この記事では、ボクシングのライト級世界ランキングをまとめました!!
ライト級といえば、今の日本人にはあまり馴染みのない階級ですが、世界的に見るとかなり人気の階級です。
世界最速3階級制覇王者のロマチェンコ、圧倒的KO率を誇るデービス、ネクストメイウェザーと呼ばれるスティーブンソン。
そんなライト級(58.967~61.235kg)にはどんな選手がいるのか??
WBA、WBC、WBO、IBF、リングマガジンにランクインされている世界ランカーのボクサーをまとめましたので、是非チェックしてみてください!!
- 選手の名前は英語名をGoogle翻訳しているため、おかしい場合もありますがご了承ください
- 表示の順番は独自の基準で記載しています
(チャンピオンである、複数団体にランクインしている、などが上位に来る理由です) - スーパー王座、暫定王座、休養王座は「スーパー」、「暫定」など省略します
- Top10以上にランクインしている選手のみ記載しています
【ボクシング】世界ライト級ランキング一覧
- WBA:2024/8/31 更新
- WBC:2024/8/17 更新
- IBF:2024/8/14 更新
- WBO:2024/8/15 更新
- RING:2024/8/31 更新
名前 | WBA | WBC | IBF | WBO | RING |
---|---|---|---|---|---|
ガーボンタ・デービス | 王者 | - | - | - | 1 PFP 8 |
ワシル・ロマチェンコ | - | - | 王者 | - | 2 |
シャクール・スティーブンソン | - | 王者 | - | - | 4 |
デニス・ベリンチック | - | - | - | 王者 | 5 |
ウイリアム・ゼペダ | 1 | 1 | 1 | 1 | 3 |
レイモンド・ムラタラ | - | 2 | 4 | 2 | 6 |
キーショーン・デービス | - | 3 | 3 | 3 | 7 |
エドウィン・デ・ロス・サントス | 3 | 4 | 10 | 6 | - |
ザウル・アブドゥラエフ | 7 | 7 | 6 | 4 | - |
マーク・チャンバーレイン | - | 5 | 5 | 8 | 9 |
アンディ・クルス | 4 | 6 | 7 | - | 10 |
フランク・マーティン | 8 | 8 | 9 | - | 8 |
フロイド・スコフィールド | 2 | - | - | - | - |
ジョージ・カンボソスJr | - | - | 8 | 7 | - |
サム・ノークス | - | - | - | 5 | - |
ゲイリー・カリー | 5 | - | - | - | - |
フラディミル・マカヨ | 6 | - | - | - | - |
保田克也 | - | - | - | 9 | - |
グスターボ・レモス | - | 9 | - | - | - |
ルーカス・バディ | 9 | - | - | - | - |
ルーベン・ネストル・ネリ・ムニョス | 10 | - | - | - | - |
ミゲル・マドゥエニョ | - | - | - | 10 | - |
アントニオ・ペレス | - | 10 | - | - | - |
【ボクシング】世界ライト級ランキング:気になる選手を解説
一覧だけだと面白くないので、個人的に気になっている選手をピックアップして解説していきます。
ガーボンタ・デービス
- 戦績:30戦30勝28KO無敗
- 身長:166cm
- リーチ:171cm
- 出身:アメリカ
- 構え:サウスポー
- 年齢:29歳
“タンク”の異名を持つガーボンタ・デービス。
29戦29勝と無敗であり、更に27KOという驚異的なKO率を誇ります。
KO率が高く、パフォーマンスも派手なのでアメリカではかなりの人気を誇ります。
そして同じくアメリカで大人気のライアン・ガルシアとの世紀の一戦が2023年4月22日(日本時間23日)に行われました‼︎
この世紀の試合はデービスがボディブローで7RKO勝利を納めました‼︎
流石のデービスでしたねぇ、ガルシアもいい攻め方をしてましたね‼︎
そしてそれから約1年、2024年6月15日にフランク・マーティンとの試合が行われ、見事8RTKO勝利を収めました。
マーティンは間違いなく強豪でしたが、そんなマーティンを倒し切るデービスは流石でしたね。
そろそろ他団体のチャンピオンとの統一戦が見たいですね!!
