こんにちは、この記事ではボクシング世界ウェルター級のランキングをまとめました!!
ウェルター級というとかつては、マニー・パッキャオやフロイド・メイウェザーJr、ザブ・ジュダー、ミゲール・コット、アントニオ・マルガリート、シェーン・モズリー、オスカー・デ・ラ・ホーヤ、フェリックス・トリニダードといったPFP常連選手達が戦っていた激戦区中の激戦区です。
そんなウェルター級(63.503~66.678kg)について、世界ランキングの上位にランクインしている選手をまとめました!!
WBA、WBC、WBO、IBF、リングマガジンにランクインされているボクサーをまとめましたので、是非チェックしてみてください!!
- 選手の名前は英語名をGoogle翻訳してるのでご了承ください
- 表示の順番は独自の基準で記載しています
(チャンピオンである、複数団体にランクインしている、などが上位に来る理由です) - スーパー王座、暫定王座、休養王座は「スーパー」、「暫定」など省略します
- Top10以上にランクインしている選手のみ記載しています
【ボクシング】世界ウェルター級ランキング一覧
- WBA:2024/3/31 更新
- WBC:2024/4/19 更新
- IBF:2024/4/16 更新
- WBO:2024/4/13 更新
- RING:2024/4/20 更新
名前 | WBA | WBC | IBF | WBO | RING |
---|---|---|---|---|---|
テレンス・クロフォード | スーパー | 王者 | - | スーパー | 王者 PFP1 |
ジャロン・エニス | - | - | 王者 | - | 2 |
エイマンタス・スタニオニス | 王者 | - | - | - | - |
マリオ・バリオス | - | 暫定 | - | - | 7 |
エロール・スペンスJr | 2 | - | 5 | 3 | 1 PFP7 |
ジョバンニ・サンティラン | - | 6 | 4 | 1 | 3 |
コディ・クロウリー | - | 1 | 3 | - | 4 |
シャクラム・ギアソフ | 1 | - | - | 2 | 6 |
佐々木尽 | 6 | 10 | 6 | 4 | - |
コナー・ベン | 3 | 3 | - | - | - |
デビッド・アヴァニシアン | - | 5 | - | - | 5 |
スレイマン・シソッコ | - | 2 | - | 8 | - |
カレン・チュカジアン | - | - | 7 | 5 | - |
デリック・クエバス | 7 | - | - | 6 | - |
ジョシュ・テイラー | - | 4 | - | - | - |
ガブリエル・マエストル | 4 | - | - | - | - |
コナー・ウォーカー | 5 | - | - | - | - |
ジャメル・ジェイムス | - | 7 | - | - | - |
ロイマン・ヴィラ | - | - | 8 | - | 10 |
エギディユス・カヴァリアウスカス | - | 9 | - | - | 9 |
ライアム・テイラー | - | - | - | 7 | - |
アレクシス・ロチャ | - | - | - | - | 8 |
ラウル・キュリエル | - | 8 | - | - | - |
クレタス・セルディン | 8 | - | - | - | - |
エイドリアン・ブローナー | 9 | - | - | - | - |
ハリー・スカーフ | - | - | 9 | - | - |
チャールズ・シニマ | - | - | - | 9 | - |
エコウ・エスマン | - | - | 10 | - | - |
ブライアン・ノーマンJr | - | - | - | 10 | - |
ダミアン・レスカイユ | 10 | - | - | - | - |
【ボクシング】世界ウェルター級ランキング:気になる選手を解説
一覧だけだと面白くないので、個人的に気になっている選手をピックアップして解説していきます。
テレンス・クロフォード
- 戦績:40戦40勝31KO無敗
- 身長:173cm
- リーチ:188cm
- 出身:アメリカ
- 構え:スイッチヒッター
PFPランキングでもここ数年TOP5以上をキープしているテレンス・クロフォード。
彼はライト級、スーパーライト級、ウェルター級の3階級制覇王者です。
さらにスーパーライト級では4団体統一を成し遂げています。
現在はWBO世界ウェルター級チャンピオンとして君臨しており、無敗街道を突き進んでいます。
ちなみに、ウェルター級に上げてからはすべての試合をKOで勝利している、まさに怪物。
そして、2023年7月29日にはWBA、WBC、IBFの3団体統一王者であるエロール・スペンスJrとの4団体統一戦が行われました!!
