こんにちは、この記事ではボクシング世界ウェルター級のランキングをまとめました!!
ウェルター級というとかつては、マニー・パッキャオやフロイド・メイウェザーJr、ザブ・ジュダー、ミゲール・コット、アントニオ・マルガリート、シェーン・モズリー、オスカー・デ・ラ・ホーヤ、フェリックス・トリニダードといったPFP常連選手達が戦っていた激戦区中の激戦区です。
そんなウェルター級(63.503~66.678kg)について、世界ランキングの上位にランクインしている選手をまとめました!!
WBA、WBC、WBO、IBF、リングマガジンにランクインされているボクサーをまとめましたので、是非チェックしてみてください!!
- 選手の名前は英語名をGoogle翻訳しているため、おかしい場合もありますがご了承ください
- 表示の順番は独自の基準で記載しています
(チャンピオンである、複数団体にランクインしている、などが上位に来る理由です) - スーパー王座、暫定王座、休養王座は「スーパー」、「暫定」など省略します
- Top10以上にランクインしている選手のみ記載しています
【ボクシング】世界ウェルター級ランキング一覧
- WBA:2025/10/31 更新
- WBC:2025/10/20 更新
- IBF:2025/11/3 更新
- WBO:2025/11/15 更新
- RING:2025/11/24 更新
| 名前 | WBA | WBC | IBF | WBO | RING |
|---|---|---|---|---|---|
| デビン・ヘイニー | - | - | - | 王者 | 1 |
| マリオ・バリオス | - | 王者 | - | - | 10 |
| ロランド・ロメロ | 王者 | - | - | - | - |
| レウィス・クロッカー | - | - | 王者 | - | - |
| ラウル・キュリエル | 3 | 3 | 6 | - | 8 |
| エイマンタス・スタニオニス | 2 | 8 | - | - | 3 |
| ジャック・カテロール | 7 | 7 | - | 2 | 9 |
| マニー・パッキャオ | - | 1 | - | 4 | - |
| シャクラム・ギアソフ | 1 | - | - | 10 | 6 |
| ライアム・パロ | - | 10 | 2 | 5 | - |
| ロアン・ポランコ | - | 9 | 9 | 7 | 5 |
| カレン・チュカジニアン | - | - | 5 | 3 | - |
| コナー・ベン | 6 | 4 | - | - | - |
| アレクシス・ロチャ | - | - | 7 | 9 | 7 |
| ブライアン・ノーマンJr | - | - | - | - | 2 |
| スレイマン・シソッコ | - | 2 | - | - | - |
| デビッド・パポット | - | - | 8 | 6 | - |
| パディ・ドノバン | - | - | 3 | - | - |
| ジョバンニ・サンティラン | - | - | - | - | 4 |
| リカルド・サラス・ロドリゲス | - | - | 4 | - | - |
| パット・マコーマック | 4 | - | - | - | - |
| ライアン・ガルシア | 5 | - | - | - | - |
| エギディユス・カヴァリウスカス | - | 5 | - | - | - |
| トゥラニ・ムベンゲ | - | 6 | - | - | - |
| ガブリエル・マエストル | 8 | - | - | - | - |
| デランテ・ジョンソン | - | - | - | 8 | - |
| エコー・エッスマン | 9 | - | - | - | - |
| ジュリアン・ロドリゲス | 10 | - | - | - | - |
| ニクラウス・フラズ | - | - | 10 | - | - |
【ボクシング】世界ウェルター級ランキング:気になる選手を解説
一覧だけだと面白くないので、個人的に気になっている選手をピックアップして解説していきます。
デビン・ヘイニー
- 戦績:33戦33勝15KO無敗
- 身長:173cm
- リーチ:180cm
- 出身:アメリカ
- 構え:オーソドックス
- 年齢:27歳

元WBA・WBC・IBF・WBO世界ライト級4団体統一王者であり、元WBC世界スーパーライト級王者、そして現WBO世界ウェルター級チャンピオンであるデビン・ヘイニー。
ボクシングスタイルはヒットアンドアウェイを中心にポイントアウトを狙っていく戦い方をするので、どちらかというと眠気を誘うファイターですね(笑)
とはいえ、強さに関しては4団体統一王者にふさわしいと思います。
2022年6月5日に当時の3団体統一王者だったジョージ・カンボソスJrに対戦し、判定勝利を収めてライト級史上初の4団体統一王者に輝きました。
その後2022年10月16日にはカンボソスとの再戦が行われ、こちらも判定で勝利を収めています。
そして、2023年5月20日にはついにロマチェンコとの試合が行われました!!

