーパーバンタム級暫定王座を獲得します。
そして2019年7月13日に正規王者であるレイ・バルガスとの団体内統一戦が行われました。
残念ながらこの試合も敗北してしまい、正規王座獲得とはなりませんでした。
その後約2年のブランクを経て復帰戦に勝利し、WBA挑戦者決定戦にも勝利しました。
しかしその後、アフマダリエフと挑戦者決定戦を再び行うようWBAから指令が出てしまいます。
減量もきつかったようなので、フェザー級に転向することになりました。
これについて、アフマダリエフから逃げたと言われることもあるみたいですが、先の見えない状況と年齢、厳しい減量を考えればしょうがなかったとも思います。
そして、2023年10月7日に行われたIBF2位決定戦でレラート・ドラミニと試合が行われました。
ですが格下と思われていた相手にまさかの判定負け…
本人は再起を決めているようですが、あの戦い方ではベルトを目指すことすら難しいように思えます…
2024年3月31日に行われた試合では急遽ドラミニから変更された相手に5R棄権勝ちを収めました。
ひとまずは首の皮一枚繋がった印象ですね。
そして2024年8月24日、まさかのドラミニとの再戦が行われました!!
結果はダウンを5Rにダウンを奪っての2-1判定勝利。
どうにか指名挑戦者の権利を得ることができましたね。
しかし、圧勝と言うには程遠い内容で、今のままではアンジェロ・レオに勝つのは厳しいでしょうね…
さらにレベルを上げてから挑戦が決まるのを待つばかりです。
【ボクシング】世界フェザー級ランキング一覧:まとめ
以上、ボクシングフェザー級世界ランキング一覧と気になるボクサーの解説でした!!
ランキング変動がよくあるので、ちょくちょく更新していきます。
ちなみに下の階級であるスーパーバンタム級や、1つ上の階級であるスーパーフェザー級など他の階級についてもまとめていますのでそちらもご覧になってみてください。
それでは!!
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