【ボクシング】スーパーフライ級世界ランキング一覧【台風の目、バム】【随時更新】

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こんにちは、この記事ではボクシング世界スーパーフライ級ランキングをまとめました!!

スーパーフライ級というとローマン・ゴンザレスファン・フランシスコ・エストラーダ井岡一翔田中恒成といった有名かつ強いボクサーがうようよいる階級です。

そんなスーパーフライ級(50.802~52.163kg)について、世界ランキングの上位にランクインしている選手をまとめました!!

WBA、WBC、WBO、IBF、リングマガジンにランクインされているボクサーをまとめましたので、是非チェックしてみてください!!

  • 選手の名前は英語名をGoogle翻訳しているため、おかしい場合もありますがご了承ください
  • 表示の順番は独自の基準で記載しています
    (チャンピオンである、複数団体にランクインしている、などが上位に来る理由です)
  • スーパー王座、暫定王座、休養王座は「スーパー」、「暫定」など省略します
  • Top10以上にランクインしている選手のみ記載しています

【ボクシング】世界スーパーフライ級ランキング一覧

更新日
  • WBA:2024/6/30 更新
  • WBC:2024/7/13 更新
  • IBF:2024/7/16 更新
  • WBO:2024/7/15 更新
  • RING:2024/7/20 更新
名前WBAWBCIBFWBORING
ジェシー・ロドリゲス-王者--王者
PFP5
フェルナンド・マルチネス王者-王者-1
田中恒成---王者4
ペドロ・ゲバラ-暫定--6
デビッド・ヒメネス暫定---9
ローマン・ゴンサレス31-3-
ファン・フランシスコ・エストラーダ-2-42
井岡一翔-36-3
プメレレ・カフ7-45-
大橋哲朗4-96-
クリストファー・ロサレス--82-
KJ・カタラハ--10110
アンドリュー・モロニー-4--7
高山涼深9979-
ダビド・ケイラー2----
シーサケット・ソー・ルンビサイ-5--8
ウィリバルド・ガルシア・ペレス--3--
レネ・カリクスト・ビビアーノ10-5--
カルロス・クアドラス----5
エルトン・ダリー5----
ジェイル・ラキネル-6---
ジョン・ラミレス6----
フランシスコ・ロドリゲス---7-
イスラエル・ゴンザレス-7---
クリスチャン・エドアルド・バカセグア---8-
リカルド・マラヒカ-8---
ウィンストン・ゲレーロ8----
田井宜広---10-
ノルベルト・ヒメネス-10---

【ボクシング】世界スーパーフライ級ランキング:気になる選手を解説

一覧だけだと面白くないので、個人的に気になっている選手をピックアップして解説していきます。

ローマン・ゴンザレス

ロマゴンのプロフィール
  • 戦績:56戦52勝42KO4敗
  • 身長:160cm
  • リーチ:163cm
  • 出身:ニカラグア
  • 構え:オーソドックス
https://twitter.com/chocolatitobox/status/1300233965681348609

日本でも有名なローマン・ゴンザレス、通称ロマゴン!!

海外ではチョコラティートの愛称で親しまれています。

彼はかつてPFP1位にも選ばれるほど、初黒星を喫するまでは圧倒的強さで評価を集めていました。

彼は2016年9月10日にカルロス・クアドラスが持つWBC世界スーパーフライ級王座に挑戦して3-0の判定勝利を収めました。

46戦無敗のまま4階級制覇を達成した素晴らしい戦績を誇っていました。

しかしその後シーサケット・ソー・ルンビサイに2連敗してしまい、評価を落とすことになります。

その後はWBAスーパー世界スーパーフライ級王座を持つカリド・ヤファイに挑戦して王座を獲得するも、ファン・フランシスコ・エストラーダとの2団体統一に失敗してしまいPFPランキングからも外れてしまいました…

そして、2022年12月3日(日本時間では4日)にエストラーダとの3戦目で惜しくも0-2で再び敗れてしまいました。

実力は間違いなくトップの選手ですが、そろそろ潮時かもしれませんね…

しかし本人は5階級制覇を目指しており、2024年7月12日に1年半ぶりに母国ニカラグアで復帰戦を行われました。

見事10RTKO勝利を収め、バンタム級戦線への絡みが楽しみになってきましたね。

ファン・フランシスコ・エストラーダ

エストラーダのプロフィール
  • 戦績:48戦44勝28KO4敗
  • 身長:163cm
  • リーチ:168cm
  • 出身:メキシコ
  • 構え:オーソドックス

