こんにちは、この記事ではボクシング世界スーパーバンタム級のランキングをまとめました!!
ボクシングといえば、日本で今一番注目されているのが井上尚弥。
そしてキックボクシング界の神童・那須川天心選手がスーパーバンタムでのデビューを発表しました。
そんな彼らが戦うことになるスーパーバンタム級(53.524~55.338kg)について、世界ランキングの上位にランクインしている選手をまとめました!!
WBA、WBC、WBO、IBF、リングマガジンにランクインされているボクサーをまとめましたので、是非チェックしてみてください!!
- 選手の名前は英語名をGoogle翻訳してるのでちょっと違和感があるかもしれません
- 表示の順番は偏見です(チャンピオンである、複数団体にランクインしている、などが上位に表示する理由にしています)
【ボクシング】世界スーパーバンタム級ランキング一覧
- WBA:2023/05/31 更新
- WBC:2023/05/26 更新
- IBF:2023/05/15 更新
- WBO:2023/05/15 更新
- RING:2023/05/27 更新
名前 | WBA | WBC | IBF | WBO | RING |
---|---|---|---|---|---|
スティーブン・フルトン | - | 王者 | - | 王者 | 1 |
マーロン・タパレス | スーパー | - | 王者 | - | 2 |
井上尚弥 | - | 1 | - | 1 | PFP2 |
ルイス・ネリー | - | 2 | 3 | 3 | 4 |
ムロジョン・アフマダリエフ | 2 | 4 | 7 | - | 3 |
ライース・アリーム | 7 | - | 5 | 2 | 5 |
サム・グッドマン | - | - | 4 | 4 | 10 |
亀田和毅 | 1 | - | 9 | 9 | - |
ジョンリール・カシメロ | - | 6 | - | 5 | - |
ケビン・ゴンザレス | 3 | - | - | - | - |
アザト・ホヴァニシアン | - | 8 | - | - | 6 |
カール・ジェームス・マーティン | - | - | 6 | 8 | - |
ダビド・ピカッソ | - | 3 | - | - | - |
シャバズ・マサウド | 4 | - | - | - | - |
オレウ・ドブハン | 5 | - | - | - | - |
チャイノイ・ウォラウット | - | 5 | - | - | - |
エブゲニー・パブロフ | 6 | - | - | - | - |
ムカンマド・シェコフ | - | - | - | 6 | - |
カルロス・カストロ | - | 7 | - | - | - |
ロニー・リオス | - | - | - | - | 7 |
赤穂亮 | - | - | - | 7 | - |
ラファエル・ペドロサ | 8 | - | - | - | - |
ルドゥーモ・ラマティ | - | - | 8 | - | - |
ゾラニ・テテ | - | - | - | - | 8 |
マイク・プラニア | - | - | - | - | 9 |
ライアム・デービス | - | 9 | - | - | - |
レオナルド・カリロ | 9 | - | - | - | - |
ヘクター・バルデス | 10 | - | - | - | - |
アーロン・アラメダ | - | - | 10 | - | - |
武居由樹 | - | 10 | - | - | - |
フィリパス・ンギチューバ | - | - | - | 10 | - |
【ボクシング】世界スーパーバンタム級ランキング:気になる選手を解説
一覧だけだと面白くないので、個人的に気になっている選手たちをピックアップして解説していきます。
スティーブン・フルトン
- 戦績:21戦21勝8KO無敗
- 身長:169cm
- リーチ:179cm
- 出身:アメリカ
- 構え:オーソドックス
現WBC・WBO統一チャンピオンのスティーブン・フルトン。
いまだ無敗の彼は2021年11月27日に対向王者であったWBCチャンピオンのブランドン・フィゲロアと統一戦を行い、判定で勝利しました。
そして2022年6月4日には元WBAスーパー・IBF2団体統一王者であったダニエル・ローマンとの防衛戦も大差の判定で勝利しています。
KO率はそこまで高くないですが、テクニシャンであることは間違いありません。
また、井上尚弥選手についても言及しており、「俺が圧勝する」と豪語しています。
もちろん、階級差というものがあるので、実際にやってみなければわかりませんが、井上選手にとって大きな壁になるのは間違いないでしょうね。
そしてついに井上尚弥選手との試合が決定!!
