こんにちは、この記事ではボクシング世界ヘビー級のランキングをまとめました!!
ヘビー級といえばモハメド・アリやジョージ・フォアマン、ジョー・フレージャー、マイク・タイソン、ウラジミール・クリチコなど伝説のボクサーが活躍した階級です。
そんなヘビー級(90.719kg~)について、世界ランキングの上位にランクインしている選手をまとめました!!
WBA、WBC、WBO、IBF、リングマガジンにランクインされているボクサーをまとめましたので、是非チェックしてみてください!!
- 選手の名前は英語名をGoogle翻訳しているため、おかしい場合もありますがご了承ください
- 表示の順番は独自の基準で記載しています
(チャンピオンである、複数団体にランクインしている、などが上位に来る理由です) - スーパー王座、暫定王座、休養王座は「スーパー」、「暫定」など省略します
- Top10以上にランクインしている選手のみ記載しています
【ボクシング】世界ヘビー級ランキング一覧
- WBA:2024/10/31 更新
- WBC:2024/10/14 更新
- IBF:2024/11/8 更新
- WBO:2024/10/15 更新
- RING:2024/10/26 更新
名前 | WBA | WBC | IBF | WBO | RING |
---|---|---|---|---|---|
オレクサンドル・ウシク | スーパー | 王者 | - | スーパー | 王者 PFP 1 |
ダニエル・デュボア | - | - | 王者 | - | 2 |
ジョセフ・パーカー | - | - | - | 暫定 | 3 |
マフムード・チャール | 王者 | - | - | - | - |
タイソン・フューリー | 2 | 1 | - | 1 | 1 |
マーティン・バコール | 1 | 3 | 4 | 3 | 6 |
アジット・カバエル | 5 | 2 | 3 | 4 | 5 |
張志磊 | - | 4 | 5 | 2 | 4 |
アンソニー・ジョシュア | - | 6 | 8 | 8 | 7 |
ファビオ・ワードリー | 6 | 7 | - | 7 | 9 |
エフェ・アジャクバ | - | 8 | 7 | 10 | 10 |
マイケル・ハンター | 3 | - | - | - | - |
フィリップ・フルゴビッチ | - | - | 9 | 9 | 8 |
レニーア・ペロ | 4 | - | - | - | - |
フランク・サンチェス | - | 10 | 6 | - | - |
ジャスティス・フニ | - | - | - | 5 | - |
ローレンス・オコリー | - | 5 | - | - | - |
モーゼス・イタウマ | 10 | - | - | 6 | - |
クブラット・プレフ | 7 | - | - | - | - |
マイク・ペレス | 8 | - | - | - | - |
バホディル・ジャロロフ | - | 9 | - | - | - |
ムラト・ガシエフ | 9 | - | - | - | - |
デレック・チゾラ | - | - | 10 | - | - |
【ボクシング】世界ヘビー級ランキング:気になる選手を解説
一覧だけだと面白くないので、個人的に気になっている選手をピックアップして解説していきます。
タイソン・フューリー
- 戦績:36戦34勝24KO1分1敗
- 身長:206cm
- リーチ:216cm
- 出身:イギリス
- 構え:オーソドックス
- 年齢:36歳
通称”ジプシー・キング”のニックネームで知られるタイソン・フューリー。
現在WBC世界ヘビー級チャンピオンである彼は、当時の世界3団体統一王者であったウラジミール・クリチコを破っていきなり世界ヘビー級3団体統一王者に輝きます。
しかし3つのベルトを獲得するもメンタル面が不安定なフューリーは2年以上のブランクを開けてしまいます。
獲得したベルトは剥奪されたり、何度も引退を発表してはそれを取り消したりを破天荒な性格のようです。
その後2018年6月に約2年半ぶりとなる復帰戦を勝利してから同年12月にあのデオンテイ・ワイルダーとの世紀の対決が開催されました。
この試合は引き分けに終わりましたが、世間的にはフューリーの勝ちだという声が多かったこともあって再戦が望まれました。
そしてその約1年後、2020年2月に2度目のワイルダーの対決が開催されました。
この試合をKOで勝利し、約5年ぶりに世界チャンピオンの座に輝きました。
その後当時の3団体統一王者アンソニー・ジョシュアとの試合が予定されていましたが、諦めきれないワイルダーが再戦条項を行使して2021年10月に3度目の対決が開催されました。
この試合はワイルダーが意地を見せフューリーから2回のダウンをとりましたが、最後はやはり技術に勝るフューリーがKOで勝利しこのトリロジーは終りを迎えました。
そして2023年10月28日に何故かMMAファイターのフランシス・ガヌーとの対戦が行われました。
この試合はガヌーがフューリーからダウンを奪うなどの大健闘を見せましたが、2-1でフューリーが勝利しました。
ガヌーのポテンシャルがすごかったですね…
そしてついに、2024年5月18日、ウシクとの4団体統一戦が行われました!!
