この記事では、ボクシングのミドル級世界ランキングをまとめました!!
ミドル級といえば、日本人では竹原慎二さんと村田諒太選手、この二人しか世界チャンピオンになっていない階級です。
欧米系の選手が多いので、日本人ではかなり難しい階級と言われています。
そんなミドル級(69.853~72.575kg)にはどんな選手がいるのか??
WBA、WBC、WBO、IBF、リングマガジンにランクインされている世界ランカーのボクサーをまとめましたので、是非チェックしてみてください!!
- 選手の名前は英語名をGoogle翻訳してるのでちょっと違和感があるかもしれません
- 表示の順番は偏見です(チャンピオンである、複数団体にランクインしている、などが上位に表示する理由にしています)
- スーパー王座、暫定王座、休養王座は「スーパー」、「暫定」など省略します
目次
【ボクシング】世界ミドル級ランキング一覧
- WBA:2023/01/31 更新
- WBC:2022/12/21 更新
- IBF:2023/01/05 更新
- WBO:2023/01/14 更新
- リングマガジン:2023/01/28 更新
名前 | WBA | WBC | IBF | WBO | RING |
---|---|---|---|---|---|
ゲンナジー・ゴロフキン | スーパー | - | 王者 | - | 1 |
ジャニベク・アリムハヌイ | - | - | - | 王者 | 3 |
ジャーモール・チャーロ | - | 王者 | - | - | - |
カルロス・アダムス | - | 暫定 | - | - | 4 |
エリスランディ・ララ | 王者 | - | - | - | 8 |
ハイメ・ムンギア | - | 1 | - | 1 | 2 |
村田諒太 | 4 | 3 | 6 | 9 | 6 |
クリス・ユーバンクJr | - | 2 | - | 2 | 10 |
マイケル・ゼラハ | 1 | - | 2 | 6 | - |
エスキーバ・ファルコ | - | 7 | 1 | 5 | - |
メイリム・ナスタノフ | - | 5 | 7 | 3 | - |
フェリックス・キャッシュ | - | - | 8 | 4 | 9 |
セルゲイ・デレビヤチェンコ | - | 4 | - | - | 7 |
セルジオ・マルチネス | 2 | - | - | - | - |
ヴィンセント・ガルティエリ | - | - | 3 | - | - |
オースティン・ウィリアムズ | 3 | - | - | - | - |
デニス・ラドバン | - | - | 4 | - | - |
ヴィンセント・フェイゲンバッツ | - | - | 5 | 10 | - |
ライアム・スミス | - | - | - | - | 5 |
マシエフ・スレッキー | - | 6 | - | - | - |
コナー・コイル | 5 | - | - | - | - |
トーマス・ラマンナ | 6 | - | - | - | - |
ファン・マニュエル・タボルダ | - | - | - | 7 | - |
ハムザー・シーラス | - | 10 | - | 8 | - |
ダニー・ガルシア | 8 | - | - | - | - |
ライアム・ウィリアムズ | - | 8 | - | - | - |
シェーン・モスリーJr | 9 | - | - | - | - |
アミルカル・ビダル | - | 9 | - | - | - |
スティーブ・ロールズ | - | - | 9 | - | - |
イアン・グリーン | 7 | - | - | - | - |
アンドレイ・ミハイロビッチ | - | - | 10 | - | - |
フランシスコ・ダニエル・ヴェロン | 10 | - | - | - | - |
【ボクシング】世界ミドル級ランキング:気になる選手を解説
一覧だけだと面白くないので、個人的に気になっている選手をピックアップして解説していきます。
ジャーモール・チャーロ
- 戦績:32戦32勝22KO無敗
- 身長:185cm
- リーチ:187cm
- 出身:アメリカ
- 構え:オーソドックス
WBC世界ミドル級王者のジャーモール・チャーロ。
一つ下の階級であるスーパーウェルター級でもIBFで世界チャンピオンに輝いています。
ちなみにスーパーウェルター級4団体統一王者のジャーメル・チャーロは双子の弟です。
ミドル級に上げてからはブランドン・アダムスやセルゲイ・デレビヤチェンコなどの強豪に勝利し、高い評価を得ています。
しかしプライベートの方はなかなか荒れており、何度か逮捕されていたりと波乱の私生活を送っています。
そのためか、2021年6月の試合を最後に1年半以上も試合ができていません。
今後の動向に注目ですが、開催されるとしたらWBC世界暫定王者のカルロス・アダムスとのWBC王座統一戦が組まれるのではないかと思われます。
ジャニベク・アリムハヌイ
- 戦績:13戦13勝8KO無敗
- 身長:182cm
- リーチ:182cm
- 出身:カザフスタン
- 構え:サウスポー
現WBO世界ミドル級王者のジャニベク・アリムハヌイ。
12戦目でWBO世界暫定タイトルを獲得してから、当時の正規王者であったデミトリウス・アンドラードが王座を返上したため繰り上がりで正規王座につきました。
