2022年9月16日にiPhone 14が発売されましたね。
iPhone 12/13を使用している人は買い替えを考えるんじゃないでしょうか??
そこで疑問に思ったのですが…
- A14 Bionicと、A15 Bionicってどのくらい性能が違うの??
- iPhone 12と13、14は何が違うの??
- コストパフォーマンスを考えたらどっちがいいの??
この疑問を解決するためにA14 BionicとA15 Bionicを比較してみました。
A14 BionicとA15 Bionicが搭載されている端末
まずはA14 BionicとA15 Bionicが搭載されている端末を解説します。
ちなみにこの情報は2022年9月時点のものになります。
A14 Bionicを搭載している端末
まずはじめにA14 Bionicを搭載している端末はこちら。
- iPhone 12シリーズ
- iPad 第10世代
- iPad Air 第4世代
A15 Bionicを搭載している端末
次にA15 Bionicを搭載している端末がこちら。
- iPhone 13シリーズ
- iPhone 14/14 Plus
- iPad mini 第6世代
- iPhone SE3
- Apple TV 4K
A14 BionicとA15 BionicのCPU/GPU性能を比較
次にA14 BionicとA15 BionicのCPU/GPU性能を比較していきます。
利用したベンチマークツール
- CPU性能:Geek Bench6
- GPU性能:iGPU-FP32
A14 BionicとA15 BionicのCPUスペックを比較
プロセッサー | CPUコア数 | ベンチマーク |
---|---|---|
A14 Bionic | 高性能コア:2 高効率コア:4 | 4689 |
A15 Bionic | 高性能コア:2 高効率コア:4 | 5402 |
A14 Bionicと比較して、A15 Bionicのほうが約1.15倍ほどスペックがいいことがわかりますね。
A15 BionicのほうがアプリのインストールやWebページの読み込みは早くなりそうです。
とはいえ、A14 Bionicとほとんど差がないので体感するほどの違いはないかもしれません。
A14 BionicとA15 BionicのGPUスペックを比較
次にGPUスペックを比較します。
ちなみにA15 BionicはGPUコアが4コアモデルと5コアモデルの2種類があります。
プロセッサー | GPUコア数 | ベンチマーク |
---|---|---|
A14 Bionic | 4コア | 1000 |
A15 Bionic | 4コア | 1200 |
A15 Bionic | 5コア | 1500 |
A14 Bionicと比較してA15 Bionicは4コアモデルで約1.2倍近くスペックが上がってますね。
A15 bionicの5コアモデルと比較すると約1.5倍は性能が上がっています。
このくらいの差があると、例えば3Dのゲームをするときでもラグが少なくなったりします。
つまり、よりなめらかな映像でゲームが楽しめるということですね。
A15 Bionicはバッテリー保ちがいい
A15 Bionicはスペックが上がっているだけでなく、バッテリーの保ちも良くなっています。
例えば、iPhone 12と13、14を比較してみましょう。
端末 | ビデオ再生時間 |
---|---|
iPhone 12 | 17時間 |
iPhone 13 | 19時間 |
iPhone 14 | 20時間 |
こうしてみるとiPhone 14が一番性能がいいのにiPhone 12と比べると3時間も差が開きますね。
ちなみに、ビデオ再生はかなりバッテリーを消費しますので、ネット閲覧や音楽再生ではより差が大きくなると思います。
A14 BionicとA15 Bionicを搭載している端末の値段を比較
次はA14 BionicとA15 Bionicを搭載している機器の値段を比較していきます。
intelやAMDのCPUと違って単体では購入できないので、端末の値段を比較します。
端末 | ストレージ容量(GB) | CPU | 値段 (税込み) |
---|---|---|---|
iPhone 12 | 64 | A14 Bionic | 92800 |
iPhone 12 | 128 | A14 Bionic | 99800 |
iPhone 12 | 256 | A14 Bionic | 114800 |
iPad 第10世代 | 64 | A14 Bionic | 68800 |
iPad 第10世代 | 256 | A14 Bionic | 92800 |