そんなデービス、アメリカボクシング界では人気の彼ですが、プライベートでは何回か逮捕されているなど素行はあまり良くありません。
これらの判決がどうなるのかわかりませんが、ボクシングに影響がないようにもう少し節度を持ってほしいなぁと個人的には思いますが…
ちなみに、なんとデービスはあの井上尚弥選手について語っています。
動画ではめちゃくちゃ褒めているので、そういったところは嫌いじゃありません(笑)
ちなみに以下の記事にデービスの試合映像をまとめていますので、気になる方はチェックしてみてください。
アメリカで人気になる理由がわかりますよ!!
シャクール・スティーブンソン
- 戦績:22戦22勝10KO無敗
- 身長:173cm
- リーチ:173cm
- 出身:アメリカ
- 構え:サウスポー
- 年齢:27歳
ネクストメイウェザーとして名高いシャクール・スティーブンソン。
彼はWBO世界フェザー級チャンピオン、そしてWBO・WBC世界スーパーフェザー級2団体統一チャンピオンという偉業を達成しています。
KO率はそこまで高くないですが、圧倒的スピードとテクニックで同階級の世界チャンピオンクラスの選手を圧倒してきました。
そんな彼は2022年9月23日の防衛戦でなんと体重超過してしまい、WBO・WBC2つのベルトを剥奪されてしまいました…
減量がきつかったようですが、せめてチャンピオンならしっかり体重を作ってこいよ、と思ってしまいます…
その試合も判定で難なく勝利していますが、激戦区であるライト級で通用するのでしょうか??
そして、2023年4月8日(日本時間で9日)に日本の吉野修一郎選手とWBC世界ライト級挑戦者決定戦が行われました‼︎
結果はシャクールの6RTKO勝利を飾り、WBC王座挑戦に王手をかけましたね。
そして2023年11月16日にエドウィン・デ・ロス・サントスとのWBC王座決定戦が行われ、見事WBC世界ライト級王座を獲得しました。
とはいえ、この試合は会場からブーイングが出るなどかなりの塩試合でしたね…
そして、今後どうなるのかはわかりませんが、突然引退を宣言しました。
結局、これはよくある引退するする詐欺で、2024年7月6日にアルテム・ハルチュニアンとの防衛戦が行われました。
結果は3-0の判定勝利となりましたが、相変わらずブーイングの絶えない試合だったようです…
IBFはロマチェンコが王座を獲得したので、統一戦をやってもらいたいですね!!
ジョージ・カンボソスJr
- 戦績:24戦21勝10KO3敗
- 身長:175cm
- リーチ:173cm
- 出身:オーストラリア
- 構え:オーソドックス
- 年齢:31歳
元ライト級3団体統一王者であるジョージ・カンボソスJr。
彼は2021年11月27日に行われたテオフィーモ・ロペスとの試合で一躍有名になりました。
下馬評ではテオフィーモ・ロペスの圧倒的有利でした。
というのも、テオフィーモ・ロペスはあのロマチェンコに勝利したことで評価がとてつもなく高かったため、当時は誰もカンボソスJrが勝てると思っていなかったでしょう。
しかし、1Rからダウンを奪う大波乱を起こし、10Rには自身もダウンを奪われるも、僅差の判定勝利を収め、大番狂わせを起こしました。
そして2022年にはロマチェンコとの試合が決定していましたが、ウクライナ侵攻でロマチェンコが帰国してしまったため延期になってしまいました。
それを受けてカンボソスJrはロマチェンコに対して、「あなたの決断を尊重します。無事でいることを祈ります。帰ってきたら真のチャンピオン同士で戦おう。」と男気あふれるツイートをしています。
残念ながらその後のヘイニーとの試合で連敗してしまったため、ロマチェンコとの試合はなくなってしまったと思われました…
しかし2024年5月12日にIBF世界ライト級王座決定戦として、ロマチェンコとの試合が行われました!!
結果は11RロマチェンコのTKO勝利!!
