こんにちは、ちょふです!!
2021年4月20日にAppleが新型のiPad Proを発表しましたね!!
そこで、歴代iPad Proのスペックを比較してみました!!
- CPUやGPU、メモリはどのくらいスペックが上がってるの??
- 新型は何ができるようになったの??
- 歴代のiPad Proは何が変わったの??
これらをわかりやすくまとめていきます!!
目次
歴代iPad Proのスペックを比較
スペックの一覧はWikipediaに載っています。
その中で「CPU」、「GPU」、「メモリ」にフォーカスしていきます。
歴代iPad ProのCPUスペックを比較
まずはCPUを見ていきましょう。
iPad Pro | CPU | コア数 | 周波数(GHz) |
iPad Pro(初代) | Apple A9X | 2 | 2.25 |
iPad Pro(2代目) | Apple A10X Fusion | 6 | 2.34 |
iPad Pro(3代目) | Apple A12X Bionic | 6 | 2.5 |
iPad Pro(4代目) | Apple A12Z Bionic | 6 | 2.5 |
iPad Pro(最新) | Apple M1 | 8 | 3.2 |
新型のMacbook Airや、Macbook Proに搭載されているM1チップが今回の最新型iPad Proにも搭載されることになりました!!
前の世代のiPad Proの性能とどのくらい差があるのか??公式ページに以下のフレーズがありました。
M1の8コアCPUは、最大50%速いパフォーマンスを発揮します。
引用:公式サイト
つまり、前の世代のiPad Proよりも最大で1.5倍早くなっているということですね。
ちなみに、A10X、A12X BionicのWikipediaにこのように記述されています。
Apple A9Xに比べ1.3倍の能力のCPU
引用:Apple A10X
A10Xよりもシングルコア性能が35%、マルチコア性能が90%高速化
引用:Apple A12X
ということで、初代iPad Proを基準とすると、こんな感じで進歩しています。
- A10X:A9Xの1.3倍(iPad Pro 2世代目)
- A12X:A10Xの1.9倍(iPad Pro 3世代目)
- A12Z:A12Xと同等(iPad Pro 4世代目)
- M1:A12Zの1.5倍(iPad Pro 最新)
ということで、最新のiPad Proと歴代のiPad Proを比較するとCPUスペックはこのように上がっています。
- 初代と比較して約3.7倍
- 2代目と比較して約2.85倍
- 3、4代目と比較して約1.5倍
M1チップになったことでまた格段にスペックが上がりましたね。
ちなみに、こちらの記事でCPU、GPUのスペック自体がどのくらい上がっているのかをまとめています。
歴代iPad ProのGPUスペックを比較
次にGPUを見ていきましょう。
GPUは画面描写に利用されるパーツです。
例えばゲーム画面が滑らかに表示されるか、動画がいい画質で見れるか、に関係します。
iPad Pro | GPU |
iPad Pro(初代) | PowerVR Series 7XT系統 12コア |
iPad Pro(2代目) | PowerVR Series 7XT系統 12コア |
iPad Pro(3代目) | Apple-Custom 7コア |
iPad Pro(4代目) | Apple-Custom 8コア |
iPad Pro(最新) | Apple-Custom 8コア |
GPUについても公式ページに以下のフレーズがありました。
iPad Proのグラフィックス性能も40パーセント高速に。
引用:公式サイト
つまり、前の世代のiPad Proよりも最大で1.4倍早くなっているということですね。
なお、GPUの性能についてはA10X、A12X BionicのWikipediaにこのように記述されています。
1.4倍の能力のGPU
引用:Apple A10X
初代iPad Proを基準とすると、こんな感じで進歩しています。
- A10X:A9Xの1.4倍(iPad Pro 2世代目)
- A12X:A10Xの2倍(iPad Pro 3世代目)
- A12Z:A12Xの1.1倍(iPad Pro 4世代目)
- M1:A12Zの1.4倍(最新のiPad Pro)
ということで、最新のiPad Proと歴代のiPad Proを比較したスペックの差はこちら。
- 初代と比較して約4.3倍
- 2世代目と比較して約3.1倍
- 3世代目と比較して1.5倍
- 4世代目と比較して1.4倍
もともとのスペックが良いのでそこまで大きくスペックが上がってるわけではないですね。
ですが、3、4世代目からのスペックアップ幅が大きくなっているのは本当にすごいところ…!!