世界3階級制覇王者のエストラーダ、かつてスーパーフライ級最強と言われていた選手です。

彼が評価を上げたのはスーパーフライ級で評価されている選手に勝利してきたことがポイントになります。

先述のロマゴン、そのロマゴンに2連勝を上げたシーサケット・ソー・ルンビサイ、ベテランで強豪のカルロス・クアドラスに勝利してきました。

そして、2022年12月3日にロマゴンとの3戦目で辛くも2-0で勝利を収めてトリロジーファイトに終止符を打ち、WBCの王座に輝きました。

それから約1年半ぶりとなる2024年6月29日にまさかのジェシー・ロドリゲスとの試合が行われました。

結果はロドリゲスの7RTKO勝利となり、王座陥落となってしまいました。

流石に衰えている感じは否めませんでしたが、ロドリゲスの圧勝でしたね。

再戦を訴えているようですが、正直今回の試合で勝負論は無くなったと思います。

そろそろ潮時でしょうかね…

フェルナンド・マルチネス

マルチネスのプロフィール
  • 戦績:17戦17勝9KO無敗
  • 身長:157cm
  • リーチ:163cm
  • 出身:アルゼンチン
  • 構え:オーソドックス

現IBF・WBA世界スーパーフライ級統一王者である、フェルナンド・マルチネス

彼は2022年2月26日に当時のチャンピオンであったヘルウィン・アンカハスに勝利して王座に輝きました。

Martinez VS Ancajas

当時アンカハスはIBF王座を9連続防衛中のチャンピオンでした。

試合前はアンカハスの圧倒的有利と言われていましたが、見事勝利し王座に輝ました!!

その後2022年10月8日にアンカハスと再戦し、またもアンカハスを退けました。

2023年6月24日に2度目の防衛戦をTKO勝利で防衛しました。

そして2024年7月7日にWBA王者である井岡一翔との統一戦が行われました。

結果はなんと3-0で判定勝利を収め、見事2団体統一王者になりました!!

ジェシー・ロドリゲス

ロドリゲスのプロフィール
  • 戦績:20戦20勝13KO無敗
  • 身長:163cm
  • リーチ:170cm
  • 出身:アメリカ
  • 構え:サウスポー
https://twitter.com/210bam/status/1645154343287398400

元WBO・IBF世界フライ級王者であり、新WBC世界スーパーフライ級王者であるジェシー・”バム”・ロドリゲス

彼はもともとライトフライ級の選手でしたが、いろいろな経緯があって2つ階級を飛び越えたスーパーフライ級のWBC世界王座決定戦に挑戦しました。

この試合は2022年2月5日に行われましたが、もともとはシーサケット・ソー・ルンビサイとカルロス・クアドラスが対戦して王座を決定する予定でした。

しかしシーサケットが病気で欠場し、急遽クアドラスと対戦することに。

クアドラスはロマゴンやエストラーダといったスーパーフライ級のトップファイター達と渡り合ってきた強豪で、前評判はクアドラスの圧倒的有利でした。

しかしそんな逆境を覆し、ロドリゲスがダウンを奪うなどの大健闘を見せ、見事WBC世界スーパーフライ級王者に輝きました。

ロドリゲス VS クアドラス ハイライト

世紀のアップセットを起こし、その勢いのままに2022年6月25日にはシーサケットとの試合も8RTKO勝利を収めました!!

ロドリゲス VS シーサケット ハイライト

アップセットを2連続で達成し、一気に軽量級のスター選手に上り詰めたロドリゲスでしたが、スーパーフライ級は自分にはまだ早いと感じていたようで、王座を返上しフライ級に落とすことになりました。

そして2023年4月8日に中谷潤人選手が返上したWBO世界フライ級王座をかけた決定戦に出場し、判定勝利を収めて2階級制覇を達成しました!!

さらに、2023年12月16日にはIBFチャンピオンであるサニー・エドワーズとの統一戦が行われました!!

Rodriguez VS Edwards highlights

結果はなんと9Rにダウンを奪い10R開始前にエドワーズの棄権によりTKO勝利を収め、IBF・WBO世界フライ級2団体統一王者になりました!!

途中まではいい勝負に見えましたが、パンチ力の差が出た試合でしたね。

フライ級で4団体統一を目指すものかと思っていましたが…

なんと2024年6月29日にWBC世界スーパーフライ級王者であるファン・フランシスコ・エストラーダに挑戦しました!!

Bam VS Estrada highlights

結果はなんと、ロドリゲスの7RTKO勝利となり、再びWBC世界スーパーフライ級王座を獲得!!

