こんにちは、この記事ではボクシング世界ウェルター級のランキングをまとめました!!
ウェルター級というとかつては、マニー・パッキャオやフロイド・メイウェザーJr、ザブ・ジュダー、ミゲール・コット、アントニオ・マルガリート、シェーン・モズリー、オスカー・デ・ラ・ホーヤ、フェリックス・トリニダードといったPFP常連選手達が戦っていた激戦区中の激戦区です。
そんなウェルター級(63.503~66.678kg)について、世界ランキングの上位にランクインしている選手をまとめました!!
WBA、WBC、WBO、IBF、リングマガジンにランクインされているボクサーをまとめましたので、是非チェックしてみてください!!
- 選手の名前は英語名をGoogle翻訳しているため、おかしい場合もありますがご了承ください
- 表示の順番は独自の基準で記載しています
(チャンピオンである、複数団体にランクインしている、などが上位に来る理由です) - スーパー王座、暫定王座、休養王座は「スーパー」、「暫定」など省略します
- Top10以上にランクインしている選手のみ記載しています
【ボクシング】世界ウェルター級ランキング一覧
- WBA:2025/6/30 更新
- WBC:2025/6/5 更新
- IBF:2025/6/16 更新
- WBO:2025/6/15 更新
- RING:2025/6/21 更新
名前 | WBA | WBC | IBF | WBO | RING |
---|---|---|---|---|---|
ジャロン・エニス | スーパー | - | 王者 | - | 王者 |
ブライアン・ノーマンJr | - | - | - | 王者 | 1 |
マリオ・バリオス | - | 王者 | - | - | 3 |
ロランド・ロメロ | 王者 | - | - | - | - |
アレクシス・ロチャ | - | 9 | 4 | 1 | 7 |
エイマンタス・スタニオニス | 2 | 7 | - | - | 2 |
レウィス・クロッカー | 6 | - | 1 | 6 | - |
ラウル・キュリエル | 3 | 4 | 9 | - | 8 |
シャクラム・ギアソフ | 1 | - | - | 9 | 5 |
コナー・ベン | 5 | 3 | - | - | - |
カレン・チュカジニアン | - | - | 6 | 4 | 10 |
デビン・ヘイニー | - | 1 | - | - | - |
デビッド・パポット | - | - | 7 | 5 | - |
エコー・エッスマン | - | - | - | 3 | 9 |
佐々木尽 | - | - | - | 2 | - |
スレイマン・シソッコ | - | 2 | - | - | - |
パディ・ドノバン | 10 | - | 3 | - | - |
ロアン・ポランコ | - | - | - | 7 | 6 |
ライアン・ガルシア | 4 | - | - | - | - |
ジョバンニ・サンティラン | - | - | - | - | 4 |
ニクラウス・フラズ | 8 | - | 8 | 10 | - |
エギディユス・カヴァリウスカス | - | 5 | - | - | - |
リカルド・サラス・ロドリゲス | - | - | 5 | - | - |
トゥラニ・ムベンゲ | - | 6 | - | - | - |
ガブリエル・マエストル | 7 | - | - | - | - |
ラシディ・エリス | - | - | - | 8 | - |
アベル・ラモス | - | 8 | - | - | - |
パット・マコーマック | 9 | - | - | - | - |
サミュエル・モリーナ | - | 10 | - | - | - |
ヴィタリー・ペトリャコフ | - | - | 10 | - | - |
【ボクシング】世界ウェルター級ランキング:気になる選手を解説
一覧だけだと面白くないので、個人的に気になっている選手をピックアップして解説していきます。
ブライアン・ノーマンJr
- 戦績:28戦28勝22KO無敗
- 身長:173cm
- リーチ:183cm
- 出身:アメリカ
- 構え:オーソドックス
- 年齢:24歳
現WBO世界ウェルター級世界チャンピオンである、ブライアン・ノーマンJr。
彼はなんとわずか23歳という若さでウェルター級という魔境で世界チャンピオンになった選手です。
最初のタイトルマッチは2024年5月18日に行われたジョバンニ・サンティリャンとの暫定王座決定戦でした。
当時32戦無敗のキャリアを誇るサンティリャンが勝利するかと思っていたのですが、ノーマンがほぼ終始圧倒していましたね。
10Rに2度のダウンを奪ってのTKO勝利を収め、23歳にしてWBO世界ウェルター級暫定王座を獲得しました。
その後、当時正規チャンピオンであったクロフォードがベルトを返上し、ノーマンが正規チャンピオンに繰り上がりました。
2025年3月29日に初防衛戦を難なくクリアし、2025年6月19日になんと日本の大田区総合体育館で佐々木尽選手との2度目の防衛戦が行われました!!
一発の威力を秘めている佐々木選手ならワンチャンスあると思われていた試合でしたが…
結果はノーマンの5RTKO勝利となり、2度目の防衛に成功しました。
スキルの差がとんでもなく大きかったですね…
しかし試合中に限らず、試合の前後でもずっと紳士的な態度を貫いていたノーマンを見てファンになった人も多かったでしょう。
個人的にこれからも応援していきたい選手です。
ちなみに、こちらの動画でノーマンのことが語られているのですが、なんとわずか15歳の頃からクロフォードやタンク・デービスらとスパーリングをしていたとのことです。
そりゃスキルに差があるのも当然ですね…
しばらくはウェルター級で防衛戦や統一戦を進めていくと思いますが、最近はスーパーウェルター級が盛り上がっているので、熱が冷めないうちに階級を上げて強豪達との試合が見てみたいですね。
ジャロン・エニス
- 戦績:34戦34勝30KO無敗
- 身長:178cm
- リーチ:188cm
- 出身:アメリカ
- 構え:スイッチヒッター
- 年齢:28歳
次のスターとして期待されているジャロン・エニス、現IBF世界ウェルター級王者です。
戦績を見るとわかりますが、とんでもないKO率を誇ります。
しかもクロフォードと同じくスイッチヒッターでもあります。
クロフォードがIBFのベルトを手放したので、暫定王者から正規王者に繰り上がりました。
そして初防衛戦として2024年7月13日にトップランカーのデビッド・アヴァネシアンとの試合が行われました。
結果は5Rが終了したインターバルで相手が棄権したため、TKO勝利となりました!!
