こんにちは、この記事ではボクシング世界ヘビー級のランキングをまとめました!!
ヘビー級といえばモハメド・アリやジョージ・フォアマン、ジョー・フレージャー、マイク・タイソン、ウラジミール・クリチコなど文字通り伝説のボクサーがいた階級です。
そんなヘビー級(90.719kg~)について、世界ランキングの上位にランクインしている選手をまとめました!!
WBA、WBC、WBO、IBF、リングマガジンにランクインされているボクサーをまとめましたので、是非チェックしてみてください!!
- 選手の名前は英語名をGoogle翻訳してるのでご了承ください
- 表示の順番は独自の基準で記載しています
(チャンピオンである、複数団体にランクインしている、などが上位に来る理由です) - スーパー王座、暫定王座、休養王座は「スーパー」、「暫定」など省略します
- Top10以上にランクインしている選手のみ記載しています
【ボクシング】世界ヘビー級ランキング一覧
- WBA:2023/08/31 更新
- WBC:2023/09/03 更新
- IBF:2023/09/13 更新
- WBO:2023/09/15 更新
- RING:2023/09/16 更新
名前 | WBA | WBC | IBF | WBO | RING |
---|---|---|---|---|---|
オレクサンドル・ウシク | スーパー | - | 王者 | スーパー | 王者 PFP 3 |
タイソン・フューリー | - | 王者 | - | - | 1 |
マフムード・チャール | 王者 | - | - | - | - |
張志磊 | - | - | - | 暫定 | 4 |
アンソニー・ジョシュア | 3 | 2 | 3 | 1 | 3 |
デオンテイ・ワイルダー | 1 | 1 | 4 | 5 | 2 |
ジャレッド・アンダーソン | 8 | 6 | 7 | 2 | 10 |
フランク・サンチェス | - | 4 | 5 | 3 | - |
アンディ・ルイスJr | - | 5 | - | 4 | 5 |
フィリップ・フルゴビッチ | 9 | - | 1 | 10 | 9 |
ジョセフ・パーカー | - | 10 | 6 | 6 | 8 |
アースランベック・マクマドフ | 6 | 3 | - | - | - |
マーティン・バコール | 2 | 9 | - | - | - |
ジョー・ジョイス | - | - | - | 7 | 6 |
レニーア・ペロ | 4 | - | - | - | - |
ジャレル・ミラー | 5 | - | - | - | - |
オットー・ワーリン | - | - | 9 | 8 | - |
ダニエル・デュボア | 7 | - | - | - | - |
ディリアン・ホワイト | - | 8 | 10 | - | - |
ルイス・オルティス | - | - | - | - | 7 |
エフェ・アジャクバ | - | 7 | - | - | - |
アジット・カバエル | - | - | 8 | - | - |
デビッド・アデレー | - | - | - | 9 | - |
イワン・ディチコ | 10 | - | - | - | - |
【ボクシング】世界ヘビー級ランキング:気になる選手を解説
一覧だけだと面白くないので、個人的に気になっている選手をピックアップして解説していきます。
タイソン・フューリー
- 戦績:34戦33勝24KO1分
- 身長:206cm
- リーチ:216cm
- 出身:イギリス
- 構え:オーソドックス
通称”ジプシー・キング”のニックネームで知られるタイソン・フューリー。
現在WBC世界ヘビー級チャンピオンである彼は、当時の世界3団体統一王者であったウラジミール・クリチコを破っていきなり世界ヘビー級3団体統一王者に輝きます。
しかし3つのベルトを獲得するもメンタル面が不安定なフューリーは2年以上のブランクを開けてしまいます。
獲得したベルトは剥奪されたり、何度も引退を発表してはそれを取り消したりを破天荒な性格のようです。
その後2018年6月に約2年半ぶりとなる復帰戦を勝利してから同年12月にあのデオンテイ・ワイルダーとの世紀の対決が開催されました。
この試合は引き分けに終わりましたが、世間的にはフューリーの勝ちだという声が多かったこともあって再戦が望まれました。
そしてその約1年後、2020年2月に2度目のワイルダーの対決が開催されました。
この試合をKOで勝利し、約5年ぶりに世界チャンピオンの座に輝きました。
その後当時の3団体統一王者アンソニー・ジョシュアとの試合が予定されていましたが、諦めきれないワイルダーが再戦条項を行使して2021年10月に3度目の対決が開催されました。
この試合はワイルダーが意地を見せフューリーから2回のダウンをとりましたが、最後はやはり技術に勝るフューリーがKOで勝利しこのトリロジーは終りを迎えました。
そして2023年10月28日に何故かMMAファイターのフランシス・ガヌーとの対戦が決定したそうです。
どういったルールで開催されるのか不明ですが、どうせならウシクとの試合が見たかったですね…
デオンテイ・ワイルダー
- 戦績:46戦43勝42KO2敗1分
- 身長:201cm
- リーチ:211cm
- 出身:アメリカ
- 構え:オーソドックス
元WBC世界ヘビー級王者のデオンテイ・ワイルダー。
戦績を見るとわかると思いますが、勝った試合のほとんどがKOで勝利しており、とんでもないパワーファイターであることがわかります。
彼はタイソン・フューリーとやるまで無敗のままでしたが、フューリーとの2度目の試合で初の敗北を喫してしまいます。