次は井岡VSマルチネスの勝者とやりたいそうですが、エストラーダが再戦条項を行使するようでどうなることでしょうか…

間違いなくスーパーフライ級の台風の目になりますね。

個人的には将来的にバンタム級へ上げて4人の日本人世界チャンピオン達に挑んでいって欲しいですね。

井岡一翔

井岡のプロフィール
  • 戦績:35戦31勝16KO3敗1分
  • 身長:165cm
  • リーチ:166cm
  • 出身:日本
  • 構え:オーソドックス

ここで日本人の登場です!!

日本人男子ボクサーとして初めて4階級制覇を成し遂げた井岡一翔!!

彼はWBA/WBC世界ミニマム級2団体統一王座WBA世界ライトフライ級王座WBA世界フライ級王座、そしてWBO世界スーパーフライ級王座WBA世界スーパーフライ級王座を獲得しました。

ロマゴンやエストラーダと比べるとビッグネームとはあまり戦っていませんが、チェスのような理詰めの戦いで有識者の間では高い評価を得ています。

2022年7月13日にドニー・ニエテスとの再戦でほぼフルマークの判定勝利を収めました。

そして遂に、2022年12月31日にWBAの世界チャンピオン、ジョシュア・フランコとの統一戦が開催されました!!

しかし、結果はなんと0-1でドロー判定に…

プロボクシングの判定はジャッジの2人以上が優勢としないと決着がつきません

例:1-0はドロー、2-0なら勝敗が決定、1-1はもちろんドロー

個人的にはフランコが僅差で勝利したかと思いましたが、なんとかベルトは守れたということですね。

しかしWBOの王座を返上し、2023年6月24日にフランコとの再戦が行われ、3-0で井岡が勝利し、見事WBA王座に返り咲きました‼︎

次はエストラーダとのビックマッチに漕ぎ着けたいところでしたが、2023年12月31日にジョスベル・ペレスとの防衛戦となりました。

この試合は見事7RKO勝利を収めました!!

次こそはエストラーダとの統一戦が決まるといいですが、エストラーダは2024年6月29日にジェシー・ロドリゲスとの試合が決まったそうなので、なかなか統一戦が決まりそうにないですね…

そんな矢先、2024年7月7日にIBF世界スーパーフライ級王者であるフェルナンド・マルチネスとの試合が行われました!!

結果は、0-3の判定負けを喫し、王座陥落となってしまいました…

この試合は素直にマルチネスがうまかったという印象でした。

井岡選手は年齢のこともあるので、そろそろ潮時かもしれませんね…

田中恒成

田中のプロフィール
  • 戦績:21戦20勝11KO1敗
  • 身長:164cm
  • リーチ:164cm
  • 出身:日本
  • 構え:オーソドックス
https://twitter.com/KOsei530/status/1583978837800808450

またまた日本人の登場です!!

世界最速(ロマチェンコとのタイ記録)で3階級制覇を達成した田中恒成!!

WBO世界ミニマム級、WBO世界ライトフライ級、WBO世界フライ級王座を獲得しており、現在はスーパーフライ級で世界王座獲得を狙っています。

2020年12月31日にWBO世界スーパーフライ級王者、井岡一翔に挑戦し世界最速4階級制覇を狙いましたが、あえなく8RTKOで敗北を喫してしました。

しかし試合内容としては日本人同士としてはとてつもなくハイレベルな内容でしたので、2020年の日本年間最高試合に選ばれるほどでした。

現在はファイトスタイルを見直し、さらには2023年5月21日にアメリカ国内王者をTKOで下しました‼︎

そして遂に、2024年2月24日にWBO世界スーパーフライ級王座決定戦が行われました!!

見事3-0の判定勝利を収めて史上最速の4階級制覇を達成しました!!

ひとまずは防衛戦を積み重ねていくようで、2024年7月20日に初防衛戦が予定されています。

が、なんと相手選手の体重超過と体調不良によりこの試合は中止になってしまいました…

ファンとしても残念ですが、本人が一番悔しいでしょうね…

【ボクシング】世界スーパーフライ級ランキング一覧:まとめ

以上、ボクシング世界スーパーフライ級ランキング一覧と気になるボクサーの簡単な解説でした!!

スーパーフライ級は日本人も世界ランキングに入ることが多いのでなかなか注目の階級ですね!!

よくランキングの変動があるので、ちょくちょく更新していきますね。

ちなみに上の階級であるバンタム級下の階級であるフライ級などの階級についてもまとめていますので興味のある方はそちらもご覧になってみてください。

それでは!!

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