2024年11月9日に行われたチュカジニアンとの防衛戦は3-0の判定勝利を収めましたが、流石にウェルターのウェイトを作るのがキツくなっているようです。
そして2025年4月12日に行われた、エイマンタス・スタニオニスとのIBF・WBA2団体統一戦では見事6R終了時にスタニオニス陣営の棄権によりTKO勝利を飾りました!!
もはやウェルター級には敵無しですね。
そんなエニス、ついにスーパーウェルター級への転級を発表しました。
スーパーウェルター級は今かなり盛り上がっているので、エニスが掻き回して行くのか要注目ですね。
ちなみにあの井上尚弥選手と試合が予定されているスティーブン・フルトンは同じジムに所属しています。
マリオ・バリオス
- 戦績:32戦29勝18KO2敗1分
- 身長:183cm
- リーチ:180cm
- 出身:アメリカ
- 構え:オーソドックス
- 年齢:30歳
現WBC世界ウェルター級暫定王者であり、元WBA世界スーパーライト級チャンピオンであるマリオ・バリオス。
彼が最初に有名になったのは2021年6月26日に行われたあのガーボンタ・デービスとの試合からでしょう。
バリオスはすでにWBA世界スーパーライト級チャンピオンとして君臨しており、デービスの挑戦を受ける形となりました。
デービスにとって3階級制覇を狙ったこの試合、結果はデービスの11RTKO勝利となりました。
実はデービス陣営から当日のリカバリー体重について制約を課せられていたとかいう話もあったらしいです
ライアン・ガルシアとの試合でもそうだったらしいです
さらに2022年2月5日に元WBA世界ウェルター級スーパー王者のキース・サーマンとも試合が行われました。
アグレッシブさではバリオスの方が上でしたが、的確なヒットを当てていたのはサーマンの方が多い印象でした。
結果は0-3でバリオスが判定負けを喫してしまいました。
このまま落ちていくのかと思っていましたが、2023年9月30日に復帰戦第二戦目となるWBC世界ウェルター級暫定王座決定戦で、元WBA世界ウェルター級スーパー王者であるヨルデニス・ウガスとの一戦が行われました。
この試合もウガスの方が有利と思われていましたが、強敵との連戦でより強くなっていたのはバリオスの方でしたね。
バリオスが2Rと12Rにダウンを奪い3-0の判定勝利を収め、見事暫定王者に輝きました。
2連敗した後に元王者からダウンを奪っての2階級制覇、個人的に苦労人のイメージがあるので今後も応援していきたい選手です。
佐々木尽
- 戦績:22戦18勝17KO2敗1分
- 身長:174cm
- リーチ:176cm
- 出身:日本
- 構え:オーソドックス
- 年齢:23歳
現WBOアジアパシフィックウェルター級王者の佐々木尽。
戦績を見るとわかりますがとてつもないハードパンチャーです。
しかもKOで勝利した試合はすべて5R以内と前半にめちゃくちゃ強いことがわかりますね。
1度の敗北はスーパーライト級時代に平岡アンディ選手との一戦のみです。
ちなみにこの時は1.8kgもの体重超過をしてしまい、それなりにバッシングを受けてしまいましたが、この試合の1ヶ月前くらいにコロナにかかってしまったようで…
もちろん体重超過はダメなことですが、いろいろな背景を考えるとちょっと可愛そうだったなぁとは思いましたね。
そんな絶不調のタイミングで初めての敗北を喫したあと、3勝1ドローを挟んで2023年4月8日に小原佳太選手とのWBOアジアパシフィック防衛戦が行われました。
国内ウェルター級最強決定戦とも言われていましたが、佐々木選手が圧倒的なパフォーマンスを発揮して3RでのTKO勝利を飾りました。
ウェルター級ではまだ日本人の世界チャンピオンは誕生していないので、今後の活躍が楽しみですね!!
2023年7月の試合で怪我が悪化していたため、しばらく試合間隔が空いてましたが、2024年5月16日にジョー・ノイナイとの試合が行われ、見事4RTKO勝利を収めました!!
さらに2024年9月3日にWBOアジアパシフィックの4度目の防衛戦が行われました!!
結果は7RTKO勝利となりました。
中弛みするところもありましたが、やはりさすがでしたね。
そして遂に!!
2025年6月19日に、WBO世界ウェルター級王者であるブライアン・ノーマンJrとの試合が行われました‼︎
結果は5RTKO負けを喫してしまいましたが、佐々木選手の熱い気持ちが伝わってきましたね。
ノーマンの紳士的な態度も素晴らしかったです。
佐々木選手はまだまだ若いので、反省点を活かしてまた世界を目指して欲しいですね。
【ボクシング】世界ウェルター級ランキング一覧:まとめ
以上、ボクシング世界ウェルター級ランキング一覧と気になるボクサーの簡単な解説でした!!
ウェルター級は世界的人気階級であり、PFPに名を連ねる選手も多いので今後も注目ですね!!
よくランキングの変動があるので、ちょくちょく更新していきますね。
ちなみに下の階級であるスーパーライト級やさらに重いミドル級の階級についてもまとめていますので興味のある方はそちらもご覧になってみてください。
それでは!!