この記事では、ボクシングのスーパーライト級世界ランキングをまとめました!!
スーパーライト級といえば、今の日本人にはあまり馴染みのない階級ですが、世界的に見るとかなり人気の階級です。
史上最年少での4団体統一王者となったヘイニー、SNSで人気があり実力も高いガルシア、次世代のスター候補であるロペス。
そんなスーパーライト級(61.235~63.503kg)にはどんな選手がいるのか??
WBA、WBC、WBO、IBF、リングマガジンにランクインされている世界ランカーのボクサーをまとめましたので、是非チェックしてみてください!!
- 選手の名前は英語名をGoogle翻訳してるのでご了承ください
- 表示の順番は独自の基準で記載しています
(チャンピオンである、複数団体にランクインしている、などが上位に来る理由です) - スーパー王座、暫定王座、休養王座は「スーパー」、「暫定」など省略します
- Top10以上にランクインしている選手のみ記載しています
【ボクシング】世界スーパーライト級ランキング一覧
- WBA:2024/3/31 更新
- WBC:2024/4/19 更新
- IBF:2024/4/16 更新
- WBO:2024/4/13 更新
- RING:2024/4/20 更新
名前 | WBA | WBC | IBF | WBO | RING |
---|---|---|---|---|---|
テオフィーモ・ロペス | - | - | - | スーパー | 王者 |
デビン・ヘイニー | - | 王者 | - | - | 1 |
サブリエル・マティアス | - | - | 王者 | - | 3 |
イサーク・クルス | 王者 | - | - | - | - |
イスマエル・バロッソ | 暫定 | - | - | - | - |
リチャードソン・ヒッチンズ | - | 4 | 3 | 2 | 6 |
ジャック・カテロール | 4 | 5 | 4 | 6 | 7 |
サンドール・マーティン | - | 1 | - | 3 | 9 |
アーノルド・バルボッサ | - | 6 | 8 | 1 | - |
ホセ・カルロス・ラミレス | - | 9 | - | 4 | 4 |
ジョシュ・テイラー | - | - | - | 5 | 2 |
レジス・プログレイス | - | - | 5 | - | 5 |
ゲイリー・アントワン・ラッセル | - | 2 | - | - | 8 |
ケネス・シムズJr | 1 | - | - | - | - |
アルバート・プエロ | 2 | - | - | - | - |
ネストール・ブラボー | 3 | - | - | 10 | - |
ダルトン・スミス | - | 3 | - | - | - |
ライアム・パロ | - | - | 6 | 9 | - |
ロランド・ロメロ | 5 | - | - | - | - |
ジャンコジ・トゥラロフ | 6 | - | - | - | - |
ライアン・ガルシア | - | 7 | - | - | - |
エルビス・ロドリゲス | - | - | - | 7 | - |
バティル・アフメドフ | 7 | - | - | - | - |
グスターボ・レモス | - | - | 7 | - | - |
スティーブ・クラゲット | - | 8 | - | - | - |
ショーン・マッコーム | - | - | - | 8 | - |
オハラ・デービス | 8 | - | - | - | - |
ジュリアン・スミス | 9 | - | - | - | - |
マシエフ・ジャーメイン | - | - | 9 | - | - |
リンドルフォ・デルガド | - | 10 | - | - | 10 |
ジャーメイン・オルティス | - | - | 10 | - | - |
ミカン・ウィリアムズ | 10 | - | - | - | - |
【ボクシング】世界スーパーライト級ランキング:気になる選手を解説
一覧だけだと面白くないので、個人的に気になっている選手をピックアップして解説していきます。
イサーク・クルス
- 戦績:29戦26勝18KO2敗1分
- 身長:163cm
- リーチ:160cm
- 出身:アメリカ
- 構え:オーソドックス
“ピットブル”のニックネームを持つ彼はイサーク・クルス。
彼は最近まで無名の選手でしたが、デービスとの一戦で一躍有名選手へと駆け上がります。
2021年12月5日にデービスは元々ロランド・ロメロとの試合が予定されていましたが、ロメロ側の個人的な理由(女性からの告発によるいざこざ)でロメロが欠場になってしまいました。
そこで代役として指名されたのがこのクルスであり、しかも試合の1ヶ月前というかなりのハードスケジュールでした。
しかしクルスはそんな逆境を物ともせず、あのデービスと僅差で判定までもつれ込むという大健闘を見せました。
ライト級でもスーパーライト級でもとても小柄な選手で、勝手に親近感を抱いていますが今後の活躍に期待したい選手の一人です。
そんなクルス、2024年3月30日にひとつ上の階級であるスーパーライト級でロランド・ロメロが持つWBA世界スーパーライト級に挑戦しました。
結果はなんと8RTKO勝利!!
初めて世界チャンピオンに輝きました!!
そして2024年8月3日にはクロフォードの4階級制覇をかけた試合が予定されており、そのアンダーカードで防衛戦が行われるそうです。
デビン・ヘイニー
- 戦績:32戦31勝15KO1敗
- 身長:173cm
- リーチ:180cm
- 出身:アメリカ
- 構え:オーソドックス
元WBA・WBC・IBF・WBO世界ライト級4団体統一王者であるデビン・ヘイニー。
ボクシングスタイルはヒットアンドアウェイを中心にポイントアウトを狙っていく戦い方をするので、どちらかというと眠気を誘うファイターですね(笑)
とはいえ、強さに関しては4団体統一王者にふさわしいと思います。
2022年6月5日に当時の3団体統一王者だったジョージ・カンボソスJrに対戦し、判定勝利を収めてライト級史上初の4団体統一王者に輝きました。
その後2022年10月16日にはカンボソスとの再戦が行われ、こちらも判定で勝利を収めています。
そして、2023年5月20日にはついにロマチェンコとの試合が行われました!!
