この記事では歴代のMacに搭載されているM1/M2などのAppleシリコンのCPU/GPUスペックを比較してみました。
これらのチップ性能が歴代を通してどの位進歩しているのか??ベンチマークの結果を基に比較していきます。
- 自分が今持っているMacはどのくらいのスペックなんだろう??
- 欲しいMacはどのくらいスペックが上がっているんだろう??
こういった疑問が一目でわかるようになっているので、ぜひチェックしてみてください。
歴代MacBook搭載AppleシリコンのCPU/GPUスペックを比較
まずはMacBookに搭載された歴代Appleシリコンの処理性能、描画性能がどうなっているのかをまとめます。
ベンチマークツールはGeek Bench6(Multi Core)とiGPU-FP32を使用
なお、ここで紹介する数値はCPU Monkeyというサイトで公表されているものです。
歴代MacBook AirのCPU/GPU性能を比較
最初にMacBook AirのCPU/GPU性能を比較します。
機種 | チップ (CPUコア/ GPUコア) | 処理 性能 | 描画 性能 |
---|---|---|---|
(参考) iPhone 14 Pro Pro Max | A16 Bionic | 6299 | 2000 |
MacBook Air 2020 | M1 (8/7) | 8576 | 2290 |
MacBook Air 2020 | M1 (8/8) | 8576 | 2610 |
MacBook Air 2022 | M2 (8/8) | 9691 | 2840 |
MacBook Air 2022 | M2 (8/10) | 9691 | 3550 |
M2の10コアモデルはM1の7コアモデルと比較すると描画性能が1.5倍ほどになります。
処理性能も15%ほど上がっているので、全体的に性能は上がっています。
とはいえ、ネットを使ったり動画を見るだけであればほとんど差は感じないと思うので、M1モデルでも十分でしょう。
ちなみにMacBook Air M1/M2モデルを比較した記事を書いてますので、気になる方はチェックしてみてください。
お値段の話をすると、M1/M2モデルでは3万円以上の差があるので、それに見合う価値があるのかチェックしてみてください。
歴代MacBook ProのCPU/GPU性能を比較
次はMacBook ProのCPU/GPU性能を比較していきます。
MacBook Proはバリエーションがあるので選択肢が多く柔軟なモデルです。
見た目は同じでもチップが変わるだけでかなり性能の振れ幅が大きくなりますね。
その分値段の振れ幅も大きくなりますが…
機種 | チップ (CPUコア/ GPUコア) | 処理 性能 | 描画 性能 |
---|---|---|---|
(参考) iPhone 14 Pro Pro Max | A16 Bionic | 6299 | 2000 |
MacBook Pro 13インチ 2020 | M1 (8/8) | 8576 | 2610 |
MacBook Pro 13インチ 2022 | M2 (8/10) | 9691 | 3550 |
MacBook Pro 14インチ 2021 | M1 Pro (8/14) | 10412 | 4580 |
MacBook Pro 14インチ 2021 | M1 Pro (10/14) | 12407 | 4580 |
MacBook Pro 14/16インチ 2021 | M1 Pro (10/16) | 12407 | 5300 |
MacBook Pro 14/16インチ 2021 | M1 Max (10/24) | 12439 | 7830 |
MacBook Pro 14/16インチ 2021 | M1 Max (10/36) | 12439 | 10600 |
MacBook Pro 14インチ 2023 | M2 Pro (10/16) | 12084 | 5680 |
MacBook Pro 14/16インチ 2023 | M2 Pro (12/19) | 14207 | 6745 |
MacBook Pro 14/16インチ 2023 | M2 Max (12/30) | 14207 | 10650 |
MacBook Pro 14/16インチ 2023 | M2 Max (12/38) | 14207 | 13490 |
MacBook Pro 13インチモデルはMacBook Airと同じM1、M2を搭載しているので、性能に違いはありません。
