こんにちは、この記事ではボクシング世界ウェルター級のランキングをまとめました!!
ウェルター級というとかつては、マニー・パッキャオやフロイド・メイウェザーJr、ザブ・ジュダー、ミゲール・コット、アントニオ・マルガリート、シェーン・モズリー、オスカー・デ・ラ・ホーヤ、フェリックス・トリニダードといったPFP常連選手達が戦っていた激戦区中の激戦区です。
そんなウェルター級(63.503~66.678kg)について、世界ランキングの上位にランクインしている選手をまとめました!!
WBA、WBC、WBO、IBF、リングマガジンにランクインされているボクサーをまとめましたので、是非チェックしてみてください!!
- 選手の名前は英語名をGoogle翻訳してるのでご了承ください
- 表示の順番は独自の基準で記載しています
(チャンピオンである、複数団体にランクインしている、などが上位に来る理由です) - スーパー王座、暫定王座、休養王座は「スーパー」、「暫定」など省略します
- Top10以上にランクインしている選手のみ記載しています
【ボクシング】世界ウェルター級ランキング一覧
- WBA:2023/05/31 更新
- WBC:2023/05/26 更新
- IBF:2023/05/15 更新
- WBO:2023/05/15 更新
- RING:2023/05/27 更新
名前 | WBA | WBC | IBF | WBO | RING |
---|---|---|---|---|---|
テレンス・クロフォード | - | - | - | スーパー | 2 PFP3位 |
エロール・スペンスJr | スーパー | 王者 | 王者 | - | 1 PFP4位 |
ジャロン・エニス | - | - | 暫定 | - | 3 |
エイマンタス・スタニオニス | 王者 | - | - | - | 6 |
コディ・クロウリー | - | 2 | 4 | 2 | 9 |
バージル・オルティス | 1 | - | - | 4 | 5 |
ヨルデニウス・ウガス | 4 | 3 | - | - | 4 |
キース・サーマン | 2 | 1 | - | - | - |
マリオ・バリオス | 9 | 5 | 5 | - | - |
アレクシス・ロチャ | - | - | - | 1 | 8 |
ラザブ・ブタエフ | 3 | - | - | - | 7 |
ラシーディ・エリス | - | - | 8 | 3 | - |
ジャメル・ジェイムス | 8 | - | 7 | 7 | - |
ロイマン・ヴィラ | - | 10 | 2 | - | - |
イヴァン・ゴラブ | - | - | 3 | - | - |
スレイマン・シソッコ | - | 4 | - | - | - |
シャクラム・ギアソフ | 5 | - | - | - | - |
ジョバンニ・サンティラン | - | - | - | 5 | - |
デビッド・アヴァニシアン | - | 8 | 10 | - | 10 |
佐々木尽 | - | - | 9 | 8 | - |
ブレア・コブス | - | - | - | 6 | - |
ガブリエル・マエストル | 6 | - | - | - | - |
コナー・ベン | - | 6 | - | - | - |
エコウ・エスマン | - | - | 6 | - | - |
テイラス・シュレスティウク | 7 | - | - | - | - |
エギディジュス・カヴァリアウスカス | - | 7 | - | - | - |
トゥラニ・ムベンゲ | - | 9 | - | - | - |
ライアム・テイラー | - | - | - | 9 | - |
ハロルド・カルデロン | 10 | - | - | - | - |
アンソニー・ヤング | - | - | - | 10 | - |
【ボクシング】世界ウェルター級ランキング:気になる選手を解説
一覧だけだと面白くないので、個人的に気になっている選手をピックアップして解説していきます。
テレンス・クロフォード
- 戦績:39戦39勝30KO無敗
- 身長:173cm
- リーチ:188cm
- 出身:アメリカ
- 構え:スイッチヒッター
PFPランキングでもここ数年TOP5以上をキープしているテレンス・クロフォード。
彼はライト級、スーパーライト級、ウェルター級の3階級制覇王者です。
さらにスーパーライト級では4団体統一を成し遂げています。
現在はWBO世界ウェルター級チャンピオンとして君臨しており、無敗街道を突き進んでいます。
ちなみに、ウェルター級に上げてからはすべての試合をKOで勝利している、まさに怪物。
そして、まだ確定ではありませんが2023年7月29日にはWBA、WBC、IBFの3団体統一王者であるエロール・スペンスJrとの4団体統一戦が予定されているようです!!