試合日は2023年7月25日、場所は有明アリーナ!!
ちなみに今回もドコモ独占配信のようで、dTVの後継アプリになる「Lemino」という媒体で配信されるそうです…
この様子だと今後の井上尚弥選手の試合はドコモ系列で固まりそうだ…
幸いにも無料で見れるそうですが、当日の配信にトラブルが無いといいですね…
ちなみに、フルトンの試合動画をまとめた記事もありますので、気になる方は是非チェックしてみてください。
決してスリリングなボクサーでは無いですが、最近の試合は特にテクニカルな部分が見えると思います。
マーロン・タパレス
- 戦績:40戦37勝19KO3敗
- 身長:163cm
- リーチ:165cm
- 出身:フィリピン
- 構え:サウスポー
元WBO世界バンタム級王者であり、新WBAスーパー・IBF世界スーパーバンタム級王者となったマーロン・タパレス。
彼は2019年に岩佐選手とIBF世界スーパーバンタム級暫定王座を賭けて対戦したことがあります。
この試合は岩佐選手が11RにTKO勝利を収めました。
そのため、2023年4月8日に行われたアフマダリエフとの試合は圧倒的に不利な予想でした。
というのも岩佐選手はアフマダリエフに5RでTKO負けしているため(この試合はストップが早いという意見もありましたが)、その岩佐選手に負けたタパレスは圧倒的に不利だと思われても当然…
しかしまさかの大番狂わせを起こし、見事2団体統一王者に輝きました!!
一気にスーパーバンタム級のトップ戦線に躍り出たタパレス、今後はアフマダリエフとの再戦なのか、それともWBAの指名挑戦者になるであろう亀田和毅選手と試合をするのか。
もしくはフルトン VS 井上の勝者とやるのか、今後の動向に注目ですね。
ムロジョン・アフマダリエフ
- 戦績:11戦11勝8KO1敗
- 身長:166cm
- リーチ:173cm
- 出身:ウズベキスタン
- 構え:サウスポー
元はトップアマの選手であるムロジョン・アフマダリエフ。
彼は8戦目にして当時のWBAスーパー・IBF統一王者であるダニエル・ローマンに僅差の判定で勝利し、統一王座を獲得しています。
身長、リーチは井上尚弥選手とほとんど変わりませんが、階級の壁がどう作用してくるのかが気になりますね。
2023年4月8日にはIBFの指名挑戦者であるマーロン・タパレスとの試合が行われました‼︎
なんとまさかのアフマダリエフが陥落‼︎
再戦が行われるのかはわかりませんが、四団体統一戦線からは一歩下がってしまいましたね…
また、数は少ないですが試合映像をまとめた記事を用意しているので気になる方はチェックしてみてください。
ゾラニ・テテ
- 戦績:34戦30勝23KO4敗
- 身長:175cm
- リーチ:183cm
- 出身:南アフリカ
- 構え:サウスポー
元IBFスーパーフライ級世界王者、元WBOバンタム級世界王者のゾラニ・テテ。
彼はあのWBSSバンタム級トーナメントに出場しており、準決勝でノニト・ドネア選手と対戦する予定でしたが、怪我のためにあえなく欠場…
その後復帰戦であのジョンリール・カシメロとWBO王座/暫定王座統一戦に敗れ第一線からは退いてしまいました。
しかし、2021年の復帰戦からはスーパーバンタムに階級を上げ、各団体の上位にランク付けされるようになりました。
