2024年9月10日にiPhone 16が発売されましたね。
そこで疑問に思ったのですが…
- A15 Bionicと、A18ってどのくらい性能が違うの??
- iPhone 14と16は何が違うの??
- iPhone 13と16は何が違うの??
- コストパフォーマンスを考えたらどれがいいの??
この疑問を解決するためにA15 BionicとA18を比較してみました。
A15 BionicとA18が搭載されている端末
まずはA15 BionicとA18が搭載されている端末を解説します。
ちなみにこの情報は2024年9月時点のものになります。
A15 Bionicを搭載している端末
まずはじめにA15 Bionicを搭載している端末はこちら。
- iPhone 13シリーズ
- iPhone 14/14 Plus
- iPad mini 第6世代
- iPhone SE3
- Apple TV 4K
A18を搭載している端末
次にA18を搭載している端末がこちら。
- iPhone 16/16 Plus (A18)
- iPhone 16 Pro/16 Pro Max (A18 Pro)
A15 BionicとA18のCPU/GPU性能を比較
次にA15 BionicとA18のCPU/GPU性能を比較していきます。
利用したベンチマークツール
- CPU性能:Geek Bench6
- GPU性能:iGPU-FP32
A15 BionicとA18のCPUスペックを比較
プロセッサー | CPUコア数 | ベンチマーク |
---|---|---|
A15 Bionic | 高性能コア:2 高効率コア:4 | 5402 |
A18 | 高性能コア:2 高効率コア:4 | 8492 |
A15 Bionicと比較して、A18のほうが約1.6倍ほどスペックがいいことがわかりますね。
このくらいの差であれば普通の使い方であればほとんど違いはわからないと思います。
少しアプリのインストールが早かったり、再起動の時間が早くなるくらいですね。
A15 BionicとA18のGPUスペックを比較
次にGPUスペックを比較します。
ちなみにA15 BionicはGPUコアが4コアモデルと5コアモデルの2種類があります。
プロセッサー | GPUコア数 | ベンチマーク |
---|---|---|
A15 Bionic 4コアモデル | 4コア | 1200 |
A15 Bionic 5コアモデル | 5コア | 1500 |
A18 | 5コア | 2150 |
A18 Pro | 6コア | 2580 |
A15 Bionic(5コアモデル)と比較してA18は約1.4倍スペックが上がってますね。
そこまで大きな進歩には見えませんが、それでも3Dのゲームをするときでもラグが少なくなったりします。
ちなみにA15 Bionic(4コアモデル)とA18 Proで比較すると約2.1倍違うので、体感でもスペックが上がっていると感じられるでしょう。
つまり、よりなめらかな映像でゲームが楽しめるということですね。
A18はバッテリー保ちがいい
A18はスペックが上がっているだけでなく、バッテリーの保ちも良くなっています。
例えば、iPhone 13と14、16、そしてiPhone 13 Proと16 Proを比較してみましょう。
端末 | ビデオ再生時間 |
---|---|
iPhone 13 | 19時間 |
iPhone 14 | 20時間 |
iPhone 16 | 22時間 |
iPhone 13 Pro | 22時間 |
iPhone 16 Pro | 27時間 |
iPhone 13、14、16で比較すると、iPhone 16が最大で3時間増えてますね。
iPhone 13 Proと16 Proで比較すると5時間も増えてます。
ビデオ再生はかなりバッテリー消費が激しいので、ネットを見たり音楽を聞いたりするときはさらにバッテリーの保ちが良くなったことが感じられそうですね。
A15 BionicとA18を搭載している端末の値段を比較
次はA15 BionicとA18を搭載している機器の値段を比較していきます。
intelやAMDのCPUと違って単体では購入できないので、端末の値段を比較します。
公式サイトで販売終了しているものは除外しています
端末 | ストレージ容量 | CPU | 値段 (税込み) |
---|---|---|---|
iPhone SE3 | 64GB | A15 Bionic 4コアモデル | 62800 |
iPhone SE3 | 128GB | A15 Bionic 4コアモデル | 69800 |
iPhone SE3 | 256GB | A15 Bionic 4コアモデル | 84800 |
iPad mini 第6世代 | 64GB | A15 Bionic 5コアモデル | 84800 |
iPad mini 第6世代 | 256GB | A15 Bionic 5コアモデル | 110800 |
iPhone 14 | 128GB | A15 Bionic 5コアモデル | 95800 |
iPhone 14 | 256GB | A15 Bionic 5コアモデル | 110800 |
iPhone 14 | 512GB | A15 Bionic 5コアモデル | 140800 |
iPhone 14 Plus | 128GB | A15 Bionic 5コアモデル | 112800 |
iPhone 14 Plus | 256GB | A15 Bionic 5コアモデル | 127800 |
iPhone 14 Plus | 512GB | A15 Bionic 5コアモデル | 157800 |
iPhone 16 | 128GB | A18 | 124800 |
iPhone 16 | 256GB | A18 | 139800 |
iPhone 16 | 512GB | A18 | 169800 |