まだ実績のある選手とは試合をしていないため、実力の程は未知数です。
しかし、かつて村田諒太選手とも戦ったアッサン・エンダムとロブ・ブラントの両者とも8RKOで下しています。(ポイントもフルマーク)
実力的には村田選手に迫るくらいの選手だと思われるので、今後の活躍が楽しみですね。
時期尚早だとは思いますが、ゴロフキンとのカザフスタン人同士で3団体王座統一戦が組まれると面白いかもしれません。
ゲンナジー・ゴロフキン
- 戦績:45戦42勝37KO2敗1分
- 身長:179cm
- リーチ:178cm
- 出身:カザフスタン
- 構え:オーソドックス
GGGこと、ゲンナジー・ゴロフキン。
ボクシング好きなら誰もが名前を聞いたことがあるでしょう。
アテネオリンピックでは銀メダルを獲得し、2006年にプロデビュー戦で1RKO勝利を飾っています。
そこからはミドル級という層の厚い階級で脅威の37連勝を達成します。
しかもギネス記録となる17連続KO防衛という偉業を成し遂げています。
その間にWBAスーパー・IBF・WBCの3団体統一王者となり、PFP1位にも輝いたりと、圧倒的強さを誇っていました。
しかし、あのカネロとの試合で色々と問題が起こってしまいます。
2017年9月に開催されたvsカネロ1ではゴロフキン勝利を推す声が多かったにも関わらず、まさかの引き分けという結果に…
しかも試合後にはカネロのドーピング疑惑が出たりと一悶着がありました。
当然ですが世の中的にも納得がいかなかったのでしょう、わずか1年後の2018年9月にはvsカネロ2が開催されます。
相変わらずの凄まじい撃ち合いの末、この試合は0-2でカネロの僅差判定勝ちとなりました。
しかし、この試合も世の中的にはゴロフキンの勝ちを推す声が多く、またまた疑惑の判定と言われてしまいました…
その後ゴロフキンは再びIBF王座を獲得し、1度の防衛を行なった後1年半ほどのブランクを空けます。
そして、2022年4月に村田諒太選手とのWBAスーパー・IBF世界ミドル級2団体王座統一戦が行われました。
この試合はAmazon Primeでいつでも見逃し配信を見ることができるので、まだチェックしていない方は是非みて見てください。
この試合で再び統一王者に輝いたゴロフキンは、2022年9月にあのカネロとの3回目の試合に臨みました。
この試合で初めてスーパーミドル級で戦うことになったゴロフキンですが、流石に40歳になったゴロフキンはかつてほどのキレやスピードがなく、今回は文句なしでカネロの判定勝ちとなりました。
しかし40歳とはいえ後半はかなり圧していたため、やはりGGGは伊達ではないなと思いましたね…
(個人的にはスーパーミドルでカネロと一番互角に戦ったのではないかと思います。)
40歳を超えたにも関わらず、まだミドル級で戦っていくと宣言したゴロフキン、叶わなかった4団体統一王者を目指して行ってもらいたいですね!!
村田諒太
- 戦績:19戦16勝13KO3敗
- 身長:184cm
- リーチ:190cm
- 出身:日本
- 構え:オーソドックス
ロンドンオリンピックの金メダリスト、そして元WBAスーパー世界ミドル級王者である村田諒太。
竹原慎二に次ぐ日本人史上二人目のミドル級世界王者です。
2012年に開催されたロンドンオリンピックで、日本人初のミドル級での金メダルを獲得しました。
2013年8月に当時の東洋太平洋ミドル級王者であった柴田明雄とプロデビュー戦を行い、見事2RKOを飾って勝利します。
その後は12連勝を飾り、2017年5月にアッサン・エンダムとのWBA世界王座決定戦が開催されました。
しかし、この試合は1-2で判定負けを喫してしまい、王座獲得とはなりませんでした。
ところが、この試合は疑惑の判定と言われるような内容で、WBAの会長が直々に再戦命令を指示したほどです。
ということで、2017年10月に再戦が行われ、無事7RTKO勝利を収め、念願の王座獲得に成功しました。
その後王座防衛と陥落、再獲得、防衛を行い、山あり谷ありながらもWBAスーパー王座となりました。
そして、2022年4月にはファンが待ち侘びた、そして本人が最も望んでいたゴロフキンとの2団体王座統一戦が行われました。
ボクシングファンとしては、『まさかあのゴロフキンが日本に試合をしに来るの!?』、という気持ちでしたね。
試合の結果はみなさんご存知の通り、村田選手の9RTKO負けとなりましたが、試合内容は本当に胸が熱くなるような白熱した内容でしたね。
負けはしましたが、村田選手の試合はどこか人を熱くさせるものがあります。
今後の進退については2022年12月時点でもまだ明言していません。
あのゴロフキンとあれほどの試合ができたのですから、個人的にはもうゆっくり休んでもいいんじゃないかなと思ったりします。
どんな決断をしたとしても、村田選手の今後を応援していきたいですね。
【ボクシング】世界ミドル級ランキング一覧:まとめ
以上、ボクシング世界ミドル級ランキング一覧と気になるボクサーの簡単な解説でした!!
ランキングはよく変動するので、ちょくちょく更新していきますね。
ちなみに下の階級であるウェルター級やさらに軽いライト級、スーパーバンタム級、バンタム級などもありますので、気になったらチェックしてみてください!!