リベンジとなる3度目の試合では2度のダウンを奪うなど善戦しましたが、KOでの2連敗を喫しました。
年齢のことを考えると引退も考えられましたが、2022年10月に行われた復帰戦で衝撃の1RKOでの勝利を飾り、まだまだ世界タイトルへの道を諦めていないように思います。
外見や試合の内容から荒々しい人に思われますが、友人でもある対戦相手がなかなか起き上がってこないことを心配したり、試合後の会見で相手が無事であることを涙を流しながら喜んだりと実はとても人間味のあふれるボクサーです。
年齢を考えると残り少ないキャリアかもしれませんが、是非王座に返り咲いてほしいと思います。
アンディ・ルイスJr
- 戦績:37戦35勝22KO1敗
- 身長:188cm
- リーチ:188cm
- 出身:アメリカ
- 構え:オーソドックス
ぽっちゃりボディが特徴の元3団体統一王者であるアンディ・ルイスJr。
彼は2019年6月に当時3団体統一王者であったアンソニー・ジョシュアに挑戦しました。
前評判は完全にジョシュアが有利と言われていた中、なんとルイスが大番狂わせの7RTKO勝利を飾り、見事3団体統一王者に輝きました。
しかしこの試合で浮かれてしまったのか、2019年12月に行われたジョシュアとの再戦のときは前回よりもたるんだ体で試合にのぞみ、0-3の判定負けを喫してしまいました。
その後の復帰戦では2戦連続で勝利を重ね、世界ランキングも上位に位置づけられています。
こんな体型ですが間違いなくトップレベルのファイターであることは間違いないので、今後の試合が楽しみですね。
まだまだ噂の域を超えませんが、もしかするとデオンテイ・ワイルダーとの試合が組まれるとか組まれないとか…
アンソニー・ジョシュア
- 戦績:29戦26勝23KO3敗
- 身長:198cm
- リーチ:208cm
- 出身:イギリス
- 構え:オーソドックス
元世界3団体統一王者であるアンソニー・ジョシュア。
彼は2016年にIBFの世界王座を獲得すると、当時ヘビー級最強の一角であったウラジミール・クリチコを11RTKOで倒して2団体統一王者となり評価を上げました。
その後2018年にジョセフ・パーカーとの3団体統一戦でも勝利して当時のWBC王者であったデオンテイ・ワイルダーとの4団体統一戦もささやかれるなど、順風満帆のキャリアを迎えていましたが、2019年の6月に行われたアンディ・ルイスJrとの防衛戦でまさかの7RTKO負けを喫してしまいました。
ここで終わったと思われましたが、2019年12月にルイスとの再戦で3-0の判定勝ちを収め、無事3団体統一王者に返り咲きました。
ここでようやく4団体統一戦に進むかと思われましたが、2021年9月に行われた元クルーザー級4団体統一王者であるオレクサンドル・ウシクとの試合ではまたもアップセットを起こされ0-3の判定負けを喫してしまいました。
またもリベンジとして2022年8月にウシクに挑戦しましたが、前回よりも善戦するもののウシクのテクニックとスピードに対応しきれず1-2の判定負けを喫し、2連敗となりました。
この試合の直後、リング上で相手のベルトを場外に落としたり、帰ったと思ったらリングに戻ってきて司会からマイクを奪っていろいろとウシクに文句?を言ったりと当時は彼の行動がかなり批判されていました。
あまり良いことではないとは思いましたが、それだけこの試合にかける思いも大きかったのでしょうね…
まだまだ引退するには惜しい選手だと思うので、3度目のウシクとの試合も見てみたいですね。
個人的にはデオンテイ・ワイルダーとの試合が見てみたかったりします。
オレクサンドル・ウシク
- 戦績:21戦21勝14KO無敗
- 身長:191cm
- リーチ:198cm
- 出身:ウクライナ
- 構え:サウスポー
元クルーザー級4団体統一王者、WBSS優勝者、そして現ヘビー級3団体統一王者であるオレクサンドル・ウシク。
彼は2012年のロンドンオリンピックで金メダルを獲得すると、2013年のプロデビュー戦はKOで勝利を飾ります。
そして2016年にWBO世界クルーザー級王座を獲得すると2017年にはあのWBSSに出場します。
そのWBSSで残りのタイトルWBC、WBA、IBFのすべてのタイトルを獲得し、史上4人目の4団体統一王者に輝きました。
これだけでも素晴らしい実績ですが、ウシクはさらに挑戦します。
ヘビー級に転向してわずか3戦目にして当時の3団体統一王者であるアンソニー・ジョシュアに挑戦しました。
直前の試合でデレック・チゾラに苦戦を強いられ、より強者と言われていたジョシュアには勝てないと思われていました。
しかし、戦前の予想を覆してウシクが3-0で判定勝利をおさめ、ヘビー級3団体統一王者に輝きました。
その後2022年8月にはジョシュアとの再戦で2-1で勝利し、ヘビー級での地位を確立しましたね。
2023年8月26日にダニエル・デュボアとの試合が行われ、見事9RKO勝利となりました!!
無事勝利したのですが、5Rにウシクがローブローを受けてしまいます。
このローブローが正当な攻撃では?と議論が起こっているみたいですね。
個人的にはベルトライン下だったので、ローブローだと思いますが…
これを無事に終えたら再度フューリーとの4団体統一戦の交渉に入ってもらいたいですね。
【ボクシング】世界ヘビー級ランキング一覧:まとめ
以上、ボクシング世界ヘビー級ランキング一覧と気になるボクサーの簡単な解説でした!!
最近のヘビー級は世界的人気階級に戻りつつあるので今後も注目ですね!!
よくランキングの変動があるので、ちょくちょく更新していきますね。
ちなみに下の階級であるミドル級の階級についてもまとめていますので興味のある方はそちらもご覧になってみてください。
それでは!!