ところが、最後の試合の後になんとドーピング検査で陽性が出てしまい、今後のキャリアに暗雲が立ち込めてきました…
井上尚弥選手と関わることなくキャリアを終えてしまうのでしょうか…
アザト・ホヴァニシアン
- 戦績:25戦21勝17KO4敗
- 身長:168cm
- リーチ:165cm
- 出身:アルメニア
- 構え:オーソドックス
スーパーバンタム級のトップコンテンダーであるアザト・ホバニシヤン。
最後に負けたのは2018年5月に行われた当時のWBC世界スーパーバンタム級チャンピオンであったレイ・バルガス(2022年時点ではWBC世界フェザー級チャンピオン)との一戦以来です。
実はこの選手、井上尚弥選手が2022年9月にアメリカへ合宿に行った時のスパーリングパートナーの一人でした。
さすが1階級上のトップファイター、体格が有利なことを活かしてゴリゴリとインファイトを仕掛けていました。
さすがの井上尚弥選手でも少し圧されるシーンもありました。
ちなみにあのルイス・ネリと2023年2月18日にWBCタイトル挑戦者決定戦を行うというニュースがありました。
結果は残念ながら(?)ネリの11RTKO勝利となってしまいました…
これでネリが井上VSフルトンの勝者と戦う可能性が高くなりましたね…
ライース・アリーム
- 戦績:20戦20勝12KO無敗
- 身長:168cm
- リーチ:174cm
- 出身:アメリカ
- 構え:オーソドックス
元WBA世界スーパーバンタム暫定王者のライース・アリーム。
スーパーバンタム級のアメリカ人トップファイターです。
2021年1月にWBA暫定王座を獲得しますが、WBAの方針変更のため剥奪されました。(WBAタイトル多すぎ問題)
代わりにWBA王座への挑戦権を獲得しますが、色々あってまだタイトルに挑戦できていません。
ちなみに井上尚弥がスーパーバンタム級に転向することについて本人が少し触れています。
トップランカーとして今後対戦の可能性は大いにありえます。
今後の情報に期待しましょう!!
ジョンリール・カシメロ
- 戦績:37戦33勝22KO4敗
- 身長:163cm
- リーチ:163cm
- 出身:フィリピン
- 構え:オーソドックス
元WBO世界バンタム級チャンピオンのカシメロ。
2019年11月30日にWBO正規・暫定王座統一戦でWBSS出場者でもあったゾラニ・テテをわずか3RでKOしています。
元々は2020年4月に井上尚弥との試合が予定されていましたが、コロナの影響で延期になってしまいました…
そして2021年12月11日に予定されていたポール・バトラーとの指名試合でカシメロの緊急入院により中止になってしまいました…
さらに、2022年4月22日に延期されていたバトラーとの指名試合はカシメロの減量目的としたサウナの利用が発覚したため、再びキャンセルに…(ちなみにイギリスのローカルルールがサウナ利用禁止なのだそう)
2度の延期を受けて、ついにWBOはカシメロから王座をはく奪、暫定王座に輝いたポール・バトラーは正規王座に格上げとなりました。
これはもう本当にカシメロは井上選手とやることはなくなったかと思われました…
しかし、2022年12月3日に行われた赤穂亮選手との試合は2RKOでの勝利を収め、無事世界ランカーに返り咲きを果たします!!