結果はなんとクロフォードの9RTKO勝利となり、前人未到の2階級4団体統一王者になりました!!
正直、かなり差のある内容でしたね…
これでしばらくはクロフォードが不動のPFP1位でしょう。
(個人的には井上尚弥選手にPFP1位でいてほしかったですが…)
そして2024年8月3日に一つ階級を上げ、WBA世界スーパーウェルター級王者イスラエル・マドリモフに挑戦することが決定しました!!
普通に考えたらクロフォードが勝つと思いますが、約3kgも体重を上げることになるのでそこで階級の壁が出てくる可能性もありえそうですね…
ちなみにクロフォードの試合映像をまとめていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
エロール・スペンスJr
- 戦績:29戦28勝22KO1敗
- 身長:178cm
- リーチ:183cm
- 出身:アメリカ
- 構え:サウスポー
元WBC、WBAスーパー、IBF世界ウェルター級3団体統一王者であるエロール・スペンスJr。
彼は3つの団体のベルトを当時のチャンピオンに勝って獲得しており、間違いなく強いチャンピオンです。
しかしプライベートでは2019年に交通事故で怪我をしたり、2021年には網膜裂孔でパッキャオとの試合が中止になったりとなんやかんや不幸に見舞われています。
(交通事故は飲酒運転だったそうで、そこは自業自得ですが…)
とはいえ、ケル・ブルックやショーン・ポーター、ヨルデニウス・ウガスといった当時の強豪チャンピオンに勝利しているので、アメリカでは大人気の選手です。
2023年7月29日にはクロフォードとの4団体統一戦が行われましたが、結果はなんと9RTKO負けを喫してしまいました…
内容もクロフォードの圧倒劇でスペンスが何もできませんでしたね。
しかしスペンス本人は再戦の意思が表明しており、一つ上の階級であるスーパーウェルターで再戦することになりそうです。
続報を待ちましょう!!
ちなみにスペンスの試合映像をまとめているので、気になる方はチェックしてみてください。
スペンスのパワーがえげつないです…
ジャロン・エニス
- 戦績:32戦31勝28KO1無効試合
- 身長:178cm
- リーチ:188cm
- 出身:アメリカ
- 構え:スイッチヒッター
次のスターとして期待されているジャロン・エニス、現IBF世界ウェルター級王者です。
戦績を見るとわかりますが、とんでもないKO率を誇ります。
しかもクロフォードと同じくスイッチヒッターでもあります。
クロフォードがIBFのベルトを手放したので、暫定王者から正規王者に繰り上がりました。
個人的にはエニスとクロフォードの試合も見てみたいですが、スペンスほどのスターではないのでファイトマネーの折り合いがつかないような気もしています…
ちなみにあの井上尚弥選手と試合が予定されているスティーブン・フルトンは同じジムに所属しています。
ヨルデニス・ウガス
- 戦績:33戦27勝12KO6敗
- 身長:175cm
- リーチ:175cm
- 出身:キューバ
- 構え:オーソドックス
元WBAスーパー世界ウェルター級王者のヨルデニス・ウガス。
彼が一躍有名になったのは2021年の8月に開催されたマニー・パッキャオとのWBA王座統一戦でしょう。
元々はパッキャオvsスペンスの試合が予定されていましたが、スペンスの怪我により急遽対戦することが決まりました。
試合前はパッキャオ有利と言われていましたが、その評判を跳ね除け3-0の判定で勝利を収め、一躍スターに駆け上がります。
しかし、2022年4月に行われたスペンスとの3団体統一戦で10RTKO負けを喫し、王座陥落してしまいました。
ただ、個人的にはまだまだ活躍してほしい選手だと思っています。
というのも、ウガスはとても苦労を重ねてきた選手なんですね。
ウガスの出身国であるキューバは2022年までプロボクシングが禁止されており、キューバ出身の選手はみんな亡命をしてアメリカでプロになる選手が多かったんです。