もしこの試合に勝利すれば、前人未到の2階級4団体統一王者になることでしょう。
ちなみにクロフォードの試合映像をまとめていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
エロール・スペンスJr
- 戦績:28戦28勝22KO無敗
- 身長:178cm
- リーチ:183cm
- 出身:アメリカ
- 構え:サウスポー
現WBC、WBAスーパー、IBF世界ウェルター級3団体統一王者であるエロール・スペンスJr。
クロフォードと双璧をなすウェルター級王者の一人です。
彼は3つの団体のベルトを当時のチャンピオンに勝って獲得しており、間違いなく強いチャンピオンです。
しかしプライベートでは2019年に交通事故で怪我をしたり、2021年には網膜裂孔でパッキャオとの試合が中止になったりとなんやかんや不幸に見舞われています。
(交通事故は飲酒運転だったそうで、そこは自業自得ですが…)
とはいえ、ケル・ブルックやショーン・ポーター、ヨルデニウス・ウガスといった当時の強豪チャンピオンに勝利しているので、アメリカでは大人気の選手です。
2023年7月29日にはクロフォードとの4団体統一戦が予定されているようなので、無事に開催されることを祈るばかりですね!!
ちなみにスペンスの試合映像をまとめているので、気になる方はチェックしてみてください。
スペンスのパワーがえげつないです…
ジャロン・エニス
- 戦績:31戦30勝27KO1無効試合
- 身長:178cm
- リーチ:188cm
- 出身:アメリカ
- 構え:スイッチヒッター
次のスターとして期待されているジャロン・エニス、現IBF世界ウェルター級暫定王者です。
戦績を見るとわかりますが、とんでもないKO率を誇ります。
しかもクロフォードと同じくスイッチヒッターでもあります。
クロフォード、スペンスがいなければとっくにチャンピオンになっていてもおかしくない選手ですね。
間違いなくベルト戦線に加わってくる選手なので、今後に期待ですね。
ちなみにあの井上尚弥選手と試合が予定されているスティーブン・フルトンは同じジムに所属しています。
ヴァージル・オルティスJr
- 戦績:19戦19勝19KO無敗
- 身長:178cm
- リーチ:178cm
- 出身:アメリカ
- 構え:オーソドックス
こちらも時期スター候補として目されているヴァージル・オルティスJr。
彼の戦績も凄まじく、なんとKO率100%を誇っています!!
彼もまた、とっくにチャンピオンになっていてもおかしくないくらい強い選手なので、ベルト戦線に加わっていくことは間違いないでしょう。
そして2023年7月8日にWBA王者のエイマンタス・スタニオニスとの試合が決定しました!!
おそらくオルティスが勝つと思いますが、どうなることでしょうか…
個人的にはジャロン・エニス、ヴァージル・オルティス、後述のコナー・ベンとの若手最強を決めてもらいたいですね!!
コナー・ベン
- 戦績:21戦21勝14KO無敗
- 身長:173cm
- リーチ:173cm
- 出身:イギリス
- 構え:オーソドックス
2階級制覇王者であるナイジェル・ベンを父に持つコナー・ベン。
彼もまたウェルター級の時期スターとして期待されている選手の一人です。
無敗街道を突き進み、2022年10月には親子2世対決となるクリス・ユーバンクJrとの試合が決定していました。
しかし、ベンがドーピング検査で陽性の結果が出てしまい、試合は延期に…
日程も決まっておらず、ボクサーライセンスも放棄したとの報道もあるので、今後どうなることでしょうか…
イギリス国内ではとても盛り上がっていただけに残念ですね。
ヨルデニス・ウガス
- 戦績:32戦27勝12KO5敗
- 身長:175cm
- リーチ:175cm
- 出身:キューバ
- 構え:オーソドックス
元WBAスーパー世界ウェルター級王者のヨルデニス・ウガス。
彼が一躍有名になったのは2021年の8月に開催されたマニー・パッキャオとのWBA王座統一戦でしょう。
元々はパッキャオvsスペンスの試合が予定されていましたが、スペンスの怪我により急遽対戦することが決まりました。