ちなみに、初代のiPadと比較するとGPUのスペックは約1000倍以上になっています!!
歴代iPad Proのメモリスペックを比較
今度はメモリを見ていきましょう。
メモリは一時的にデータを置いておく場所のようなもので、メモリの大きさも処理スペックの優劣に左右します。
iPad Pro | メモリ |
iPad Pro(初代) | 4GB(12.9inch)/2GB(9.7inch) |
iPad Pro(2代目) | 4GB ※3代目の1TBモデルに限り6GB |
iPad Pro(3代目) | |
iPad Pro(4代目) | 6GB |
iPad Pro(最新) | 8、16GB |
最新のiPad ProではMacbook Airなどと同じで、8GBと16GBを選択できるようになりました!!
1GBでも増えればすごい、という感覚でしたがいきなり2GB、10GBもの増量です。
動画編集やゲームなどメモリをたくさん使用するアプリでは性能をアップを体感できそうですね!!
歴代iPad Proでできるようになったこと
スペックの次は歴代のiPad Proができるようになったことを解説します。
初代iPad Proでできるようになったこと
画面が大きくなった
初代iPad Proは通常のiPadと比べて画面サイズが大きくなりました。
- iPad:9.7インチ
- iPad Pro:12.9インチ
Macbookの12インチよりも大きくなったので、さらにMacbookライクに使う人が増えましたね。
ちなみに、9.7インチモデルも発売されましたが、第2世代の発売と同時に10.5インチと交代する形で発売中止になりました…
2代目iPad Proでできるようになったこと
急速充電に対応
今まではバッテリーが満タンになるまで5時間以上かかっていたのが、半分以下の2時間半で充電できるようになりました。
ただし、以下のものが必要になります。
- 29W以上か急速充電対応の電源アダプタ
- USB タイプC 対応のケーブル
Macbookにも使われる29Wの電源アダプタか、急速充電に対応したものでないと使えません。
2代目以降のiPad Proなら急速充電に対応しているので、充電時間にストレスを感じる方は導入してみる価値はあると思います。
3世代目のiPad Proでできるようになったこと
Face IDに対応
iPhone Xから導入されたFace IDが3世代目のiPad Proにも搭載されました。
Face IDはユーザーの顔を認証するシステムで、iPad Proの画面ロック解除やアプリ購入時の認証に使用されます。
実は指紋認証より顔認証の方が他人に悪用される危険性が低いと言われています。
- 指紋認証:5万人に1人の確率で一致
- 顔認証:100万人に1人の確率で一致
セキュリティはユーザーにとっても企業にとっても重要なので、より信頼性の高いセキュリティシステムを導入するのは自然な流れですね。
USB-Cに対応
できるようになったこととは少し違う話題になりますが…
iPhoneや今までのiPadはずっとApple独自のLightningケーブルを使用してきました。
それが3世代目のiPad ProではUSB-Cという別のケーブルに対応することになりました。
変更された理由は不明ですが、考えられる理由は以下の三つです。
- 充電速度の向上
- 動画の転送速度向上
- 対応端末の拡大
iPad ProにもなるとバッテリーがiPhoneよりもずっと大きくなるため、素早い充電は必要不可欠です。
また、これからの時代は画像やテキストよりも動画コンテンツがメインになってくると考えられています。
そのために必要なのが動画などの大きなデータをより早く転送するための通信速度。
急速充電と転送速度、この2点はLightningだと不足してしまう可能性があります。
また、USB-Cは他のスマートフォンやタブレットPCでも広く普及しているため、Appleだけいつまでも独自のものを使っているのはユーザーに優しくないですよね。
そこも意識しているのかな、と勝手に思うところです。
Apple Pencil(第2世代)に対応
3世代目のiPad Proの発表とともに発表された第2世代のApple Pencil。
- ペアリングができるようになった(iPad Proと同期すること)
- Apple PencilをiPad Proにくっつけて充電できるようになった
これはiPad Proの側面とApple Pencil、それぞれに内蔵されている磁石がひっつくことで充電とペアリングができるようになっています。
今までは専用のケースに入れて充電していたので、その手間が無くなったということです。
どんどん便利になってきてますね〜。
ニューラルエンジンを搭載
iPad Proで初めてニューラルエンジンと呼ばれる専用のハードウェアが搭載されました!!