ウガスもその一人で、なんと7回もの亡命を繰り返し、決死の思いでアメリカに亡命したそうです。
ようやく亡命に成功してプロボクサーになるも、8回戦時代にまさかの2連敗を喫し2年ほどの引退期間を作ってしまいます。(その負けも疑惑の判定でした…)
復帰後、2019年にようやく掴んだWBC世界ウェルター級王座への挑戦。
この試合も疑惑の判定で敗れてしまいます。
ちなみにこの時の相手はショーン・ポーターという名選手で、勝者の名前を上げられた時に浮かない表情をしていたのも印象的でした。
しかし、それでも諦めずにチャンスを待って、ようやく手にしたWBAのタイトル。
スペンスには敗れてしまいましたが、ここは一つアマチュア時代の因縁相手であるクロフォードとの対戦も見てみたいですね。
しかし、再起戦でマリオ・バリオスにダウンを奪われるなどして0-3の判定負けを喫してしまいました。
年齢的にも引退を考える時期かもしれませんね…
ニックネーム「54 Milagros」にまつわる話
- 「54」は連敗して引退した時に背中を押してくれた親友のメジャーリーガー”アロディス・チャップマン”の背番号
- Milagrosは母国に残してきた母親の名前
キース・サーマン
- 戦績:31戦30勝22KO1敗
- 身長:177cm
- リーチ:175cm
- 出身:アメリカ
- 構え:オーソドックス
元WBC・WBAスーパー世界ウェルター級2団体統一王者であるキース・サーマン。
ショーン・ポーターやダニー・ガルシアといった強豪を破ってきたトップファイターです。
2019年7月にパッキャオとの試合で惜しくも1-2で敗れてしまい、怪我やコロナの影響もあって2年半ものブランクが空いてしまいました。
しかし、2022年2月の復帰戦で見事3-0の判定勝利を収めました。
年齢的にもキャリア終盤に差し掛かってきていますが、トップ戦線に食い込んでいってほしいですね。
ちなみにサーマンは親日家であり、たびたび日本に来ているようです。
ちょっと親近感が湧いてきますね(笑)
佐々木尽
- 戦績:18戦16勝15KO1敗1分
- 身長:174cm
- リーチ:??
- 出身:日本
- 構え:オーソドックス
現WBOアジアパシフィックウェルター級王者の佐々木尽。
戦績を見るとわかりますがとてつもないハードパンチャーです。
しかもKOで勝利した試合はすべて5R以内と前半にめちゃくちゃ強いことがわかりますね。
1度の敗北はスーパーライト級時代に平岡アンディ選手との一戦のみです。
ちなみにこの時は1.8kgもの体重超過をしてしまい、それなりにバッシングを受けてしまいましたが、この試合の1ヶ月前くらいにコロナにかかってしまったようで…
もちろん体重超過はダメなことですが、いろいろな背景を考えるとちょっと可愛そうだったなぁとは思いましたね。
そんな絶不調のタイミングで初めての敗北を喫したあと、3勝1ドローを挟んで2023年4月8日に小原佳太選手とのWBOアジアパシフィック防衛戦が行われました。
国内ウェルター級最強決定戦とも言われていましたが、佐々木選手が圧倒的なパフォーマンスを発揮して3RでのTKO勝利を飾りました。
ウェルター級ではまだ日本人の世界チャンピオンは誕生していないので、今後の活躍が楽しみですね!!
2023年7月の試合で怪我が悪化していたため、しばらく試合間隔が空いてましたが、2024年5月16日にジョー・ノイナイとの試合が決定しました!!
【ボクシング】世界ウェルター級ランキング一覧:まとめ
以上、ボクシング世界ウェルター級ランキング一覧と気になるボクサーの簡単な解説でした!!
ウェルター級は世界的人気階級であり、PFPに名を連ねる選手も多いので今後も注目ですね!!
よくランキングの変動があるので、ちょくちょく更新していきますね。
ちなみに下の階級であるスーパーライト級やさらに重いミドル級の階級についてもまとめていますので興味のある方はそちらもご覧になってみてください。
それでは!!