この試合ではフューリーがかなり仕上げてきましたが、9Rにダウンを奪われ、1-2の僅差で初黒星を喫してしまいました。
試合直後から再戦条項を行使すると言っていた通り、2024年12月21日に再戦が予定されています。
フューリーがより仕上げてきたら次の試合結果は変わる可能性もあり得ますね…
デオンテイ・ワイルダー
- 戦績:48戦43勝42KO4敗1分
- 身長:201cm
- リーチ:211cm
- 出身:アメリカ
- 構え:オーソドックス
- 年齢:39歳
元WBC世界ヘビー級王者のデオンテイ・ワイルダー。
戦績を見るとわかると思いますが、勝った試合のほとんどがKOで勝利しており、とんでもないパワーファイターであることがわかります。
彼はタイソン・フューリーとやるまで無敗のままでしたが、フューリーとの2度目の試合で初の敗北を喫してしまいます。
リベンジとなる3度目の試合では2度のダウンを奪うなど善戦しましたが、KOでの2連敗を喫しました。
年齢のことを考えると引退も考えられましたが、2022年10月に行われた復帰戦で衝撃の1RKOでの勝利を飾り、まだまだ世界タイトルへの道を諦めていないように思います。
外見や試合の内容から荒々しい人に思われますが、友人でもある対戦相手がなかなか起き上がってこないことを心配したり、試合後の会見で相手が無事であることを涙を流しながら喜んだりと実はとても人間味のあふれるボクサーです。
年齢を考えると残り少ないキャリアかもしれませんが、是非王座に返り咲いてほしいと思います。
2023年12月23日にはサウジアラビアで開催されるヘビー級祭り(勝手にそう呼びました)でジョセフ・パーカーとの試合が行われました。
結果はまさかの0-3で判定負けに…
これではアンソニー・ジョシュアとの試合はほぼ絶望的になってしまいましたね…
本人はまだ現役続行の意思があるようですが、そろそろ厳しいように思えます。
そんなワイルダー、2024年6月1日に行われるベテルビエフVSビボルのアンダーカードで元WBO世界ヘビー級暫定王者であるジレイ・チャンと生き残りをかけたサバイバルマッチが行われました。
この試合はワイルダーの5RKO負けとなり、完全にトップ戦線からは脱落してしまった印象ですね…
アンソニー・ジョシュア
- 戦績:32戦28勝25KO4敗
- 身長:198cm
- リーチ:208cm
- 出身:イギリス
- 構え:オーソドックス
- 年齢:35歳
元世界3団体統一王者であるアンソニー・ジョシュア。
彼は2016年にIBFの世界王座を獲得すると、当時ヘビー級最強の一角であったウラジミール・クリチコを11RTKOで倒して2団体統一王者となり評価を上げました。
その後2018年にジョセフ・パーカーとの3団体統一戦でも勝利して当時のWBC王者であったデオンテイ・ワイルダーとの4団体統一戦もささやかれるなど、順風満帆のキャリアを迎えていましたが、2019年の6月に行われたアンディ・ルイスJrとの防衛戦でまさかの7RTKO負けを喫してしまいました。
ここで終わったと思われましたが、2019年12月にルイスとの再戦で3-0の判定勝ちを収め、無事3団体統一王者に返り咲きました。
ここでようやく4団体統一戦に進むかと思われましたが、2021年9月に行われた元クルーザー級4団体統一王者であるオレクサンドル・ウシクとの試合ではまたもアップセットを起こされ0-3の判定負けを喫してしまいました。
またもリベンジとして2022年8月にウシクに挑戦しましたが、前回よりも善戦するもののウシクのテクニックとスピードに対応しきれず1-2の判定負けを喫し、2連敗となりました。
この試合の直後、リング上で相手のベルトを場外に落としたり、帰ったと思ったらリングに戻ってきて司会からマイクを奪っていろいろとウシクに文句?を言ったりと当時は彼の行動がかなり批判されていました。
あまり良いことではないとは思いましたが、それだけこの試合にかける思いも大きかったのでしょうね…
まだまだ引退するには惜しい選手だと思うので、3度目のウシクとの試合も見てみたいですね。
そして2023年12月23日にサウジアラビアで行われるヘビー級祭り(勝手にそう呼びました)にオットー・ワーリンとの試合が行われました。
この試合はジョシュアの5RTKO勝利となり、世界戦線への復帰を果たしました。
しかし、ワイルダーはまさかの敗北を喫してしまったため、ドリームマッチの実現はかなり可能性が下がってしまいました…
ところが、2024年3月8日になんとフランシス・ガヌーとの試合が行われました!!