個人的にはロマチェンコに勝って4団体統一王者になって欲しかったですが、結果はヘイニーの3-0の判定勝ちとなりましたね。
ロマチェンコとの再戦があるかと思われていましたが、2023年12月9日に一つ上の階級であるスーパーライト級でレジス・プログレイスが持つWBCタイトルに挑戦しました。
結果はなんと3Rにダウンを奪った上での3-0でフルマークの判定勝利を収め、2階級制覇に成功しました!!
ジョシュ・テイラー以外に負けたことのないプログレイスにほとんど何もさせずに勝利したので、PFPランキングの変動もあり得そうですね。
さらに、2024年4月20日にライアン・ガルシアとの防衛戦が行われました!!
この試合はガルシアが1.6kgもの体重超過をし、さすがにヘイニーを応援していたのですが…
なんと、まさかの0-2で判定負けを喫してしまいました。
ガルシアは体重超過していたので勝利しても王座は獲得ならず、こんな形で陥落してしまうとは…
と思っていましたが、WBC会長の恩赦で王座はそのまま保持されるそうです。
とはいえ、こういう形で黒星が付いてしまうのは不幸ですよね…
ライアン・ガルシア
- 戦績:26戦25勝20KO1敗
- 身長:178cm
- リーチ:178cm
- 出身:アメリカ
- 構え:オーソドックス
SNSでも大人気のライアン・ガルシア。
写真を見ればわかりますが、むちゃくちゃイケメンです(笑)
しかしイケメンというだけでなく、激戦区であるスーパーライト級で無敗を誇り、ロマチェンコやリナレスと激闘を繰り広げたルーク・キャンベルにKO勝利していることから強さという面でも評価を受けています。
そんなガルシア、2023年4月22日(日本時間23日)に同じくアメリカで人気のデービスとの試合が行われました。
結果はガルシアの7RKO負けとなり、キャリア初の敗北となりました。
ガルシアの攻め方も良かったですが、デービスのカウンターが光りましたね。
この試合を最後にスーパースーパーライト級へ転向すると思っていましたが、2023年12月2日に行われるオスカル・ドゥアルテとの復帰戦はスーパーライト級で行われました。
若干逃げ腰の姿勢にブーイングも出ましたが、8RにKOし復帰戦を勝利で飾りました。
そして、2024年4月20日にデビン・ヘイニーへの挑戦が行われました!!
しかし、まさかの前日計量で体重超過、ガルシアが勝利しても王座獲得にはならないルールで試合が行われました。
そしてまさかの2-0でガルシアが勝利!!
ヘイニーから3度のダウンを奪っての僅差判定勝利でしたが、それだけに体重超過が残念でしたね…
ちなみに、ガルシアの試合映像をまとめた記事も用意していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
テオフィーモ・ロペス
- 戦績:21戦20勝13KO1敗
- 身長:173cm
- リーチ:174cm
- 出身:アメリカ
- 構え:オーソドックス
元IBF・WBA・WBO世界ライト級3団体統一王者であり、現WBO世界スーパーライト級王者であるテオフィーモ・ロペス。
最初に日本人に認知されたのは2019年7月19日に行われたIBF世界ライト級挑戦者決定戦で中谷正義と対戦したのがきっかけでしょう。
結果は3-0の判定勝利をおさめ、ロペスが挑戦者の権利を獲得しました。
ちなみに中谷さんはこの試合が評価されてあのロマチェンコと試合することができましたね。
話を戻すと、ロペスは2019年12月14日に当時のチャンピオン、リチャード・コミーに挑戦し、2RTKO勝利を収め、見事IBF世界ライト級王者に輝きました。
そして、2020年10月17日にあのロマチェンコとのWBA・WBO・IBFの3団体統一戦が行われました。
ちなみにこのとロマチェンコはWBCのフランチャイズ王座というものを持っていて、正式な4団体統一戦にはならなかったそうです。
前評判はロマチェンコの勝利を推す声が多かったですが、意外にも3-0でロペスが勝利し、世界戦わずか2戦で3団体統一王者に輝きました。
この勢いのままWBC王座を保持していたヘイニーとの4団体統一戦に行くかと思われていましたが、2021年11月28日に行われたジョージ・カンボソスJrとの防衛戦でまさかの1-2で判定負けを喫してしまいましたね。
この試合がライト級最後の試合となり、スーパーライト級へ転向することになりました。
そして転向後2戦を戦い、2023年6月10日に当時スーパーライト級最強と言われおり、WBSS優勝者でもあったWBO世界スーパーライト級王者、ジョシュ・テイラーに挑戦しました。
この試合はロペス不利の声もありましたが、またも番狂わせを起こして3-0の判定勝利を収め、2階級制覇を達成しました。
不利と言われる試合には強いですが、有利と言われる試合では苦戦してしまうなんともムラのある選手ですね…
最近はライアン・ガルシアやデビン・ヘイニーがスーパーライト級に階級を上げてきたので、ビッグマッチが期待されています。
まずはヘイニーとの2団体統一戦が見たいところですね。
【ボクシング】世界スーパーライト級ランキング一覧:まとめ
以上、ボクシング世界スーパーライト級ランキング一覧と気になるボクサーの簡単な解説でした!!
よくランキングは変動するので、ちょくちょく更新していきますね。
ちなみに下の階級であるライト級や、上の階級であるウェルター級などの記事もありますので、気になったらチェックしてみてください!!