しかし最後までカンボソスも諦めず、漢らしい姿勢で挑んでいましたね。
吉野修一郎
- 戦績:17戦16勝12KO1敗
- 身長:175cm
- リーチ:173cm
- 出身:日本
- 構え:オーソドックス
- 年齢:32歳
ここにきて、日本人選手の吉野修一郎選手です!!
吉野選手は2022年時点で世界的な選手との対戦経験はありませんが、強豪日本人選手に勝ってきています。
元WBO世界スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪選手に大差負傷判定勝利し、ロマチェンコやテオフィーモロペスとも激闘を繰り広げた中谷正義選手をTKOで下しているなど、日本国内屈指のボクサーです。
中谷選手に勝利したことでより世界が近づいてきたと思います。
日本人として長らく現れなかったライト級の世界チャンピオンに是非なってもらいたいですね!!
そして、2023年4月8日(日本時間で9日)にあのシャクール・スティーブンソンとWBC世界ライト級挑戦者決定戦が行われました。
結果は残念ながら吉野選手の6RTKO負けとなってしまいましたね…
ちょっとストップが早すぎる気もしましたが…
そんな吉野選手、2024年6月17日に復帰戦を行い、見事2RTKO勝利を収めました!!
まだまだ諦めず、世界を目指してもらいたいですね!!
ワシル・ロマチェンコ
- 戦績:21戦18勝12KO3敗
- 身長:170cm
- リーチ:166cm
- 出身:ウクライナ
- 構え:サウスポー
- 年齢:36歳
ボクシングファンの間ではおなじみ、”ハイテック”ことワシル・ロマチェンコです。
彼はアマチュアボクシングで驚異の397戦396勝の記録を引っさげて2013年にプロボクシングへ転向しました。(ちなみに1敗した相手には再戦できっちり勝ったそうです)
わずか2戦目にして世界タイトルに挑戦しますが、相手のオルランド・サリドが体重超過をし、さらに試合ではバッティングやクリンチの多様などダーティ手段を展開してまさかの黒星を喫してしまいます。
しかし、3戦目でゲイリー・ラッセルJrとのWBO世界フェザー級王座決定戦で勝利し、見事王座に輝きました。
さらに、7戦目でWBO世界スーパーフェザー級王座に挑戦し、5RKO勝利を収めて世界最速2階級制覇を達成します。(それまでは井上尚弥選手の8戦目での2階級制覇が最速記録でした)
そこからなんと4戦連続で相手の棄権による勝利をし、一部ではロマチェンコ勝ちなどと呼ばれるように。
そして、12戦目であのホルヘ・リナレスの持つWBAスーパー世界ライト王座に挑戦し、キャリア初のダウンを奪われるものの、10RTKO勝利でこれまた世界最速での3階級制覇を達成しました。
15戦を戦って、ついにライト級3団体統一王者にまでなったロマチェンコですが、16戦目に対戦したテオフィーモ・ロペスにまさかの判定負けを喫してしまいます。
そこから復帰戦で2連続勝利を飾りましたが、ウクライナ侵攻を受けて国のために帰国しました。
しかし、2022年10月29日に戦地から戻ったロマチェンコは復帰戦で無事勝利しました。
そして、2023年5月20日にはヘイニーとの試合が行われました!!
結果は残念ながら0-3でロマチェンコの負けとなりました…
内容はかなり僅差でしたが、惜しくも4団体統一とはなりませんでしたね。
年齢のこともあり今後どうなるかと思われていましたが…
2024年5月12日に、IBF世界ライト級王座決定戦としてジョージ・カンボソスJrとの試合が行われました!!
結果は、見事11RTKO勝利を収め、IBF世界ライト級チャンピオンに返り咲きました!!
ちなみに、ロマチェンコの試合動画をまとめた記事を用意していますので、気になる方は是非チェックしてみてください!!
【ボクシング】世界ライト級ランキング一覧:まとめ
以上、ボクシング世界ライト級ランキング一覧と気になるボクサーの簡単な解説でした!!
よくランキングは変動するので、ちょくちょく更新していきますね。
ちなみに下の階級であるスーパーフェザー級や、上の階級であるスーパーライト級などの記事もありますので、気になったらチェックしてみてください!!