タイソン・フューリーにダウンを奪う大健闘を見せたガヌーでしたが、ジョシュアが本気でしたね。
2RでジョシュアのTKO勝利となりました!!
そして2024年9月21日に同郷のIBF世界ヘビー級チャンピオンであるダニエル・デュボアとの試合が行われました‼︎
ジョシュア有利と言われていた中、なんと1Rと3R、4Rにダウンを奪われ、まさかの5RKO負けとなってしまいました…
現役は続けるそうですが、一つの時代が終わってしまったような気もしてしまいましたね…
オレクサンドル・ウシク
- 戦績:22戦22勝14KO無敗
- 身長:191cm
- リーチ:198cm
- 出身:ウクライナ
- 構え:サウスポー
- 年齢:37歳
元クルーザー級4団体統一王者、WBSS優勝者、そして現ヘビー級3団体統一王者であるオレクサンドル・ウシク。
彼は2012年のロンドンオリンピックで金メダルを獲得すると、2013年のプロデビュー戦はKOで勝利を飾ります。
そして2016年にWBO世界クルーザー級王座を獲得すると2017年にはあのWBSSに出場します。
そのWBSSで残りのタイトルWBC、WBA、IBFのすべてのタイトルを獲得し、史上4人目の4団体統一王者に輝きました。
これだけでも素晴らしい実績ですが、ウシクはさらに挑戦します。
ヘビー級に転向してわずか3戦目にして当時の3団体統一王者であるアンソニー・ジョシュアに挑戦しました。
直前の試合でデレック・チゾラに苦戦を強いられ、より強者と言われていたジョシュアには勝てないと思われていました。
しかし、戦前の予想を覆してウシクが3-0で判定勝利をおさめ、ヘビー級3団体統一王者に輝きました。
その後2022年8月にはジョシュアとの再戦で2-1で勝利し、ヘビー級での地位を確立しましたね。
2023年8月26日にダニエル・デュボアとの試合が行われ、見事9RKO勝利となりました!!
無事勝利したのですが、5Rにウシクがローブローを受けてしまいます。
このローブローが正当な攻撃では?と議論が起こっているみたいですね。
個人的にはベルトライン下だったので、ローブローだと思いますが…
ひとまず、この後はフューリーとの4団体統一戦が行われるそうなので、正式に発表されるのを待つばかりですね!!
そしてようやく、2024年5月18日にフューリーとの4団体統一戦が行われました!!
フューリーがかなり仕上げていたため、攻めあぐねるシーンもありましたが、なんと9Rにダウンを奪い、2-1の僅差で勝利を収めました!!
これで史上3人目の2階級に渡る4団体統一王者となり、史上初のヘビー級4団体統一王者になりました!!
この試合についても、フューリーは再戦条項を行使し、2024年12月21日に再戦が予定されています。
【ボクシング】世界ヘビー級ランキング一覧:まとめ
以上、ボクシング世界ヘビー級ランキング一覧と気になるボクサーの簡単な解説でした!!
最近のヘビー級は世界的人気階級に戻りつつあるので今後も注目ですね!!
よくランキングの変動があるので、ちょくちょく更新していきますね。
ちなみに下の階級であるミドル級、スーパーミドル級についてもまとめていますので興味のある方はそちらもご覧になってみてください。
それでは!!