ですが、2023年2月にはM2 MaxやProを搭載したMacBook Proの14/16インチが発売されます。
これによってさらにMacBook Airとの差が大きくなり、動画製作や音楽制作をする方にはかなりオススメできるモデルになりますね。
歴代Mac搭載のAppleシリコン
ここからはiMacやMac miniといったいわゆるデスクトップモデルに搭載されたAppleシリコンのCPU/GPU性能を比較していきます。
ノートモデルと比べてよりハイスペックなチップを搭載できるので、より性能を求めるならこちらの比較をチェックしてみてください。
ちなみに2022年時点ではMac Studioが最もハイスペックですが、その分お値段も高額になります…
歴代iMacのCPU/GPU性能を比較
最初はiMacのCPU/GPU性能を比較していきます。
iMacはディスプレイと本体が一体になっているモデルです。
機種 | チップ (CPUコア/ GPUコア) | 処理 性能 | 描画 性能 |
---|---|---|---|
(参考) iPhone 14 Pro Pro Max | A16 Bionic | 6299 | 2000 |
iMac 2021 | M1 (8/7) | 8576 | 2290 |
iMac 2021 | M1 (8/8) | 8576 | 2610 |
2022年時点ではM1止まりですが、今後の進歩に期待しましょう。
iMacの中身はMacBook Airと同じなので、ディスプレイ一体型かノート型かで悩ましいところですね。
歴代Mac miniのCPU/GPU性能を比較
次にMac miniのCPU/GPU性能を比較していきます。
ついにMac miniも2023年2月発売のモデルでM2を搭載することになりました!!
機種 | チップ (CPUコア/ GPUコア) | 処理 性能 | 描画 性能 |
---|---|---|---|
(参考) iPhone 14 Pro Pro Max | A16 Bionic | 6299 | 2000 |
Mac mini 2020 | M1 (8/8) | 8576 | 2610 |
Mac mini 2023 | M2 (8/10) | 9691 | 3550 |
Mac mini 2023 | M2 Pro (10/16) | 12084 | 5680 |
Mac mini 2023 | M2 Pro (12/19) | 14207 | 6745 |
ちなみにMac miniはデスクトップモデルですが、ディスプレイがなくキーボード、マウスもないので最も安いモデルとなっています。
すでに古いMac miniやMac Proなどを持っている方にはコスパ的にも良い乗り換え先になると思います。
歴代Mac StudioのCPU/GPU性能を比較
最後はMac StudioのCPU/GPU性能を比較していきます。
Appleシリコンを搭載する機器の中では最もハイスペックな機種になります。
その分お値段も高くなり、一番ハイスペックな構成にすると100万を突破してしまいます…
機種 | チップ (CPUコア/ GPUコア) | 処理 性能 | 描画 性能 |
---|---|---|---|
(参考) iPhone 14 Pro Pro Max | A16 Bionic | 6299 | 2000 |
Mac Studio 2022 | M1 Max (10/24) | 12439 | 7830 |
Mac Studio 2022 | M1 Max (10/36) | 12439 | 10600 |
Mac Studio 2022 | M1 Ultra (20/48) | 17429 | 15900 |
Mac Studio 2022 | M1 Ultra (20/64) | 17429 | 21200 |
M1と比較するとM1 Ultraは処理性能は3倍以上、描画性能に関しては10倍近いスペックを持っていますね。
歴代MacのAppleシリコンのCPU/GPUスペック比較のまとめ
ということで歴代Macに搭載されているAppleシリコンのCPU/GPUスペックを比較していきました。
- M1 UltraはM1と比較して処理性能/描画性能が3倍/9倍
- M2はM1と比較して処理性能/描画性能は1.1倍/1.1倍
歴代のiPhone/iPadに搭載されているチップの性能比較もしていますので、気になる方はチェックしてみてください。
ちなみに、iPadをどこで買うのが安いのかを以下の記事にまとめています。
iPadが欲しいけど、どこで買うのが一番安いの??
という疑問を抱いている方はチェックしてみてください!!