2023年9月22日にiPhone 15 Proが発売されましたね。
いろいろと進化したiPhone 15 Proへの乗り換えを検討している方もいるのではないでしょうか。
そこで疑問に思ったのですが…
- A14 Bionicと、A17 Proってどのくらい性能が違うの??
- iPhone 12 ProとiPhone 15 Proは何が違うの??
- コストパフォーマンスを考えたらどっちがいいの??
この疑問を解決するためにA14 BionicとA17 Proを比較してみました。
A14 BionicとA17 Proが搭載されている端末
まずはA14 BionicとA17 Proが搭載されている端末を解説します。
ちなみにこの情報は2023年1月時点のものになります。
A14 Bionicを搭載している端末
まずはじめにA14 Bionicを搭載している端末はこちら。
- iPhone 12シリーズ
- iPad 第10世代
- iPad Air 第4世代
A17 Proを搭載している端末
次にA17 Proを搭載している端末がこちら。
- iPhone 15 Pro/Pro Max
- iPad mini 第7世代
A14 BionicとA17 ProのCPU/GPU性能を比較
次にA14 BionicとA17 ProのCPU/GPU性能を比較していきます。
利用したベンチマークツール
- CPU性能:Geek Bench6
- GPU性能:iGPU-FP32
A14 BionicとA17 ProのCPUスペックを比較
プロセッサー | CPUコア数 | ベンチマーク |
---|---|---|
A14 Bionic | 高性能コア:2 高効率コア:4 | 4689 |
A17 Pro | 高性能コア:2 高効率コア:4 | 7354 |
A14 Bionicと比較して、A17 Proのほうが約1.6倍ほどスペックがいいことがわかりますね。
このくらいの差であればあまり違いは無いと思いますが、アプリのインストールや再起動の時間が少し早くなると思います。
A14 BionicとA17 ProのGPUスペックを比較
次にGPUスペックを比較します。
プロセッサー | GPUコア数 | ベンチマーク |
---|---|---|
A14 Bionic | 4コア | 749 |
A17 Pro | 6コア | 2147 |
A14 Bionicと比較してA17 Proは3倍近くもスペックが上がってますね。
ここまで性能が上がっていると3Dのゲームをするときでもなめらかだったりラグが少なくなったりします。
原神などの3Dゲームでは特にその差が大きく現れると思います。
A17 Proはバッテリー保ちがいい
A17 Proはスペックが上がっているだけでなく、バッテリーの保ちも良くなっています。
例えばiPhone 12 ProとiPhone 15 Pro、iPhone 12 Pro MaxとiPhone 15 Pro Maxで比較してみましょう。
端末 | ビデオ再生時間 |
---|---|
iPhone 12 Pro | 17時間 |
iPhone 15 Pro | 23時間 |
iPhone 12 Pro Max | 20時間 |
iPhone 15 Pro Max | 29時間 |
iPhone 12 Proと15 Proで6時間の差、12 Pro Maxと15 Pro Maxを比較すると、なんと9時間もの差があります!!
こうしてみるとかなりバッテリーの保ちが良くなっていることがわかりますね!!
iPhone 12 Pro/15 Proの違いをチェック
次にiPhone 12 ProとiPhone 15 Proの違いを見てみましょう。
スペックもそうですが、機能も違っているのでそういった点をチェックしていきます。
iPhone 12 Pro/15 Proを比較
2世代も違うので色々と変わっていますが、その中で特に違いがあるところをまとめていきます。
衝突事故検出機能が追加
iPhone 15 Proからは衝突事故検出という機能が追加されました。
車での事故などが発生した時に自動で緊急連絡先に通報してくれる便利な機能です。
ただし、2023年1月時点では日本でのサービスは開始されていませんし、まだまだ誤動作が多いようです。
スキーでこけただけで動作するみたい
まぁある意味事故かもしれませんが…
まだ使える機能ではないので、将来への投資的な意味になりますね。
カメラにアクションモードとマクロ撮影が追加
iPhone 15 Proではカメラにアクションモードとマクロ撮影というものが追加されています。
アクションモードは手ブレが全くない状態でムービーが撮れるというものです。
マクロ撮影はいわゆる接写機能で、至近距離の撮影に対応しています。
カメラにこだわりたい人にオススメの機能です!!
ムービーでシネマティックモードが使えるようになった
iPhone 15 Proでは、シネマティックモードというものが使えます。
機械学習を応用して、フォーカスする対象を自動で変更する機能です。
自分で撮影するムービーの幅が広がると思いますが、よっぽどこだわりのある人でないと使うことはないかもしれませんね…
ProMotionディスプレイを搭載
iPhone 15 ProはProMotionディスプレイを搭載しています。
ProMotionディスプレイ
リフレッシュレートが通常60Hzのところ120Hzまで動作し、より滑らかに画面が表示される
1秒間に120回画像を更新できるということ
パラパラ漫画が1秒で120枚パラパラされるイメージです
FPSゲームなんかをする人にとっては嬉しい機能ですね。
常時表示ディスプレイ
iPhone 15 ProではiPhoneとして初めて常時表示ディスプレイを搭載しました。
ずっと画面が表示されてたらバッテリーの消費が激しいのでは??
と思いますが、さっきのProMotionディスプレイとの組み合わせで1Hzまでリフレッシュレートを落とすことができます。
つまり1秒に1回だけ画面を更新すればいいので、電力消費はかなり抑えられるというわけです。
Dynamic Islandを搭載
iPhone 15 Proで初めて搭載されたDynamic Island、これは説明するよりも画像を見た方が早いですね。
今まではフロントカメラなどのセンサーはフレームの一部でしたが、画面の一部に組み込まれる形になりました。
これはデザイン的な変更なので、機能が大きく変わったということではありませんが…
カメラが進化
iPhoneのProモデルはメインカメラ、超広角カメラ、望遠カメラの3カメラシステムです。
その3カメラシステムのうち、iPhone 15 Proはメインカメラが12MPから48MPに大幅進化しました。
これによってさらにきめ細かい写真を撮ることができるようになります。
特に写真を拡大した時にかなり差が出てくると思います。
iPhone 12 ProとiPhone 15 Proの違いまとめ
ということで違いをまとめます。
- 衝突事故検出
- カメラにアクションモードとマクロモード、シネマティックモードが追加
- ProMotionディスプレイ搭載
- DynamicIsland搭載
- カメラが大幅進化
15万円近い値段のiPhone 15 Proですが、それ相応に機能が追加されていますね。
A14 BionicとA17 Proを比較:まとめ
ということでA14 BionicとA17 Proについて性能と値段を比較してみました。
- A17 ProはA14 BionicよりCPUが1.6倍、GPUが3倍良い
- iPhone 15 Proは価格は高いが、かなり機能が増えている
iPhoneを購入するときには楽天が買うのが一番ポイント還元もあったりしてお得でしたね。
とはいえ、場合によってはAmazonだったり公式ショップの方が安い場合もあったりします。
なので、どういった時にどこが安いのかというのを以下の記事にまとめていますので、気になる方はチェックしてみてください。
ちなみに、iPhone 11からiPhone 15に乗り換えを検討している方はA13 BionicとA16 Bionicを比較した記事をチェックしてみてください。
より性能が上がっていることがわかると思います。