iPhone 16 Plus | 128GB | A18 | 139800 |
iPhone 16 Plus | 256GB | A18 | 154800 |
iPhone 16 Plus | 512GB | A18 | 184800 |
iPhone 16 Pro | 128GB | A18 Pro | 159800 |
iPhone 16 Pro | 256GB | A18 Pro | 174800 |
iPhone 16 Pro | 512GB | A18 Pro | 204800 |
iPhone 16 Pro | 1TB | A18 Pro | 234800 |
iPhone 16 Pro Max | 256GB | A18 Pro | 189800 |
iPhone 16 Pro Max | 512GB | A18 Pro | 219800 |
iPhone 16 Pro Max | 1TB | A18 Pro | 249800 |
A15 Bionicを搭載していて一番安いのはiPhone SE3ですね。
A15 Bionicの5コアモデルで絞るとiPad miniが一番安いです。
とはいえ、2022年の急激な円安で全体的に値上がりしているのはツラい…
ちなみにiPhone 14と16は同じ容量だと約3万円の差がありますが、スペックだけでなく機能の違いも見ていくとなかなか悩ましい値段差です。
iPhone 13と16、14と16の違いをチェック
次にiPhone 13/16、iPhone 14/16の違いを見てみましょう。
スペックと値段もそうですが、機能も違っているのでそういった点をチェックしていきます。
iPhone 13/16を比較
iPhone 13はA15 Bionicの4コアモデル、iPhone 16はA18を搭載しています。
3世代も変わるといろいろ機能が進化していそうですね。
衝突事故検出機能が追加
iPhone 16には衝突事故検出という機能が搭載されています。
車での事故などが発生した時に自動で緊急連絡先に通報してくれる便利な機能です。
カメラにアクションモードが追加
iPhone 16にはカメラにアクションモードというものが搭載されています。
手ブレが全くない状態でムービーが撮れるというものです。
そういった凝ったムービーを撮りたい人には念願の機能ですね。
Dynamic Islandを搭載
iPhone 14 Proで初めて搭載され、iPhone 16にも搭載されたDynamic Island、これは説明するよりも画像を見た方が早いですね。
今まではフロントカメラなどのセンサーはフレームの一部でしたが、画面の一部に組み込まれる形になりました。
これはデザイン的な変更なので、機能が大きく変わったというところではないですね。
カメラが進化
iPhoneの通常モデルはメインカメラ、超広角カメラの2カメラシステムでしたが、iPhone 16ではメインカメラが12MPから48MPに大幅進化しました。
これによってさらにきめ細かい写真を撮ることができるようになります。
特に写真を拡大した時にかなり差が出てくると思います。
USB-Cに対応
できるようになったこととは少し違う話題になりますが、これが一番大きな変更点ではないでしょうか??
iPhoneは今までずっとApple独自のLightningケーブルを使用してきました。
それがiPhone 16ではUSB-Cという別のケーブルに対応しています。
- 充電速度の向上
- 動画の転送速度向上
- 対応端末の拡大
変更された理由は不明ですが、考えられる理由はこの三つです。
これからの時代は画像やテキストよりも動画コンテンツがメインになってくると考えられています。
そのために必要なのが動画などの大きなデータをより早く転送するための通信速度。
それにUSB-Cは他のスマートフォンやタブレットPCでも広く普及していますしね…
iPhone 14/16を比較
次はiPhone 14/16の違いをチェックします。
iPhone 14はA15 Bionic 5コアモデル、iPhone 16はA18を搭載しています。
ほとんどiPhone 13と16の違いと同じですが、iPhone 14には”衝突事故検出機能“と”アクションモード“がすでに搭載されています。
iPhone 13/16と14/16の違いまとめ
ということで違いをまとめます。
- 衝突事故検出
- カメラにアクションモードが追加
- Dynamic Island搭載
- カメラが進化
- USB Type-Cに変更
あとはCPUがかなり良くなっているので、買い替えの余地はかなりあります。
- Dynamic Island搭載
- カメラが進化
- USB Type-Cに変更
iPhone 13と比べたら違いは少ないですが、個人的にはスペックアップとUSB-Cへの変更で買い替えの余地は十分にあると思います。
A15 BionicとA18を比較:まとめ
ということでA15 BionicとA18について性能と値段を比較してみました。
- A18はA15 BionicよりCPUが1.6倍、GPUが1.4倍以上良い
- iPhone SE3、iPad miniが一番安い
- 値段は高いが、機能も増えているので個人的にはiPhone 16がおすすめ
A15 Bionicを搭載する端末で一番コスパがいいのはiPhose SE3ですね。
iPhoneの選び方には悩むところが多いけど、性能、値段などをしっかり比べてみよう
なお、iPhone SE3は楽天かYahooショッピングで購入すると、公式サイトより1万円ほど安く変えます。※2022年12月時点
個人的には楽天が買うのが一番ポイント還元もあったりしてお得でしたね。
とはいえ、場合によってはAmazonだったり公式ショップの方が安い場合もあったりします。
なので、どういった時にどこが安いのかというのを以下の記事にまとめていますので、気になる方はチェックしてみてください。
より性能が上がっていることがわかると思います。