これは機械学習に特化したパーツで、Face IDによる顔認証やアニ文字の作成で効果を発揮します。
また、写真や動画撮影の時にも人の顔を認識したり、背景をぼかしたり(ポートレート)する時にも効果を発揮します。
たくさんのデータを解析してその中から一定の規則やルールなどを数値化し、新しいデータに付いて予測と決定を行うこと。
使えば使うほど、どんどん賢くなっていくということですね!!
4世代目のiPad Proでできるようになったこと
超広角カメラを搭載
こちらはiPhone11と同様、通常の1200万画素のカメラに加えて1000万画素の超広角カメラを搭載しました!!
iPad ProでもiPhone11、11Proのようなワイドな写真が撮れるようになりますね!!
こんな感じの写真↓
最近はますますYouTubeやTikTokといった動画コンテンツが拡大されていくと思うので、撮影には最高の機器になりそうです!!
LiDARスキャナ
LiDARスキャナ、Light Detection and Rangingの略で、「光検出と距離」と言う意味だそうです。
意味だけだとよくわからないと思いますが、つまりは距離を測るために使われる機能。
例えば、机と椅子がどのくらい離れているのか??とか、冷蔵庫を置くときにどのくらいのスペースがあるのか??をより正確に測ることができる、ということです。
これを利用することで、よりリアルな拡張現実(AR)の体験ができるのではないかと言われています。
iPhoneやiPadには標準で「計測」というアプリがあります。
「計測」アプリを使うと距離を測ることができ、それがより正確になるということだと思われます。
「計測」アプリを使ったイメージ↓
※画像編集は一切してません、こんな器用なことはまだできません…
Magic Keyboardに対応
実は今回の目玉はiPad Pro本体よりもこのMagic Keyboardだと思います(笑)
発売は2020年5月以降になるようですが、これはmacbook、macbook Airの存在意義がなくなるかもしれないくらいの代物…
- iPad用キーボードとして初めてトラックパッドを搭載
- キーボードの形式がシザー式、macbook Airやmacbook Proと同じものに
- USB Type-Cポートを搭載、キーボードからiPadを外さなくても充電できる
- フローティングデザインを採用、iPadの見やすい角度を自在に調整できる
今までは「Smart Keyboard Folio」というものがあったのですが、トラックパッドがない、キーボードがmacbookと全然違う(ゴムのやつ)、という点がネックでした。
その全てが解消されたのがMagic Keyboard!!
しかも、3世代目のiPad Proにも使えるのが嬉しいポイント!!
マックス村井さんもベタ褒めしてました!!
ただ動画にもありますが、ネックもあります。
それは「高い」ことと「重い」こと…
そこは腕力とお財布に相談ですね…
最新のiPad Proでできるようになったこと
ミニLEDを搭載!!(12インチだけ)
12インチのモデルだけですが、今回からディスプレイにミニLEDが搭載されました!!
ミニLEDとはディスプレイの裏側に搭載され、液晶を照らしているものです。
細かいことは省略しますが、より鮮やかな色を出せるようになります。
今後はiPhoneにも搭載されるかも?という噂もあるのでちょっと楽しみですね!!
5Gを搭載!!(セルラーモデルのみ)
iPhone 12シリーズで初めて採用された5GがiPad Proのセルラーモデルに搭載されました!!
とはいえ、日本の5G対応エリアはまだまだ少ないので活躍する場面はほとんどなさそうですね…
歴代iPad Proのスペック比較まとめ
と言うことで、最新のiPad Proと歴代iPad Proとの比較でした!!
- CPUは1.5倍
- GPUは1.4倍
- メモリは全モデル8GBに進化、16GBに変更も可能
- ミニLED搭載
- 5G搭載
最新のiPad Pro(12インチ)は本体が若干重くなり、厚みも少し増していますが、相変わらずサイズはコンパクト!!
iPad(無印)やiPad mini、iPad Airのスペックではでは物足りないという方は購入を検討してみてはいかがでしょうか??
また、人によってどのショッピングサイトを利用しているのか変わってくるので、どんな人にどのサイトで買うのがいいのか?を以下の記事にまとめています。
よかったら参考にしてみてください。