iPhone SE3 | 64 | A15 Bionic 4コアモデル | 62800 |
iPhone SE3 | 128 | A15 Bionic 4コアモデル | 69800 |
iPhone SE3 | 256 | A15 Bionic 4コアモデル | 84800 |
iPad mini 第6世代 | 64 | A15 Bionic 5コアモデル | 78800 |
iPad mini 第6世代 | 256 | A15 Bionic 5コアモデル | 102800 |
iPhone 13 | 128 | A15 Bionic 4コアモデル | 107800 |
iPhone 13 | 256 | A15 Bionic 4コアモデル | 122800 |
iPhone 13 | 512 | A15 Bionic 4コアモデル | 152800 |
iPhone 13 mini | 128 | A15 Bionic 4コアモデル | 92800 |
iPhone 13 mini | 256 | A15 Bionic 4コアモデル | 107800 |
iPhone 13 mini | 512 | A15 Bionic 4コアモデル | 137800 |
iPhone 14 | 128 | A15 Bionic 5コアモデル | 119800 |
iPhone 14 | 256 | A15 Bionic 5コアモデル | 134800 |
iPhone 14 | 512 | A15 Bionic 5コアモデル | 164800 |
iPhone 14 Plus | 128 | A15 Bionic 5コアモデル | 134800 |
iPhone 14 Plus | 256 | A15 Bionic 5コアモデル | 149800 |
iPhone 14 Plus | 512 | A15 Bionic 5コアモデル | 179800 |
この中で一番安いのはiPhone SE3ですね。
A14 Bionicモデルで一番安いのはiPad第10世代、A15 Bionicの5コアモデルで一番安いのはiPad mini第6世代になります。
とはいえ、2022年の急激な円安で全体的に値上がりしているのはツラい…
iPhone 12/13/14の値段を比較
一番安い機器がiPhone 12/13/14のどれでもないのは残念ですね…
さっきの表だとわかりにくいと思うので、iPhone 12/13/14だけに絞ってみました。
端末 | ストレージ容量(GB) | CPU | 値段 (税込み) |
---|---|---|---|
iPhone 12 | 64 | A14 Bionic | 92800 |
iPhone 12 | 128 | A14 Bionic | 99800 |
iPhone 12 | 256 | A14 Bionic | 114800 |
iPhone 13 | 128 | A15 Bionic 4コアモデル | 107800 |
iPhone 13 | 256 | A15 Bionic 4コアモデル | 122800 |
iPhone 13 | 512 | A15 Bionic 4コアモデル | 152800 |
iPhone 13 mini | 128 | A15 Bionic 4コアモデル | 92800 |
iPhone 13 mini | 256 | A15 Bionic 4コアモデル | 107800 |
iPhone 13 mini | 512 | A15 Bionic 4コアモデル | 137800 |
iPhone 14 | 128 | A15 Bionic 5コアモデル | 119800 |
iPhone 14 | 256 | A15 Bionic 5コアモデル | 134800 |
iPhone 14 | 512 | A15 Bionic 5コアモデル | 164800 |
iPhone 14 Plus | 128 | A15 Bionic 5コアモデル | 134800 |
iPhone 14 Plus | 256 | A15 Bionic 5コアモデル | 149800 |
iPhone 14 Plus | 512 | A15 Bionic 5コアモデル | 179800 |
この中で一番安いのはiPhone 12とiPhone 13 miniになります。
iPhone 13 miniは小さいサイズになりますが、スペックが良くてストレージも128GBと倍の容量なので、こちらの方がトータルで見るとお得ですね。
ちなみにiPhone 12とiPhone 13は同じ容量(128GB)だと8000円しか差がありません。
iPhone 13とiPhone 14だと1万2000円の差があるので、なかなかに絶妙な価格設定ですね…