個人的にはロマチェンコに勝って4団体統一王者になって欲しかったですが、結果はヘイニーの3-0の判定勝ちとなりましたね。
ロマチェンコとの再戦があるかと思われていましたが、2023年12月9日に一つ上の階級であるスーパーライト級でレジス・プログレイスが持つWBCタイトルに挑戦しました。
結果はなんと3Rにダウンを奪った上での3-0でフルマークの判定勝利を収め、2階級制覇に成功しました!!
さらに、2024年4月20日にライアン・ガルシアとの防衛戦が行われました!!
なんとガルシアが1.6kgもの体重超過をしてしまうという、試合前から波乱を巻き起こす事態に…
さらに試合では3度のダウンを奪われまさかの0-2で判定負けを喫してしまいました。
ガルシアは体重超過していたので勝利しても王座は獲得ならず、こんな形で陥落してしまうとは…
と思っていましたが、WBC会長の恩赦で王座はそのまま保持されるそうです。
しかもガルシアのドーピングも発覚し、この試合は無効試合になりました。
内容が良かっただけにいろいろと残念ですね…
そんなヘイニー、2025年5月3日のライアン・ガルシアVSロランド・ロメロのアンダーカードで久しぶりの試合が組まれることになりました。
とりあえず復帰戦は勝利しましたが、相変わらずの塩試合でしたね…
さらに2025年11月22日にリヤドシーズンの興行であのブライアン・ノーマンJrとの試合が行われました!!
個人的にはノーマンがウェルター級チャンピオンの強さを見せつけて欲しかったのですが…
結果は2Rにダウンを奪うなど終始有利に進め、3-0でヘイニーが判定勝利を収め、3階級制覇を達成しました!!
憎たらしいですがしっかりボクシングスキルで上回っていましたね。
ブライアン・ノーマンJr
- 戦績:29戦28勝22KO1敗
- 身長:173cm
- リーチ:183cm
- 出身:アメリカ
- 構え:オーソドックス
- 年齢:25歳

元WBO世界ウェルター級世界チャンピオンである、ブライアン・ノーマンJr。
彼はなんとわずか23歳という若さでウェルター級という魔境で世界チャンピオンになった選手です。
最初のタイトルマッチは2024年5月18日に行われたジョバンニ・サンティリャンとの暫定王座決定戦でした。
当時32戦無敗のキャリアを誇るサンティリャンが勝利するかと思っていたのですが、ノーマンがほぼ終始圧倒していましたね。
10Rに2度のダウンを奪ってのTKO勝利を収め、23歳にしてWBO世界ウェルター級暫定王座を獲得しました。
その後、当時正規チャンピオンであったクロフォードがベルトを返上し、ノーマンが正規チャンピオンに繰り上がりました。
2025年3月29日に初防衛戦を難なくクリアし、2025年6月19日になんと日本の大田区総合体育館で佐々木尽選手との2度目の防衛戦が行われました!!
一発の威力を秘めている佐々木選手ならワンチャンスあると思われていた試合でしたが…
結果はノーマンの5RTKO勝利となり、2度目の防衛に成功しました。
スキルの差がとんでもなく大きかったですね…
しかし試合中に限らず、試合の前後でもずっと紳士的な態度を貫いていたノーマンを見てファンになった人も多かったでしょう。
そして2025年11月22日にデビン・ヘイニーとの防衛戦が行われました。
戦前は50:50と言われており、個人的にもノーマンを応援していたのですが…
なんとまさかの2Rにダウンを奪われ、終始ペースを握られてしまい0-3の判定負けで王座陥落となってしまいました…
パワーは通用していたと思いますが、スキルとスピードで上回られてしまいましたね…
今後の復活に期待です。
ちなみに、こちらの動画でノーマンのことが語られているのですが、なんとわずか15歳の頃からクロフォードやタンク・デービスらとスパーリングをしていたとのことです。
そりゃスキルに差があるのも当然ですね…
マリオ・バリオス
- 戦績:33戦29勝18KO2敗2分
- 身長:183cm
- リーチ:180cm
- 出身:アメリカ
- 構え:オーソドックス
- 年齢:30歳