2023年5月13日の試合はダウンを奪いつつ判定勝利を収めました。
ルイス・ネリ
- 戦績:34戦33勝25KO1敗
- 身長:165cm
- リーチ:165cm
- 出身:メキシコ
- 構え:サウスポー
ご存知、悪童ルイス・ネリ。
2017年、2018年にバンタム級であの山中慎介さんと対戦しどちらもKO勝利を飾っています。
しかし、1度目の対戦ではドーピング検査で陽性が出てしまい、さらに2度目の対戦では体重超過(バンタム級の試合なのに、2階級も上のフェザー級の体重…)してしまったため、王座をはく奪されました。
しかも2019年にはあのエマニュエル・ロドリゲス選手との試合も予定されていましたが、またも体重超過をしました。
これをうけてロドリゲス陣営は試合中止を要請し、要請通り試合中止になってしまいました。(ロドリゲス陣営は英断でしたね)
2020年にはスーパーバンタムに階級を上げ、WBC王座を獲得しましたが、2021年5月15日にブランドン・フィゲロア選手の挑戦を受け、7RKOで初の黒星を喫しました。
なお、復帰戦の2022年2月5日の試合では僅差の2-1で判定勝利を収めています。
個人的には井上尚弥選手にぶっ飛ばしてもらいたいところですが、そもそも同じリングに立ってほしくない、という気持ちもあったりします…
2023年2月18日にはホヴァニシアンとのWBC王座挑戦者決定戦で11RTKO勝利し、WBC指名挑戦権を獲得しました。
これで井上尚弥 VS スティーブン・フルトンの結果次第では井上尚弥 VS ルイス・ネリが見られるかもしれません…
亀田和毅
- 戦績:43戦40勝22KO3敗
- 身長:171cm
- リーチ:170cm
- 出身:日本
- 構え:オーソドックス
日本では有名な亀田一家の三男、亀田和毅選手。
2021年12月12日にWBAの挑戦者決定戦で右拳を怪我しながらも3-0の判定勝ちを納めました。
いつになるかはまだわかりませんが、2023年中にはWBAタイトル、つまりタパレスに挑戦することになるでしょう。
そして、もしそれに勝ってタイトルを獲得することになれば、井上尚弥選手との日本人対決が見られるかもしれませんね‼︎
アフマダリエフは強敵でしたが、なんとなくタパレスであれば亀田選手のスピードで抑え込んでしまえるような気がしています…
井上尚弥
- 戦績:24戦24勝21KO無敗
- 身長:165cm
- リーチ:171cm
- 出身:日本
- 構え:オーソドックス
バンタム級世界4団体統一王者であり、モンスターの異名で知られる井上尚弥。
2019年11月7日に行われたドネアとのWBSS決勝戦は「リング誌」における年間最高試合に選ばれましたね。
リングマガジンが選定した年間最高試合
その後の3つの試合をすべてKOで勝利し、2022年6月7日にドネア選手との再戦が行われました!!
なんとまさかの2RTKO勝利と、戦前語っていた通り圧倒して何もさせない、を体現したような試合でしたね…
この試合が評価され、あのリング誌でP4Pランキング1位の偉業を成し遂げました!!(2022年8月25日時点で2位になりましたが…)
ちなみに井上VSドネア2はアマゾンプライムで見逃し配信されていますので、いつ登録しても見ることができます。
そしてそしてついに!!
2022年12月13日に日本人として、アジア人として、そしてバンタム級としても史上初となる4団体統一王者に輝きました!!
そのわずか一ヶ月後、2023年1月13日にバンタム級のベルトをすべて返上して、スーパーバンタム級に転向することを正式発表しました。
2023年5月7日にスティーブン・フルトンとの試合が決定していましたが、井上選手が練習中に拳を負傷してしまったため試合は延期に…
とはいえそこまで重症というわけでは無いようで、3月末に延期後の日程が発表されました。
7月25日に有明アリーナで改めて試合が開催されることが発表されました!!
怪我をしっかり治して万全の状態で挑んでほしいですね!!
ちなみに放送媒体は「Lemino」というdTVの後継アプリで配信されるそうです。
無料で配信されるそうなので、そこだけが救いですね…
とにかく、井上選手の怪我が無事に回復することを祈って気長に待つしかありませんね。
ちなみに井上尚弥選手の試合動画をまとめていますのでフルトン戦まで過去の試合をおさらいしておくのもいいでしょう。
【ボクシング】世界スーパーバンタム級ランキング一覧:まとめ
以上、ボクシングスーパーバンタム級世界ランキング一覧と気になるボクサーの簡単な解説でした!!
スーパーバンタム級は日本人も世界ランキングに入ることが多いのでなかなか注目の階級ですね!!
ランキング変動がよくあるので、ちょくちょく更新していきます。
ちなみに下の階級であるバンタム級や上の階級であるフェザー級など他の階級についてもまとめていますのでそちらもご覧になってみてください。
それでは!!