iPhone 12/13/14の違いを比較
スペックは順当に上がっているiPhone 13/14ですが、スペックと値段以外の項目でiPhone 12と比較してみます。
iPhone 13からの違い
まずはiPhone 13からの違いを見ていきましょう。
ストレージ容量が128GBからスタート、最大512GBに増えた
iPhone 12まではストレージの容量が最小64GBでしたが、iPhone 13から128GBに増え、最大で512GBまで大きくなりました。
より多くの写真やムービーを保存したり、アプリをインストールすることができます。
画面が明るくなった
これは細かい違いですが、画面が少し明るくなりました。
数字で言うと625ニトから800ニトに増えましたが、これではわかりませんよね…
外で使う時に少し画面が見やすくなった、というイメージになります。
ムービーでシネマティックモードが使えるようになった
iPhone 13からシネマティックモードというものが使えるようになりました。
説明するよりこちらの映像を見る方が早いですね。
機械学習を応用して、フォーカスする対象を自動で変更する機能です。
自分で撮影するムービーの幅が広がると思いますが、よっぽどこだわりのある人でないと使うことはないかもしれませんね…
iPhone 14からの違い
次にiPhone 14からの違いを見ていきます。
アクションモードが使えるようになった
こちらもカメラの機能ですが、iPhone 14からカメラにアクションモードというものが追加されました。
手ブレが全くない状態でムービーが撮れるというものです。
そういった凝ったムービーを撮りたい人には念願の機能ですね。
衝突事故検出機能が追加
iPhone 14からは衝突事故検出という機能が追加されました。
車での事故などが発生した時に自動で緊急連絡先に通報してくれる便利な機能です。
ただし、2023年1月時点では日本でのサービスは開始されていませんし、まだまだ誤動作が多いようです。
スキーでこけただけで動作するみたい
まぁある意味事故かもしれませんが…
まだ使える機能ではないので、将来への投資的な意味になりますね。
iPhone 12/13/14を比較した結果
ということでiPhone 12/13/14ではこんな違いがあります。
- iPhone 12/13の違い
- ストレージ容量が増えた
- 画面が明るくなって外でも見やすくなった
- ムービーでシネマティックモードが使えるようになった
- 性能が上がって、バッテリーの保ちが良くなった
- 同じ容量なら8000円の差額
- iPhone 12/14の違い (上記に加えて)
- ムービーでアクションモードが使えるようになった
- 衝突事故検出機能
- さらに性能が上がって、さらにバッテリーの保ちが良くなった
- 同じ容量なら2万円の差額
個人的にはiPhone 12から13なら8000円の差額なのでありかなと思います。
ただ、iPhone 12から14は2万円も差があるほどいいかと言われるとかなり悩ましいところですね…
iPhone 13から14は1万2000円の差ですが、これでもまだ悩ましいです。
同じ8000円の差ならいいかもしれませんね。
A14 BionicとA15 Bionicを比較:まとめ
ということでA14 BionicとA15 Bionicについて性能と値段を比較してみました。
- A15 BionicはA14 BionicよりCPUが1.12倍、GPUが1.2倍以上良い
- 端末の値段はiPhone SE3が一番安い
- コスパを考えるとiPhone SE3かiPhone 13 miniがオススメ
A15 Bionicを搭載する端末で一番コスパがいいのはiPhose SE3ですが、カメラ性能などを考えるとiPhone 13 miniがその次にコスパいいですね。
iPhoneの選び方には悩むところが多いけど、性能、値段などをしっかり比べてみよう
ちなみに、iPhone 13 miniは楽天かYahooショッピングで購入すると、公式サイトより1万円ほど安く変えます。※2022年12月時点
個人的には楽天が買うのが一番ポイント還元もあったりしてお得でしたね。
とはいえ、場合によってはAmazonだったり公式ショップの方が安い場合もあったりします。
なので、どういった時にどこが安いのかというのを以下の記事にまとめていますので、気になる方はチェックしてみてください。
ちなみに、iPhone 13 ProからiPhone 14 Proへの乗り換えを検討している方にはA15 bionicとA16 Bionicを比較した記事もあります。
気になる方はチェックしてみてください。