試合前はパッキャオ有利と言われていましたが、その評判を跳ね除け3-0の判定で勝利を収め、一躍スターに駆け上がります。
しかし、2022年4月に行われたスペンスとの3団体統一戦で10RTKO負けを喫し、王座陥落してしまいました。
ただ、個人的にはまだまだ活躍してほしい選手だと思っています。
というのも、ウガスはとても苦労を重ねてきた選手なんですね。
ウガスの出身国であるキューバは2022年までプロボクシングが禁止されており、キューバ出身の選手はみんな亡命をしてアメリカでプロになる選手が多かったんです。
ウガスもその一人で、なんと7回もの亡命を繰り返し、決死の思いでアメリカに亡命したそうです。
ようやく亡命に成功してプロボクサーになるも、8回戦時代にまさかの2連敗を喫し2年ほどの引退期間を作ってしまいます。(その負けも疑惑の判定でした…)
復帰後、2019年にようやく掴んだWBC世界ウェルター級王座への挑戦。
この試合も疑惑の判定で敗れてしまいます。
ちなみにこの時の相手はショーン・ポーターという名選手で、勝者の名前を上げられた時に浮かない表情をしていたのも印象的でした。
しかし、それでも諦めずにチャンスを待って、ようやく手にしたWBAのタイトル。
スペンスには敗れてしまいましたが、ここは一つアマチュア時代の因縁相手であるクロフォードとの対戦も見てみたいですね。
ニックネーム「54 Milagros」にまつわる話
- 「54」は連敗して引退した時に背中を押してくれた親友のメジャーリーガー”アロディス・チャップマン”の背番号
- Milagrosは母国に残してきた母親の名前
キース・サーマン
- 戦績:31戦30勝22KO1敗
- 身長:177cm
- リーチ:175cm
- 出身:アメリカ
- 構え:オーソドックス
元WBC・WBAスーパー世界ウェルター級2団体統一王者であるキース・サーマン。
ショーン・ポーターやダニー・ガルシアといった強豪を破ってきたトップファイターです。
2019年7月にパッキャオとの試合で惜しくも1-2で敗れてしまい、怪我やコロナの影響もあって2年半ものブランクが空いてしまいました。
しかし、2022年2月の復帰戦で見事3-0の判定勝利を収めました。
年齢的にもキャリア終盤に差し掛かってきていますが、トップ戦線に食い込んでいってほしいですね。
ちなみにサーマンは親日家であり、たびたび日本に来ているようです。
ちょっと親近感が湧いてきますね(笑)
今後の動向に注目です。
佐々木尽
- 戦績:17戦15勝14KO1敗1分
- 身長:174cm
- リーチ:??
- 出身:日本
- 構え:オーソドックス
現WBOアジアパシフィックウェルター級王者の佐々木尽。
戦績を見るとわかりますがとてつもないハードパンチャーです。
しかもKOで勝利した試合はすべて5R以内と前半にめちゃくちゃ強いことがわかりますね。
1度の敗北はスーパーライト級時代に平岡アンディ選手との一戦のみです。
ちなみにこの時は1.8kgもの体重超過をしてしまい、それなりにバッシングを受けてしまいましたが、この試合の1ヶ月前くらいにコロナにかかってしまったようで…
もちろん体重超過はダメなことですが、いろいろな背景を考えるとちょっと可愛そうだったなぁとは思いましたね。
そんな絶不調のタイミングで初めての敗北を喫したあと、3勝1ドローを挟んで2023年4月8日に小原佳太選手とのWBOアジアパシフィック防衛戦が行われました。
国内ウェルター級最強決定戦とも言われていましたが、佐々木選手が圧倒的なパフォーマンスを発揮して3RでのTKO勝利を飾りました。
ウェルター級ではまだ日本人の世界チャンピオンは誕生していないので、今後の活躍が楽しみですね!!
【ボクシング】世界ウェルター級ランキング一覧:まとめ
以上、ボクシング世界ウェルター級ランキング一覧と気になるボクサーの簡単な解説でした!!
ウェルター級は世界的人気階級であり、PFPに名を連ねる選手も多いので今後も注目ですね!!
よくランキングの変動があるので、ちょくちょく更新していきますね。
ちなみに下の階級であるライト級やさらに重いミドル級の階級についてもまとめていますので興味のある方はそちらもご覧になってみてください。
それでは!!