現WBC世界ウェルター級暫定王者であり、元WBA世界スーパーライト級チャンピオンであるマリオ・バリオス。
彼が最初に有名になったのは2021年6月26日に行われたあのガーボンタ・デービスとの試合からでしょう。
バリオスはすでにWBA世界スーパーライト級チャンピオンとして君臨しており、デービスの挑戦を受ける形となりました。
デービスにとって3階級制覇を狙ったこの試合、結果はデービスの11RTKO勝利となりました。
実はデービス陣営から当日のリカバリー体重について制約を課せられていたとかいう話もあったらしいです
ライアン・ガルシアとの試合でもそうだったらしいです
さらに2022年2月5日に元WBA世界ウェルター級スーパー王者のキース・サーマンとも試合が行われました。
アグレッシブさではバリオスの方が上でしたが、的確なヒットを当てていたのはサーマンの方が多い印象でした。
結果は0-3でバリオスが判定負けを喫してしまいました。
このまま落ちていくのかと思っていましたが、2023年9月30日に復帰戦第二戦目となるWBC世界ウェルター級暫定王座決定戦で、元WBA世界ウェルター級スーパー王者であるヨルデニス・ウガスとの一戦が行われました。
この試合もウガスの方が有利と思われていましたが、強敵との連戦でより強くなっていたのはバリオスの方でしたね。
バリオスが2Rと12Rにダウンを奪い3-0の判定勝利を収め、見事暫定王者に輝きました。
そして、2025年7月20日になんと4年ぶりに復帰するマニー・パッキャオとの試合が決定しました!!
戦前はパッキャオの年齢のこともあるので、バリオスの圧勝かと思っていたのですが…
さすがパックマン、レジェンドの中のレジェンドは違いましたね。
1-0のドロー判定にまでもつれ込みました。
バリオスの出来がどうというより、あそこまでのコンディションに持っていったパッキャオにあっぱれでしたね。
佐々木尽
- 戦績:22戦18勝17KO2敗1分
- 身長:174cm
- リーチ:176cm
- 出身:日本
- 構え:オーソドックス
- 年齢:24歳

現WBOアジアパシフィックウェルター級王者の佐々木尽。
戦績を見るとわかりますがとてつもないハードパンチャーです。
しかもKOで勝利した試合はすべて5R以内と前半にめちゃくちゃ強いことがわかりますね。
1度の敗北はスーパーライト級時代に平岡アンディ選手との一戦のみです。
ちなみにこの時は1.8kgもの体重超過をしてしまい、それなりにバッシングを受けてしまいましたが、この試合の1ヶ月前くらいにコロナにかかってしまったようで…
もちろん体重超過はダメなことですが、いろいろな背景を考えるとちょっと可愛そうだったなぁとは思いましたね。
そんな絶不調のタイミングで初めての敗北を喫したあと、3勝1ドローを挟んで2023年4月8日に小原佳太選手とのWBOアジアパシフィック防衛戦が行われました。
国内ウェルター級最強決定戦とも言われていましたが、佐々木選手が圧倒的なパフォーマンスを発揮して3RでのTKO勝利を飾りました。
ウェルター級ではまだ日本人の世界チャンピオンは誕生していないので、今後の活躍が楽しみですね!!
2023年7月の試合で怪我が悪化していたため、しばらく試合間隔が空いてましたが、2024年5月16日にジョー・ノイナイとの試合が行われ、見事4RTKO勝利を収めました!!
さらに2024年9月3日にWBOアジアパシフィックの4度目の防衛戦が行われました!!
結果は7RTKO勝利となりました。
中弛みするところもありましたが、やはりさすがでしたね。
そして遂に!!
2025年6月19日に、WBO世界ウェルター級王者であるブライアン・ノーマンJrとの試合が行われました‼︎
結果は5RTKO負けを喫してしまいましたが、佐々木選手の熱い気持ちが伝わってきましたね。
ノーマンの紳士的な態度も素晴らしかったです。
佐々木選手はまだまだ若いので、反省点を活かしてまた世界を目指して欲しいですね。
【ボクシング】世界ウェルター級ランキング一覧:まとめ
以上、ボクシング世界ウェルター級ランキング一覧と気になるボクサーの簡単な解説でした!!
ウェルター級は世界的人気階級であり、PFPに名を連ねる選手も多いので今後も注目ですね!!
よくランキングの変動があるので、ちょくちょく更新していきますね。
ちなみに下の階級であるスーパーライト級やさらに重いミドル級の階級についてもまとめていますので興味のある方はそちらもご覧になってみてください。
それでは!!



















